監督:ロバート・ベントン
出演:ポール・ニューマン/ブルース・ウィリス/メラニー・グリフィス/ジェシ
カ・タンディ/ジーン・サックス/他
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【物語】
ニューヨーク州の雪深い静かな田舎町ノース・バス。
最近この町に、山を伐り開いてテーマパークを作る話が持ち上がり、地元銀行家の
クライブは、町の繁栄に繋がると、この話に大乗り気で、投資にも積極的じゃった。
クライブの母親ベリル(タンディ)は、大きな家に住んどり、息子から家を売って
テーマパークに投資しようと迫られとったが、この家に愛着の有るベリルは、家を売
るのを渋っとった。
ベリル家の下宿人サリバン(ニューマン)は、日雇い労務者をしながら独り暮らし
をしとったが、半年前にチップ・トップ建設で仕事中に、建築現場の足場から落ちて
足を怪我して以来、まともな仕事が出来んようになり、補償金請求の裁判をするが負
け、チップ・トップ建設の社長カール(ウイリス)が買ったばかりの小型除雪機を、
腹いせに盗んで持って帰るのが関の山の、人並みな幸せとは縁の無い男じゃった。
カールは親の会社を受け継いだ2代目社長で、サリバンはカールを無能社長と決め
つけとった。
カールの妻(グリフィス)は、何故かサリバンと気が合う気さくな女性じゃが、カ
ールの浮気性に嫌気をさして、離婚寸前じゃった。
感謝祭が近い日、遠くの町で所帯を持つサリバンの息子のピーターが、妻や子供2
人を連れ、ノース・バスに住むサリバンの別れた妻ヴェラに逢いにやって来る。
ピーターは妻と最近うまく行っとらず、仕事も辞め、将来を悩んどった。
サリバンが、元妻の現在の夫ラルフの家に孫の顔を見に立ち寄り、孫とのつかの間
の触れ合いや、人情の機微に触れ、忘れかけとった親子の絆を思い出す・・・
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《独断感想・エトセト欄》
ヒューマン・ドラマで、実にシットリと観せてくれる。
ロバート・ベントン監督は、雪の季節の田舎町を舞台に、清潔な空気を感じさせる
冴えた映像と丁寧な構成で、この地味なテーマの映画を、面白く最後まで一気に観せ
てくれる。
ポール・ニューマンは前作「未来は今」では、腹黒い巨大企業の幹部を怪演しとっ
たが、彼の持ち味は、この映画のような、忘れとった親子や人間の絆を思い起こさせ
るようなジックリ観せてくれる映画で発揮されるね〜。
最後のところで、不思議な笑みを洩らすシーンなんか、彼ならではの熱演で、あの
シーンの為だけに、この映画が有ったとゆ〜てもえ〜ほどの名カットじゃ。
ブルース・ウイリスがまた良いで〜。
アクション映画以外では、ウィリスを上手に生かした映画があまり無かったが、こ
の映画は、彼のキャラクターをうまく使っとる。
メラニー・グリフィスは、最近メーク方法が以前とかなり変わり、顔だけ見たらこ
の女優誰?とゆ〜感じじゃが、あの独特のかすれ声なんで、セリフを聞くと彼女じゃ
とすぐ判るね〜。
「ミルク・マネー」(1994年/米/監督:リチャード・ベンジャミン/出演:
エド・ハリス/他)でもそうじゃったが、このところ地味な役どころを坦々とこなし
、実に良い味を出すようになった。
脇役として、これからの活躍が益々楽しみじゃ。
この映画が遺作になったジェシカ・タンディは、地味ながらも存在感の有る演技を
しとり、さすがじゃ。
他の出演者全員のキャスティングが良く、皆おとなしい演技で、この辺も好感が持
てる映画に仕上がっとる。
舞台は、雪深く、寒々とした町並みが背景なんじゃが、久々に心温まる良い映画を
観せてもろ〜た。
幸せ・・・
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