監督:ペニー・マーシャル
出演:デンゼル・ワシントン/ホイットニー・ヒューストン/コートニー・B・バ
ンス/グレゴリー・ハインズ/他
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【物語】
大都市の下町に在る貧乏教会の牧師ヘンリー(バンス)は、借地しとる教会の土地
が不動産屋から立ち退きを求められとり、困っとった。
ダウン・タウンの貧しい人たちの寄付だけじゃ〜どうにもならず、なおかつ、貧し
い人たちの抱える問題の解決に日夜心血を注いどったが、最近自分の非力さに、限界
を感じるようになった。
そんな彼のもとに、クリスマスが近いある日、天使のダドリー(ワシントン)がや
って来る。
ダドリーは自分が天使じゃとヘンリーに言うが、信じてもらえん。
しょうがないんで人間の姿をしたダドリーは、無理矢理ヘンリーの助手になって、
とりあえず教会の手伝いを始める。
ダドリーは奇跡でヘンリーを助けたりせず、アドバイス程度のほんの少しだけ手助
けをするだけ。
ヘンリーの妻で、教会のゴスペル歌手をしとるジュリア(ヒューストン)は、多忙
人間のヘンリーに対し欲求不満が溜まっとったが、神父の仕事を熱心にする夫を誇り
に思おとった。
ヘンリーも妻や子供をかまってやれん事を気にかけとったが、困った人の相談に乗
るのが忙しいため、ダドリーにジュリアの相手を頼む。
ダドリーはジュリアの気晴らしに、昔ヘンリーとジュリアがデートした店で、デー
トをする。
二人の心に、ほのかに恋愛感情が芽生えるが、しょせんは禁じられた愛。
やがてヘンリーも二人の感情の変化に気づき、嫉妬するようになる。
内外共に問題をかかえ、心労がピークに達したヘンリーは、うっかり不動産屋の口
車に乗ってしまい、教会の立ち退きを承諾する・・・
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《独断感想・エトセト欄》
ハートフル・ラブ・ファンタジーで、ほのぼのと観せてくれる。
ペニー・マーシャル監督は、このラブ・ロマンスとも呼べん、何も大した事件が起
きず、起伏のほとんど無い内容を、それでもグイグイとひきつけたまま最後まで一気
に観せてくれる。
この辺は、キャスティングや音楽の楽しさが、かなり効いとるね〜。
女性監督ならではの、映画の奥底にホンワカとしたものを感じられ、まったくこれ
はクリスマス・シーズン向けの内容じゃ。
主演の天使役のデンゼル・ワシントンは「戦火の勇気」で、ちょっと太めになっと
りたまげたんじゃが、この映画の方が出演時期が古いのか(?)、そんなに太めでな
く、「戦火〜」を観てから、この映画を観る前までは、あんまし太った天使じゃ〜、
動きがにぶそうで有り難味が無いの〜、と思おとったんが杞憂じゃった。
気負いの無い淡々とした抑えた演技で、主演が目立たんのも良い。
ホイットニー・ヒューストンは、バラードからゴスペルまで、映画の中のほとんど
の歌をこなしとり、ファンにとってはたまらんね〜?
助演なんじゃが、主役級のコートニー・B・バンスが非常に良い。
アカデミー俳優のワシントンの演技に比べても、優るとも劣っとらん。
相変わらず子役もうまく、全体的に奇麗にまとまっとる。
ま〜逆に言えば、奇麗にまとめすぎとり、もうちょっと起伏が欲しい感じがせんで
も無い。
悪役も極端に悪いやつがおらず、映画の中で唯一の悪者、不動産会社の社長ですら
どの程度悪いやつなんか描写が少ないんで判りにくく、盛り上がりに欠けるきらいは
有るものの、ハート・ウォーミングな映画なんで、これはこれで良いのか?
ストーリーがあまりにもストレートなんで、結末が予想出来てしまうのも淋しい。
じゃが、映画としては全体的に丁寧な作りで音楽も良く、クリスマス・シーズンの
風景映像も奇麗で、バランスは非常に良いので、この手の映画のお好きな人はご覧下
しゃ〜。
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