沈黙の戦艦
UNDER SIEGE
    
 1992年  米  ワーナー・ブラザース

 (109分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1993年11月5日

  監督:アンドリュー・デイビス                       
 出演:スティーブン・セーガルトミー・リー・ジョーンズゲイリー・ビジー/
    エリカ・エレニアック/コルム・ミーニー/ダミアン・チェイン/アンディ
    ・ロマノ/パトリック・オニール/ニック・マンキュリ/他       
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【物語】
 太平洋戦争終結の日本降伏調印を行った戦艦ミズーリも、湾岸戦争で出動した後、
ついに現役引退となり、最後の航海の為、最小人数でホノルルに向かっとった。  
 丁度その航海中に艦長の誕生日を迎え、誕生祝の慰問の為、プレイボーイ誌のプレ
イメイトのジョーダン・テート(エレミアク)とバンドの一向がヘリでミズーリにや
って来る。                                 
 テート以外は、この戦艦の副艦長クリル中佐(ビジー)と共謀してミズーリを乗っ
取り、戦艦に搭載されとる核ミサイルを強奪するつもりのテロ集団じゃった。   
 クリル中佐は、乗組員から嫌われとり、艦長にその言動の異常さを感じとられ、あ
まり信用されとらんかったせいで、出世を諦め、自棄になっとった。       
 テログループのリーダーは元CIAの戦略担当のストラニクス(ジョーンズ)で、
子飼いの軍隊を所持しとり、ハイジャックは得意の分野じゃった。        
 CIAの作戦でストラニクスが入手した、北朝鮮の潜水艦をテログループの物にし
とり、ミズーリから奪ったトマホーク・ミサイルは洋上で潜水艦に移送して逃げるつ
もりじゃ。                                 
 テロ集団により艦長は殺され、乗員は全員拘束され、30人のテログループによる
戦艦ミズーリのハイジャックは成功する。                   
 ライバック(セーガル)は、元特殊部隊の優秀な戦闘員じゃったが、ある作戦の失
敗により降格され、今は戦艦ミズーリの調理室でコックをしとった。       
 日頃からクリル中佐とソリが合わず、艦長の誕生祝の料理を巡り、クリル中佐とモ
メて肉の冷凍庫に軟禁されとり、ハイジャック・グループに拘束されとらんかった。
 艦内の異常な雰囲気を察知したライバックは、たった一人でテログループと対決す
る事になる。                                
 戦艦ミズーリの乗っ取りを知った政府は、国防会議を開きミズーリ奪還の為、コマ
ンド部隊を急行させるが、潜水艦からの砲撃で部隊を乗せたヘリは撃墜され、コマン
ド部隊は全滅し、核ミサイルが盗まれるのを防ぐ為の最後の作戦は、航空機によるミ
ズーリ爆撃、沈没しかなかった。                       
 乗り物酔いで寝とって事件を知らんかったプレイメイトのテートは、ライバックか
ら事情を聞き一緒に行動する事になるが、彼女はライバックの足手まといにしかなら
んかった・・・                               
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《独断感想・エトセト欄》
 テロ・アクションで非常に面白い!!                    
 航海中の戦艦とゆ〜限定された空間内で、多数のテロリスト相手にたった一人で立
ち向かう男、これはもう「ダイ・ハード」(1988年/米/監督:ジョン・マクテ
ィアナン)の世界そのものじゃ。                       
 しかし、この映画の主人公は、元特殊部隊の優秀な隊員とゆ〜設定なんで、ブルー
ス・ウィリスの演じるヨレヨレ刑事とは違い、颯爽と敵を倒して行く。      
 アンドリュー・デイビス監督は、アクション映画が得意な監督で、この映画も迫力
あるアクションシーンと構図で、全編通したスリリングな展開を見事にまとめ上げと
り最後まで一気に観せてくれる。                       
 国防会議の出席者の中で、事件の責任を誰かに転嫁しようと、保身を計る人間が居
るのをチョコチョコ描いて有るが、この辺をも〜ちょっとキッチリと詰めてくれとっ
たら、なお胸がスカッとしたのにね〜?                    
 じゃが、映画全体はテンポも良く、内容も分かり易く、単純明快でえ〜で〜。  
 主演のスティーブン・セーガルは、元CIAエージェントで長く日本に滞在した事
も有り、合気道や剣道などの日本武道に通じとり、今まで彼が主演した映画のアクシ
ョンシーンには合気道的立ち回りが多く見られたが、今回は日本武道的な立ち回りは
一切見られん。                               
 これは舞台が、狭い戦艦内とゆ〜事も有り、また元特殊部隊員とゆ〜設定なんで、
ナイフを多用したゲリラ戦的なアクションが主体になっとる。          
 セーガルのトレード・マークとも言えるポニーテールも、海軍の軍人とゆ〜事でバ
ッサリと切り落としとる事でも、この映画にかける彼の意気込みがよ〜分かる。  
 戦艦ミズーリによく似た形状の、退役戦艦アラバマを細工して、ミズーリに似せて
撮影を行ったとか。                             
 本物の戦艦を使用しての撮影なんで、細部のティテールのひとつずつが本物の迫力
で臨場感にリアリティを与え、映画の面白さを増してくれとる。         
 何も考えずに楽しめる、こんな映画が気分転換にはもって来いじゃね〜、ほんま。
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