8月のメモワール
THE WAR
    
 1994年  米  ユニヴァーサル

 (134分)  内予告他9分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1996年5月24日

 監督:ジョン・アブネット                         
 出演:イライジャ・ウッドケビン・コスナー/メア・ウイニンガム/レキシー・
    ランドール/レイナー・スカイン/ラトーヤ・チスホルム/他      
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【物語】
 1970年のミシシッピー州の田舎町ジュリエット。             
 南部の、このあたりには、まだまだ人種偏見も根強く残っとった。       
 この町に住むシモンズ一家は、世帯主のスティーブン(コスナー)がベトナム戦争
に従軍し復員したが、戦争の後遺症で神経に変調をきたし、長いリハビリ生活の為、
生活に困るようになり、家は競売され、小さなあばら家で、妻(ウイニンガム)と小
学生の姉弟二人との4人で、つましく暮らしとった。              
 スティーブンは、周りから精神病患者じゃと偏見の目でみられ、まともな職につけ
ず、妻のわずかな稼ぎだけが頼りの貧しい生活を続けとった。          
 そんな苦しい家庭事情も子供の世界は関係なく、姉のリディア(ランドール)は、
近所の同級生の女の子二人と仲が好く、弟のステュー(ウッド)も同級生の男友達二
人と、大きな木の上にツリー・ハウスを作ろうと張り切っとった。        
 同じ木に目をつけた男女グループは、協力してツリー・ハウスを作る事になる。 
 スクラップ屋のリプニッキ家は子供が6人の大家族で、リプニッキ家の子供達はチ
ームワークよろしく石切場を根城にし、ステュー達が縄張りの中に入るのを厳しく監
視しとった。                                
 ツリー・ハウスを作る材料を調達する為、リディアはリプニッキの末っ子のビリー
を手なずけ、スクラップ置場から材料を盗んでは基地をセッセと作る。      
 スティーブンは賃金の安い日雇い労働をやめ、危険じゃが収入の良い廃坑の排水の
仕事をもらうが、落盤事故に遇い、意識不明の重体となる。           
 父の重体にショックを受けたステューは、現実逃避の為、ツリー・ハウスの製作に
没頭し完成させる。                             
 やがて、ステュー達のツリー・ハウスの存在を、ビリーから聞いて知ったリプニッ
キ家の子供達は、ツリー・ハウスを奪う為、全員で攻めて来て、子供同士のわんぱく
戦争が始まる・・・                             
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《独断感想・エトセト欄》
 ヒューマン・ドラマでシットリとした良い映画じゃ。             
 ジョン・アブネット監督は、こういった感動作が得意で、実にツボを心得た作りと
なっとり、2時間以上の長さを飽きささずに、最後まで一気に観せてくれる。   
 いくぶん単調になるきらいがあり、先読み出来てしまうのはちと辛いけど、丁寧な
構成で、男の生きざまを真正面から見つめとる。                
 主演のイライジャ・ウッドは、エンドクレジットでもケビン・コスナーの上に、一
番最初に出て来て、実際、堂々たる演技をしとる。               
 この子役は、悲しい表情が実に良く、コメディよりこの手のジンと来る映画に向い
とる。                                   
 わし、ウッドについてはこれまでも度々褒めて来たが、ますます将来が楽しみな俳
優になりそうじゃ。                             
 ケビン・コスナーは、戦場での事とはいえ、人間としての道を踏み誤った事に後悔
の日々を送る誠実な帰還兵を自然な演技で好演しとり、息子に人としての道を説く真
面目な父親役の存在感はさすがじゃ。                     
 妻役のメア・ウイニンガムも地味ながら、味わいのある演技をしとるし、姉役のレ
キシー・ランドールやその他の出演しとる子役も皆すばらしい演技じゃ。     
 他の配役も適役で、反戦映画ともとれる内容も良く、淡々とした展開ながら趣のあ
る映画に仕上がっとり、これは是非ご家族皆さんでご覧下しゃ〜。        
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