監督:ロバート・レッドフォード
出演:ブラッド・ピット/クレイグ・シェーファー/トム・スケリット/エミリー
・ロイド/他
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【物語】
1910年代の米、西部モンタナ州の田舎町ミズーラ。
そこには、素晴らしい大自然が豊富に有った。
牧師の家庭に育った兄ノーマン(シェーファー)と弟ポール(ピット)は、性格は
全然違うが仲の良い兄弟で、父親(スケリット)譲りの川魚釣りの趣味が同じで、二
人はいつも、近くのブラックフット川でフライ・フィッシングに興じとった。
やがてノーマンは東部のダートマス大学に入り、寮生活を送り、在学中一度も帰省
せんかった。
その間、ポールは地元の大学に入り、卒業後も隣町の地方新聞社に入り、モンタナ
から離れる事はなかった。
大学を卒業したノーマンは、大学の教師になりたいと考えとった。
大学からの招聘を待つ間、ノーマンは数年ぶりに帰省し、久し振りに父子3人で、
フライ・フィッシングに行くと、ポールの腕はもう父をも抜き、ノーマンの遠く及ば
ん、芸術とも呼べるところまで上達しとった。
パーティで知り合ったジェシー(ロイド)に一目惚れしたノーマンは、猛アタック
を開始する。
当時は禁酒法の時代で、田舎町にもモグリ酒場が有り、ノーマンとジェシーがデー
トでモグリ酒場に行くと、ポールがインデアンのウェイトレス・メイベルと一緒に現
れる。
まだ人種差別の強いころなんで、ポールは周囲から白い目で見られとるが、そんな
事には一向に平気な様子で、ノーマンは弟の野放図な性格に改めて気づき驚く。
知人から、ポールはポーカー賭博で大きな借金が有る模様じゃと聞き、心配したノ
ーマンがポールに借金の事を尋ねると、自分の借金は自分で始末すると言って援助を
拒む。
そんなポールがある日酒場で、ヤクザ者とイザコザを起こす・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《独断感想・エトセト欄》
家族愛を淡々と綴った、自叙伝の映画化じゃ。
叙事詩的なカット、カットの美しい事が。
朝もやにけむるブラックフット川や、空中からの俯瞰撮影による雄大なモンタナの
景色を見ると、こんな素晴らしい自然が多く残っとる広大な国がうらやましくなる。
また、スローモーション撮影による、フライ(疑似餌)フィッシングの映像が実に
綺麗じゃ。
さすが、この映画、アカデミー撮影賞を受賞しただけの事は有る。
ロバート・レッドフォード監督は、地味な自叙伝小説の映画化とゆ〜難しい内容を
、丁寧な描写と構成で分かり易くまとめとり、2時間ちょっとの長さを感じささず、
最後まで一気に観せてくれる。
主演のブラッド・ピットは、雰囲気が若き日のロバート・レッドフォードのよ〜で
爽やかな、感じの良い青年俳優じゃね〜。
自由奔放な若者にピッタシのキャラクターで、しかも自然体の力の抜けた演技に好
感が持てる。
クレイグ・シェーファーはブラッド・ピットと対比すると、地味なキャラクターじ
ゃが、これまた大学教授を目指す兄役にピッタシで、兄弟のキャラクターの対比も面
白い。
父親の牧師役のトム・スケリットは、こ〜ゆ〜役が実にハマっとる。
エミリー・ロイドはコケティッシュで、え〜雰囲気の女優さんじゃ。
キャスティングが的確で、スタッフが優秀とくれば、監督の腕も一層引き立つとゆ
〜もんで、地味な内容のこの映画が、実に見応えの有る作品に仕上がっとる。
美しいモンタナの風景と共に、心に残る1本じゃね〜。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−