ウルフ
WOLF
    
 1994年  米  コロムビア

 (134分)  内予告8分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1995年2月1日

 監督:マイク・ニコルズ                          
 出演:ジャック・ニコルソンミシェル・ファイファー/ケイト・ネリガン/クリ
    ストファー・プラマー/ジェームズ・スペイダー/他          
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【物語】
 出版社の編集長をしとるウィル・ランダル(ニコルソン)は、夜の雪道で、この付
近には居るはずもない野性の狼を車ではねとばす。               
 死んだものと思い近づくと、狼はウィルの手にかみついて、そのまま森の闇の中に
逃げ去る。                                 
 出版社オーナーのレイモンド(プラマー)の意向で、ウィルにヨーロッパへの左遷
命令が出て、後任の編集長にはウィルが片腕と思っとったスチュアート(スペイダー
)が抜擢され、スチュアートの裏切りを知ったウィルは、怒りが沸き上がるのを止め
られん。                                  
 しかも狼に噛まれてから、何故か身体中に活力がみなぎり、小さな物音や遠くの話
声が聞きとれる不思議な力を授かっとるのに気づく。              
 ウィルは嗅覚も敏感になり、妻シャーロット(ネリガン)の洋服に染みついたスチ
ュアートの臭いに、二人の不倫を知り、スチュアートへの復讐を心に誓う。    
 レイモンドの屋敷のパーティに出席した時、レイモンドの娘ローラ(ファイファー
)と知り合う。                               
 ローラは兄を自殺で亡くし、それ以来、兄の自殺の原因を作った父レイモンドにこ
とごとく反発するようになり、父がウィルを失脚させた事を知ると、何故か逆にウィ
ルに心をひかれるようになる。                        
 ウィルは、徐々に狼男の習性が本来の自分の領域を占める時間が長くなり、やがて
無意識のうちに夜中に街を徘徊し、チンピラの指を噛み切ったりするようになる。 
 ウィルとローラの仲は急接近するが、ウィルは自分の身体の変調に気づき、ローラ
を傷つけないよう、夜は自分を縛りつけて欲しいと頼む。            
 やがて、完全な狼男となる満月の夜がやって来る・・・            
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《独断感想・エトセト欄》
 サスペンス・ホラーで面白い!!                      
 マイク・ニコルズ監督は、主に狼男の心の葛藤を描く作りで、ホラーとしての怖さ
を抑えた構成で、実にうまい!!                       
 ラブ・サスペンスとしてもよく出来とり、グイグイと引っ張って、最後まで飽きさ
ずに一気に観せてくれる。                          
 ホラー映画につきものの、思わずドキッとビビらすようなシーンがあまり無いんで
、怖い物見たさで観る、純粋(?)なホラー・ファンには一寸もの足りんかもしれん
ね〜?                                   
 主演のジャック・ニコルソンは、彼ならではのキャラクター作りに大成功しとる。
 元々が怖い顔つきなんで、狼男のメーキャップも、あまり極端な変貌をさせず、ニ
コルソンの顔を自然な感じに変容させとり、ここらへんはかえってうまい。    
 また、狼に変身する心と戦いながら愛する女を守ろうとし、なおかつ、復讐心もた
ぎらせるとゆ〜、複雑な心理描写を見事に演じきっとるのは、さすがじゃ。    
 共演のミシェル・ファイファーが実にキュートじゃ。             
 この女優は、どの映画を見ても、ほんまに不思議な雰囲気を発散させとるね〜? 
 どっちかとゆ〜と、美女タイプではなく、そんなに無茶苦茶若くもないのに、何故
か可愛いとゆ〜イメージを抱かせてくれる。                  
 父に反発するジャジャ馬娘とゆ〜難しい役作りは、怪演のニコルソンには及ばんけ
ど、実に巧演しとる。                            
 この二人以外は、キャスティングがちと弱いが、もっともそれで二人が際立って光
って見えるんで、この辺は計算づくかもね〜?                 
 狼男物の映画では、人間が狼男に変化する過程をSFXと特殊メークを駆使して、
たまげさせる映像が多いが、この映画では、そんなシーンはあまりない。     
 ストーリーで観せる、大人の映画じゃね〜?                 
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