釣りバカ日誌10
    
 1998年  日本  松竹

 (116分) コピーガード仕様

 Hi−Fiモノラル  シネスコサイズ

 ビデオリリース日:1999年1月1日

 監督:栗山富夫                                                            
 出演:西田敏行三國連太郎浅田美代子/金子賢/宝生舞/夏八木勲/谷啓/竜
    雷太/小野寺昭/中本賢/細川ふみえ/中村梅雀/加藤武/笹野高史/鶴田
    忍/高木ブー/他                          
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【物語】
 鈴木建設の社長のスーさん(三國)は、最近疲れ気味で怒りっぽくなり、役員会議
中、役員と方針の違いで腹を立て、勢いで辞めると言って辞表を出してしまう。  
 営業3課のグーたら営業マン、ハマちゃんこと浜崎伝助(西田)に、スーさんは辞
めても呑気に暮らせるけ〜うらやましい、と言われ、そんなら働くと言い出し、新聞
の求人欄で見つけた、ビルのメンテナンス会社に採用される。          
 その会社は、技術者派遣会社で、スーさんはこともあろうに、鈴木建設の地下のボ
イラー室に、ボイラー技師として派遣される。                 
 派遣会社のスーさんの同僚の富田松五郎(金子)は、ハマちゃんの釣り弟子で、み
どり(宝生)と同棲中じゃった。                       
 みどりは妊娠するが、ミュージシャンを夢見て結婚なんか考えん松五郎に見切りを
つけ、妊娠を打ち明けた置手紙を残し、北九州市八幡の実家に帰ってしまう。   
 松五郎から相談を受けたハマちゃんは、松五郎にみどりと、ちゃんと結婚するよう
に薦め、松五郎もみどりが自分にとって大事な人じゃと気づき、結婚する気になる。
 ちょうど北九州への出張予定の有るハマちゃんは、松五郎と一緒にみどりの実家に
行く事になるが、そこには小倉男で恐そうな、みどりの父親・岩下耕作(夏八木)が
おり、松五郎は父親から怒鳴られ、けんもほろろに追い返される・・・      
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《独断感想・エトセト欄》
 サラリーマン・コメディでまあまあ面白い。                              
 栗山監督は、このシリーズも10作目で、さらに手慣れた感じがするが、逆に慣れ
過ぎてこれまでよりちょっと笑いのパワーがダウンしたね〜。          
 面白さが、前作に比べると大分落ちる。                   
 いつもながらに波乱万丈なんか起るわけがにゃ〜、ぬるま湯のような内容を、毎回
目先を変えながらシリーズとして続ける大変さは分かるような気がするけ〜ど、あま
りにも本線が外れちゃ〜いけんね〜。                     
 西田敏行は相変わらずの芸達者で、いつもの宴会芸でも笑わせてくれるんじゃが、
高木ブーと競演したハワイアンは馬鹿さわぎの割にあまり面白くなかった。    
 おまけに、社長を辞めたスーさんがメインの映画かと思えば、そうじゃ〜ないんで
、ちょっとガッカリ。                            
 最近のこのシリーズは三國連太郎のスーさんが、完全に脇役のチョイ役のような状
態になってしも〜とり、本来のハマちゃんとスーさんのやりとりの面白さがほとんど
無いのは寂しい。                              
 前半、スーさんが社長を辞め、自分の元の会社で内緒で働くところは面白く、この
内容のみで全体をまとめとった方がどんだけ、面白く仕上がったか分からん。   
 実際、松五郎の結婚話になった後半は、前半に比べ、先が丸見えの為退屈じゃ。 
 もっとスーさんの出番を増やして欲しいもんじゃ。              
 金子賢は、可も無く不可も無くといったところ。               
 西田と三國の、芸達者二人に比べられるんで、どうしても演技にまだまだとゆ〜の
を感じるが、なかなか好感の持てるキャラクターなんで、これから伸びて欲しい男優
じゃね〜。                                 
 宝生舞は、ほんまに添え物的役で、彼女の個性も発揮する暇も無い。      
 宝生の、きつそうな顔つきを生かした場面がもっと欲しかった。        
 夏八木勲の父親も、もっともっと怖い、一徹な男として描いて欲しかった。   
 全体的に人間の描き方が中途半端じゃね〜。                 
 まぁ何にしても、そこそこの面白さなんで、超推薦とゆ〜訳にゃ〜いかんけど、「
釣りバカ日誌」シリーズがお好きな方は、どうぞ。               
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