セント・オブ・ウーマン/夢の香り
SCENT OF A WOMAN
    
 1992年  米  ユニヴァーサル

 (159分)  内予告2分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1993年10月22日

 監督:マーティン・ブレスト                        
 出演:アル・パチーノクリス・オドネルガブリエル・アンウォー/ジェイムズ
    ・レブホーン/他                          
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【物語】
 ボストンの名門進学校ベアード高校に、遠くオレゴンからやって来とる3年生のチ
ャールズ・シムズ(クリス・オドネル)は、母が義父と小さなコンビニを経営しとる
が、仕送りはギリギリ状態で、冬休みに帰省する金が無かったんで、学校の掲示板で
バイトを探す。                               
 感謝祭に家族旅行をするんで、残る家人のお守りをして欲しいとゆ〜、簡単な割に
バイト料の良い仕事を見つけ、さっそくバイト先の家に行ってみる。       
 面倒をみんといけん人間は、その家の離れに住む、退役軍人で盲目のフランク・ス
レード(パチーノ)じゃった。                        
 酒癖が悪く、軍隊におった時、酔って手留弾をオモチャにして誤爆し、失明して中
佐で退役したフランクは、つねに悪態をつく粗野な人間じゃった。        
 ビックリしたチャールズはこのバイトを辞退しょ〜と思うが、フランクの家族に懇
願され引き受ける。                             
 学内駐車場で、校長の自慢のジャガーがいたずらされる事件が起きる。     
 その犯人の目撃者として、チャールズと学友のジョージの二人が浮かび上がり、校
長は二人を校長室に呼び、犯人を教えるよ〜言う。               
 父親がこの学校のOBで資産家のジョージはすぐ解放されるが、給費生のチャール
ズは校長に、犯人の名を言わないと退学にするが、教えたらハーバード大へ推薦入学
させてやるともちかけられる。                        
 チャールズとジョージは、犯人が学友なんで、友達を裏切らない事と、この件は親
に言わない事を約束し合う。                         
 感謝祭になり、チャールズがフランクの家にバイトに行くと、家族との旅行には行
かず一人残ったフランクが、これからニューヨークに遊びに行くと言う。     
 飛行機はファースト・クラスで、ニューヨークでは最高級ホテルのスゥイートルー
ムに泊まり、リムジンを雇い、フランクは高級娼婦を買ったりして贅沢に遊び回る。
 ニューヨークの郊外に住む、フランクの兄の家に行き、感謝祭の団欒をブチ壊した
りして、フランクの行動は常道を逸しとった。                 
 実は、フランクは数日思いっきり遊んだ後、自殺するつもりじゃった。     
 乱暴な口調でしゃべるフランクも、付き合って行くと相談にも乗ってくれたりする
え〜ところ有る人間じゃと分かり、チャールズは最初嫌いじゃったフランクが段々嫌
いでなくなって来る。                            
 フランクの自殺の意思を悟ったチャールズは、何とかそれを阻止しようと、高校生
の青年なりに努力する。                           
 感謝祭明けに全校生徒を集めた、先生と生徒会による懲戒委員会が開催される事を
電話で知ったチャールズは、その場で退学か進学かの選択を迫られる事を悟ったが、
それほど親しくは無いとは言え、学友は裏切れんとゆ〜気持ちは依然として彼の心の
中には有った。                               
 しかし、ジョージが事件を親に話してしまい、親から犯人をしゃべるよ〜言われと
る事を知り、さらに相談したフランクからは、友達を裏切ってでも、大学に推薦して
貰ろ〜た方が賢いと助言され、チャールズの決心はグラつく・・・        
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《独断感想・エトセト欄》
 これは非常に良い!!                           
 気難しい不良中年男と、生真面目な高校生の青年には、最初年齢や環境の違いによ
る大きな溝が有ったが、やがて二人の心は通い合うよ〜になるとゆ〜、ヒューマン・
ドラマで感動大作じゃ。                           
 人生の落伍者として、内面は悲観しとるのに、外面は強気な姿勢を崩さん、自殺志
願の中年男と、それほど親しく無い学友の為に人生の岐路に立たされた高校生の二人
の悩みが交錯しながら、展開して行く。                    
 長い映画じゃが、時間を感じずに、最後まで一気に観てしまうで〜。      
 主演のアル・パチーノは盲目で女性のセント(香り)に敏感な、軍人上がりの下野
な男の雰囲気をうまく表現しとる。                      
 さすが、1992年度のアカデミー主演男優賞を授賞しただけの事は有り、盲人協
会へ通い、役作りに励んだ結果じゃそ〜じゃが、実に見事な演技じゃ。      
 また、懲戒委員会でのやりとりは、わし、久し振りに、ビデオの画面に向かって拍
手したで〜、ほんまに!!                          
 高校生役のクリス・オドネルが、こ〜ゆ〜役にピッタリの真面目そうな好青年で、
これはまたここに一人注目株が出て来たよ〜じゃね〜?             
 マーティン・ブレスト監督はこの2時間37分もの大作を、飽きささずに最後まで
引きつけてくれながら、なおかつ非常に上質に仕上げとり、うまい!!      
 映像も綺麗で、展開も分かり易く、友情を取るか、人生を取るかとゆ〜、難しい選
択のテーマをスッキリとまとめてあり、これは是非皆さんに観てもらいたい映画じゃ
ね〜。                                   
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