ザ・インターネット
THE NET
    
 1995年  米  コロムビア

 (123分)  内予告他9分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1996年7月21日

 監督:アーウィン・ウィンクラー                      
 出演:サンドラ・ブロック/ジェレミー・ノーザム/デニス・ミラー/ダイアン・
    ベイカー/レイ・マッキノン/他                   
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【物語】
 自宅でコンピュータ・ソフトのデバッグ屋をしとるアンジェラ(ブロック)は、独
身で家族も無く、人との交際が嫌いで、近所の人ともあまり付き合いが無かった。 
 いつも仕事を依頼して来るソフト会社の担当者とも、電話で話をするのみで、会っ
た事も無かった。                              
 ある日、その担当者から奇妙なプログラムをオンラインで貰い、分析を依頼された
アンジェラはファイルをフロッピーにセーブする。               
 翌日、前からの予定通り、メキシコの海岸にバカンスに出掛けたアンジェラは、浜
辺で若い男性ジャック(ノーザム)と知り合う。                
 実はジャックは、ハッキングによってコンピュータ・データを自由に操り、社会を
混乱させる犯罪組織の一員で、アンジェラの持つフロッピーに入った組織の使用する
プログラムを奪い返そうと近づいて来とった。                 
 ジャックは人を使って、ひったくりに見せかけてアンジェラのパスポートやカード
の入ったバッグを盗むが、バッグにフロッピーは無かった。           
 ジャックの正体を知ったアンジェラは、一刻も早く帰国しようとするが、パスポー
トを盗まれたんで、大使館で仮パスポートの交付を受けようとするが、申請から交付
まで時間がかかる事を知り、良く似た別人に間違われたのを利用して、その別人名の
仮パスポートを貰って帰国する。                       
 帰ってみると、空港の駐車場に停めたはずの車は盗まれて無く、家は売られ、自分
の名前をかたった人間がソフト会社に入り込んどった。             
 警察に訴えるが、アンジェラが持つ仮パスポートの名前の人間は売春や麻薬の犯罪
者で逃亡犯じゃった為、逆に警察に追われる立場になる。            
 自分はパスポートの名前の人間じゃ〜なく、アンジェラじゃと言っても、組織は警
察のコンピュータに有るアンジェラのデータを改竄しとり、親類や知人も居らず、近
所付き合いも少ない為、自分がアンジェラじゃと証明する方法が無い。      
 窮地に追い込まれ孤軍奮闘するアンジェラに、ジャックの魔手が延びる・・・  
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《独断感想・エトセト欄》
 ハイテク・サスペンス・ミステリーで面白い。                
 コンピュータ内のデータが絶対的なもので、自分のデータが改竄された場合、その
間違いをどうやって反論して証明出来るか?現代のコンピュータ社会の落とし穴の恐
さを描いとる。                               
 アーウィン・ウィンクラー監督は、テンポを守る為、多少ハショリながらまとめと
るようで、ちょっと判りにくい構成になっとるが、全体的には面白く、派手なアクシ
ョン・シーンはほとんど無いが、ミステリーとしての面白さでグイグイ引っ張って、
最後まで一気に観せてくれる。                        
 サンドラ・ブロックは「あなたが寝て間に・・・」とはまた違った雰囲気で、しか
も、出世作「スピード」とも違うキャラクター作りに成功しとる。        
 人との付き合いが煩わしいと思う独身女性が、フト旅先で知り合った男性に心を寄
せるが、その男性の正体を知り、自分の回りで何かが起こっとるのを感じながらも、
蟻地獄のようなワナにかかり、本来は陰気な非活動的な人間じゃったのが、「窮鼠猫
をかむ」で反撃を開始し、精神的に強い女に変身して行くといった難しい役どころを
好演しとる。                                
 特訓の甲斐有って、キー・タイピングもさまになっとり、よく有る、いかにもデタ
ラメなキータッチの演技で、パソコンを扱い慣れた人間をシラケさせる事も無い。 
 アンジェラの使用するパソコンがデスクトップもノートも全部マックなのが興味深
い。                                    
 組織の不気味な人間ジャック役のジェレミー・ノーザムも、整った顔付きがかえっ
て殺しも顔色一つ変えず平気で行う冷徹な男の役にピッタシじゃ。        
 他のキャスティングも良く、録音もカメラも的確で、映像が綺麗じゃ。     
 また、劇中何度も出てくるコンピュータ画面が、インターネットをしとる人(つま
りこの紹介記事を読んどるあんたぢゃ!)にとっては、面白く感じられるはずじゃ。
 もっともウィルスやパスワード・ハッキングなどの描写は、甘いところも有るが、
最近多いパソコン描写の有る作品の中では、良く出来とる方じゃ。        
 とゆ〜事で、タイトルの「インターネット」は、内容とはあまり関係ない。   
 原題は「ネット」じゃが、こっちの方が的確で意味深長じゃね〜?       
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