監督:ノーラ・エフロン
出演:トム・ハンクス/メグ・ライアン/グレッグ・キニア/パーカー・ポージー
/マイケル・ペイリン/スティーブ・ザーン/デビッド・チャペル/ダブニ
ー・コールマン/他
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【物語】
小さな本屋「街角の店」のオーナーのキャスリーン(ライアン)は、大資本の”フ
ォックス・ブック”が、店の近くに大型のディスカウント・ブックセンターを開店し
たため売上が半減するが、大型店にない品揃えと、本に対する詳しい知識で客を引き
つけ、何とか店を維持しようと努力しとった。
キャスリーンは、コラムニストのフランク(キニア)と同棲しとり、フランクの目
を盗んでは、インターネットで知り合った男性とEメール交換して、日ごろのストレ
スを解消しとった。
フックス・ブック社の経営者一族で、社長の長男で会社幹部のジョー(ハンクス)
は、恋人ケビン(チャペル)と付き合っとるが、最近はEメールで知り合った女性と
のEメール交換が楽しみじゃった。
ハンドル名でメールを出すため、相手が誰かわからん気安さから、心の奥の悩みを
打ち明けあったり、アドバイスをもらったりして親密になる。
実はジョーの相手の女性がキャスリーンで、二人は実生活では商売仇。
互いに顔見知りじゃが、それぞれが相手の商売方法について快く思っとらんかった
んで、パーティーなどで顔を遇わせても、いがみあうほど。
じゃが、メール相手がまさかその気に入らん者同士とは知らん二人は、それぞれ恋
人がおりながらも、お互い顔も知らんメール相手に惹かれるようになる。
やがて、一度実際に会って話をしようとゆ〜ことになり、ジョーが落ち合う場所に
行ってみると、そこにはキャスリーンが目印の花をテーブルに置いて待っとり、自分
のメール相手がキャスリーンじゃったのを知ったジョーは、自分は名乗らずに帰る。
約束をスッポカされたキャスリーンは、それでも相手に何か不慮の事故が起こって
来れんかったんじゃろ〜と、安否を心配するメールを送る。
メール相手がキャスリーンじゃと知ったジョーは、キャスリーンからのメールを無
視しようとするが・・・
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《独断感想・エトセト欄》
ラブ・ストーリーで面白い。
ノーラ・エフロン監督は女流監督らしく、全体をほのぼのとまとめとり、暖かな気
持ちにさせてくれる。
秋→冬→春と、季節の変化と同調して、人の心が移り変わって行く構成なのも面白
く、最後まで一気に観せてくれる。
悪人が一人も出て来んのも、後味の良さにつながっとるね〜?
Eメールでのやりとりから、やがてメール相手に恋愛感情を持つようになる映画は
「(ハル)」(1996年/日/東宝/監督:森田芳光/出演:深津絵里/他)などが有
るが、あれはパソコン通信の時代の話じゃが、メールで徐々に親密になり、メール交
換しとる相手に会いたくなるところなんかは、インターネットのメール交換でも、ま
ぁ同じようなもんか?
顔も見たことも無い相手に、恋愛感情を持つようになるのが不思議に思う人がおる
かもしれんが、それは、メール交換が文字だけのやりとりからくる、イメージの世界
じゃけ〜じゃ。
相手に対して、自分の好感的イメージのみを持つようになるんで、理想像を思い描
いてしまうんで、頭の中では、相手は、そりゃ〜も〜素敵な異性に見えてくる。
メール交換をしたことが有る人なら、この気持ちは判るはずじゃ。
また、一度頭の中で出来上がったイメージは中々変えられず、自分の意志に沿うよ
うにのみ考えるんで、逆に意思に逆らうようなメールが来ると、すぐに頭に来るのは
、実際に会って話をする場合は、ある程度相手に迎合するが、メールの場合は、自分
本位になり、わがままが、つい出てしまい易いけ〜じゃ。
この辺は、皆さんはもうすでに充分ご承知でしょう。
主演のトム・ハンクスのうまさは相変わらずで、やり手青年実業家ながらメール相
手にほのかな恋心を抱く、若者のような気持ちを持った男を、自然体で巧演しとる。
メグ・ライアンは毎度、キュートじゃね〜?
あの美人とは言えんキャラクターなんで、似たような人がその辺にでもすぐおりそ
うな雰囲気が有って、親しみやすいね〜?
秋から冬へ、冬から春へ季節の移り変わりっていく、ニューヨークの色んな場所の
景色がタップリ楽しめるのも嬉しい。
恋人の居る人にも居らん人にも、お薦めです。
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