夜逃げ屋本舗2
    
 1993年  日本  東宝

 (111分)

 Hi−Fiモノラル  ビスタサイズ

 ビデオリリース日:1993年11月12日

 監督:原 隆仁                              
 出演:中村雅俊風間杜夫細川俊之高木美保/益岡徹/中島陽典/余貴美子/
    松居一代/中山忍/柴俊夫/辰巳琢郎/広田玲央名/川崎麻世/本郷功次郎
    /他                                
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【物語】
 人の好い、新珠昭一(風間)の経営する新珠金融は、貸した金のとり立てもまとも
に出来ず、会社は火の車。                          
 新珠金融の元社員で、今は豊富ファイナンスを経営する豊富(細川)は、自己破産
者の不良債権を銀行や金融会社から額面の5%で買い、自己破産者から強引な方法で
取り立てて、利鞘を稼いで大きくなって来た。                 
 豊富は新珠金融の乗っ取りを計り、昭一に新珠金融が豊富ファイナンスからの借金
の連帯保証人にさせる。                           
 結局、新珠金融は倒産し、債権者会議で豊富ファイナンスが新珠金融の再建者代表
になり、再建を口実に新珠金融の土地・建物を我が物にしてしまう。       
 昭一は川に面したボロ家を借り、そこに家族で移り住み、レストランの皿洗いの仕
事を始める。                                
 夜逃げ請負業をしとった源氏雅彦(中村)は、今は自己破産手続きの代行をする代
書屋”ライジングサン”をやっとった。                    
 そこには、ルーズな金銭感覚で借金を重ね、多額な返済に困り、自己破産申告をす
る人が多数やって来る。                           
 昭一は、豊富ファイナンスから保証人として個人的借金の返済を求められるが、皿
洗いの月給じゃ〜、借金の利息も払えず、自己破産手続きをしようと”ライジングサ
ン”を訪れると、そこには、昭一が新珠金融をやっとった時、新珠金融から借金して
踏み倒して逃げた、知った顔の連中が多数おり、彼らはやはり自己破産手続きの為や
って来とり、それを知った昭一は、今自分がこんな苦労しとるのは、皆、自己破産に
より借金を踏み倒して逃げた者のせいじゃと、怒るがどうしようもない。     
 源氏も自分達は、借金地獄で苦しむ人に自己破産手続きをさせて、借金苦から自殺
や犯罪が起こるのを防ぐ手助けをしとったつもりが、新珠金融のよ〜な真面目な金融
会社を倒産をさせ、昭一に多額の借金を背負わせた事実を知り、昭一の自己破産手続
きの手伝いをする。                             
 無事自己破産手続きは完了するが、豊臣は昭一に、金融会社をやっとった人間なら
借金を踏み倒して逃げるな、生命保険金で借金を返済しろと、自殺を迫る・・・  
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《独断感想・エトセト欄》
 カード破産者の増加が問題になっとるが、そんな社会を風刺したコメディで面白い
で〜。                                   
 原隆仁監督は前作「夜逃げ屋本舗」(1991年)で、バブルがはじけた後の借金
苦の人々を救う為の方法として、夜逃げを合法的(?)にする方法を描いとったが、
今回は夜逃げより、自己破産手続きについてを詳しく描いとり、最後まで飽きささず
に一気に観せてくれる。                           
 中村雅俊は、例の瓢々としたキャラクターで、代書屋稼業を演じとるが、今回は脇
役のよ〜な感じじゃね〜?                          
 この映画の主役は、どっちかとゆ〜と風間杜夫のよ〜で、気の弱い金融会社の社長
をうまく演じとる。                             
 また敵役の細川俊之が悪徳金融会社社長を好演しとり、映画が引き締まっとる。 
 コメディなんで、ご都合主義の結末になっとるのはしょうがないけど、押さえる点
はちゃんと押さえて有り、え〜出来じゃ。                   
 しかし、前作の時も思ったが、こ〜ゆ〜のを観ると、借りる方の金銭感覚も、問題
が無いとは言えんの〜、と考えさせられるね〜?                
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