ライジング・サン
RISING SUN
    
 1993年  米  20世紀フォックス

 (144分) 前後予告14分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1994年4月29日

 監督:フィリップ・カウフマン                       
 出演:ショーン・コネリーウエズリー・スナイプスハーベイ・カイテル/ケリ
    ー・ヒロユキ・タガワ/ケビン・アンダーソン/マコ/ティア・カレル/ス
    タン・エギ/レイ・ワイズ/タチアナ・パティッツ/クライド・クサツ/他
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【物語】
 ロスの日本企業ナカモト・グループの新社屋ハイテク・ビルの落成パーティが行わ
れた。                                   
 ナカモト・グループは、米国のハイテク会社・マイクロコン社の買収を進めとるが
、保守派のモートン上院議員(レイ・ワイズ)の反対で、国会承認が通らない可能性
が有ったが、モートン上院議員も落成パーティには招かれて来とった。      
 そのビルの46階の会議室で高級コール・ガールのシェリル・オースチン(パティ
ッツ)が首を絞め殺されとるのが見つかる。                  
 ビルの責任者・石原(エギ)は、ロス市警に特別渉外部の刑事を派遣するよう要請
し、担当官の黒人のウエッブ・スミス刑事(スナイプス)が呼び出される。    
 白人で日本贔屓が高じてリトル東京に住むロス市警のジョン・コナー警部(コネリ
ー)は市警でも一匹狼的存在で、スミスと一緒に事件の担当になり、ナカモト・ビル
にやって来て捜査を開始するが、日系社会の難しさで、事情聴取も容易に運ばん。 
 脅したりスカシたりして、ビルの総合警備室で、各階の監視がテレビカメラで行わ
れとった事をつきとめ、モニター画像は全部CLDに記録されとる事が判るが、肝心
の46階の犯行時間をモニター録画したCLDは紛失しとった。         
 石原が、5時間後に市警にCLDが見つかったと提出したCLDの画面には、犯人
が逃走する際、チラッと顔が写っとり、それはナカモト・グループの系列会社・ダイ
マツの社長の息子エディ・坂村(タガワ)じゃった。              
 殺されたシェリルは、パーティーの直前に、ロスのカラオケ・バーでエディと言い
合いをしとり、状況から考えてもエディが犯人としては有力じゃった。      
 ジョンは以前、日本に一時期住んどった時、ダイマツの社長に恩を受けた事が有り
、恩返しの為にも、エディの無実を立証する捜査を行う。            
 ジョンは大学の研究室にCLDを持ち込み、CGの第一人者のジュンコ・アサクマ
(カレル)に画像の解析を頼むと、誰かによって画像データの修正が行われた痕跡が
見つかる。                                 
 更に解析を続けると、エディは犯人ではなく、目撃者じゃった事が判明するが、市
警はエディを犯人として逮捕しようと、パトカーで追跡中、エディの車は激突炎上し
て、車内から黒こげの死体が・・・                      
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
《独断感想・エトセト欄》
 刑事アクション・ミステリーで面白い。                   
 ジャパン・パッシング映画とか、国辱映画とかいわれるが、わしはそんなには奇異
に感じんかった。                              
 大体、ハリウッドの描く日本人の姿はこんなもんで、まだこれはマシな方じゃ。 
 日系俳優のタドタドしい日本語もご愛嬌じゃ。                
 全裸女性の体の上に寿司を盛って食べるシーンなんかも、日本の深夜テレビで昔、
よくこんな事やっとったから、どこかでこんな場面を観た事が有る人が、映画に盛り
込んだんじゃろ〜ね〜?                           
 「先輩」「後輩」の関係や、初対面の人とは名刺交換するとかの、TPOが日本人
から見たらおかしいかもしれんが、外国人から見たらこんなもんじゃろ〜と思える。
 落成式で太鼓ショウが有るが、これも日本では、デパートの開店や団体旅行の宴会
の舞台なんかで、何かと言えば太鼓演奏が披露されるんで、実に観察がするどい。 
 監督のフィリップ・カウフマンは、この外国人には難解な日本人を題材にした原作
を苦労してまとめとり、二転三転する犯人探しで、ややストーリーが分かり辛い所も
見受けられるが、全体的にはミステリーとアクションの要素を上手にからめて、最後
まで一気に観せてくれる。                          
 日本贔屓の日本通刑事役のショーン・コネリーが面白い。           
 こんなんで、日本に住んだ事情通とゆ〜設定じゃけ〜、たまりましぇん。    
 ここら辺は、外国人からみた日本人像とゆ〜のが伺い知れて、これはこれでまた、
ひとつの勉強にはなるね〜?                         
 元来が動きのニブイ役者さんなんじゃが、高齢になり、更に動きが停まり(?)、
アクション・シーンなんかとてもこなせんけど、そこはそれ、存在感の有るキャラク
ターなんで、画面に出とるだけでファンとしては嬉しくなる。          
 渉外部刑事役のウエズリー・スナイプスも、撮影中は、演じとっても、まったく何
の事やらサッパリ訳が判らんシーンが多かったろ〜ね〜?            
 何はともあれ、日系俳優が、どれもこれも、やくざのよ〜な顔付きばかりとゆ〜キ
ャスティングはちょっと辛いけど、話題作なんで、刑事アクション映画のファンの方
は是非どうぞ。                               
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



BACK TOP