潮風のサラ/サラ、カンザスの大地から
SARAH : PLAIN AND TALL
    
 1991年  米

 (99分)

 Hi−Fiステレオ

 ビデオリリース日:1993年4月22日

 監督:グレン・ジョーダン                         
 出演:グレン・クローズクリストファー・ウォーケン/レキシー・ランドール/
    クリストファー・ベル/マーガレット・ソフィ・スタイン/他      
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【物語】
 1910年、まだ古き開拓時代の名残の有るカンザスの田舎。         
 町から遠く離れた場所に一軒だけで、酪農と畑を作って生活しとる、ジェイコブ(
ウォーケン)は、9歳の娘アンナと6歳の息子カレブの3人暮らし。       
 妻は息子カレブが難産で、出産後間もなく死亡した。             
 ジェイコブは、乳飲み子を抱え苦労するが、亡くなった妻への恋慕の情があった為
、再婚は考えんかった。                           
 しかし6年が経過して、子供も手がかからんよ〜になり、牧場や畑を広げようと考
えると、人手を増やしたくなり、再婚してもえ〜と思うよ〜になった。      
 新聞に嫁求むの広告を出したところ、ハイミスのサラ(クローズ)が手紙をくれ、
文通を交わした後、試験的に1カ月の期限付でジェイコブの家に住んでみてから結婚
するかどうか決める事になり、汽車でやって来る。               
 幼いカレブは、母親の顔を知らんので、母親とゆ〜ものに飢えとり、サラにすぐな
つくが、小さな頃母と死別したが、母の面影をまだ心に宿すアンナは、母親とは全然
違うタイプのサラに馴染めん。                        
 ジェイコブも、もう妻への慕情は断ち切ったはずなのに、サラへの愛情が一向に湧
いて来ず、サラもジェイコブの気持ちが依然として、亡くなった前妻に有ると知りつ
つも、同居しとる兄の家を出んといけん事情が有るんで迷う・・・        
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《独断感想・エトセト欄》
 田舎で子供のおる男のところに嫁ぐかどうか悩む女性の姿を描いた、ヒューマン・
ドラマで、地味じゃが心が和む映画じゃ。                   
 ビックリするよ〜なエピソードもアクションも何も無く、坦々と昔の西部の田舎で
の素朴な生活を描いて有るだけなんじゃが、何故か最後まで一気に観せてくれる。 
 出演者の数も少なく、舞台がジェイコブ家なんで、殆どのシーンが4人だけで演じ
られるが、これがまた良い。                         
 子役達も上手いが、グレン・クローズが「危険な情事」であの危険な女を演じたの
とは正反対の、純朴な女性を自然体で好演しとる。               
 田舎者の子供持ちのやもめ農夫をやっとるクリストファー・ウォーケンは、こ〜ゆ
〜役がピッタリじゃね〜?                          
 「バットマン・リターンズ」でペンギンをたらし込んだり、キャットウーマンを窓
からつき落とすよ〜な激しい演技や、ミッドナイトチェイサーの怪演に比べ、朴訥と
した冴えん男の哀愁が滲み出とって、実にえ〜感じじゃ。            
 この映画は「激突」(1971年/監督:スティーブン・スピルバーグ)等と同様
のテレビ用映画として制作されとるんで、時間も短いし日本劇場未公開作品じゃが、
暖かな気持ちになれる良い内容なんで、是非ビデオでご覧下しゃ〜。       
 なお、最初のビデオリリース時は「サラ/カンザスの大地から」のタイトルじゃっ
たが、今は「潮風のサラ」と改題されとるんで、ご注意下しゃ〜。        
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