監督:リチャード・ドナー
出演:トム・ハンクス/ロレイン・ブラッコ/イライジャ・ウッド/ジョセフ・マ
ツェッロ/ジョン・ハード/他
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【物語】
マイク(ハンクス)は、幼い息子達が約束を破ったと兄弟喧嘩するのを見て、兄弟
愛と約束について自分の子供の頃の話を始める。
1969年ごろ、母親のメアリー(ブラッコ)は離婚し、マイク(ウッド)とボビ
ー(マツェッロ)の幼い兄弟は、母親と一緒にカリフォルニアの知人を頼って、愛犬
のシェパードのシェーンを連れて移住する。
ボビーの誕生日に母親から”ラジオ・フライヤー”印のオモチャの赤い手押し車(
4輪のカート)を貰い、それに色んな物を積んで、二人で押して遊んだ。
やがてメアリーが再婚した男は、子供達には自らを”キング”と呼ばせ、郊外に中
古家屋を購入して移り住み、メアリーから見ると優しい理想の夫のよ〜に思えたが、
実体は毎日酒に酔っては弟のボビーを折檻する、いわゆる幼児虐待者で、幼い二人に
とっては怖い存在じゃった。
心優しい二人は、母親がそれを知った時の悲しみを考え、母親に折檻の事実を訴え
るどころか、母親の目から故意にボビーの身体のアザを隠し続けた。
兄のマイクは自分が弟を護ってやらねばと思うんじゃが、いかんせん幼い為、キン
グに逆らう事が出来ず、ボビーが折檻されるのを物陰から泣きながら見守る事しか出
来んかった。
二人は、二段ベッドで慰めあって、辛い毎日を過ごした。
町の外れにある山の頂上から、軽飛行場が見え、そこを二人は「お願い山」と名付
け、そこでキングが乱暴しない様にとお願いした日は不思議にキングの折檻が無く、
二人はしばしばそこに行った。
町の子供達にも悪ガキ連中がおり、よそから来たマイクとボビーはいつも彼らから
いじめられ、友達も出来んかったんで、兄弟二人だけで遊んどった。
庭に有る、古い鳥小屋の床下に金を隠せる事を知った二人は、シェーンと一緒にゴ
ルフ場で池に落ちたロストボールを集めて、ゴルファーに安く売ったり、空き瓶を回
収したりして金を稼いだ。
その金は”ラジオ・フライヤー”を台座に利用して飛行機を作り、それでボビーを
どこか遠くに飛んで行かせる為の部品購入資金じゃった。
二人は、キングから救われる道はそれしか無いと考えとった・・・
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《独断感想・エトセト欄》
一種のファンタジー映画とも言えるが、ファンタジーと言うにはあまりにも悲しい
内容じゃ。
しかし、さすがは「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー監督、構
成もうまく、見始めると引き込まれ、最後まで一気に観せてくれる。
子供が持つ超能力(夢想)の話なんかも面白い。
その中のひとつの、空を飛びたいとゆ〜のは強烈なものじゃろ〜が、それが虐待か
らの逃避の手段として、切実に念じられるとゆ〜内容は、スピルバーグ監督作品のよ
〜な、爽やかさ一辺倒の少年映画とは一味違った仕上がりになっとる。
また、子役の二人、兄役のイライジャ・ウッドと弟役のジョセフ・マツェッロのキ
ャスティングが絶妙じゃし、どっちも抜群に演技がうまい!!
映画のほとんどがこの二人と犬のシーンなんで、彼らの演技力がモロに出てしまう
んで、二人のうまさが良く判る。
この兄弟役のキャスティングの成功が、この映画の出来の良さを決めとる。
内容に良く合った演技で、少年映画によく有る楽しさより、哀れさを感じさせてく
れ、二人の兄弟が力を合わせて飛行機を作るのも、背景に、虐待からの逃避とゆ〜影
がついてまわるのを鮮明にしとる。
この映画、日本公開時1週間で上映を打切られたとかで、1992年公開洋画の興
行成績ワースト・ワンとゆ〜、不名誉なレッテルを張られた作品じゃが、この成績は
内容の善し悪しとは関係ないで〜。
要は配給会社の宣伝の不味さと、力の入れ様の少なさでこんな結果になっだけで、
実に惜しい。
心にジンと迫る、ほんまにえ〜映画なんじゃけどね〜?
ご家族皆さんで是非ご覧下しゃ〜。
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