身代金
RANSOM
    
 1996年  米  タッチストーン

 (134分)  内予告他12分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  コピーガード仕様

 ビデオリリース日:1997年8月6日

  監督:ロン・ハワード                           
  出演:メル・ギブソンレネ・ルッソゲイリー・シニーズ/ブラウリー・ノルテ
    ィ/デロイ・リンド/リリ・テイラー/リープ・シュライバー/ドニー・ウ
    ァルバーグ/他                                                 
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【物語】
 米国第4位の民間航空会社の社長トム・ミューレン(ギブソン)は、目的の為なら
贈賄も平気でやる敏腕実業家。                        
 トムの9才の一人息子ショーン(ノルティ)が誘拐され、犯人から身代金200万
ドルの要求がEメールで来る。                        
 トムはすぐさま金の準備をし、警察に内緒で内々に金で解決しようとするが、トム
の妻ケイト(ルッソ)の強い要請でFBIに通報する。             
 誘拐犯は数人のグループじゃが、主犯は警察官のジミー・シェイカー(シニーズ)
で、シェイカーの彼女(テイラー)も仲間の一人じゃった。           
 警察の手口を知り尽くしたシェイカーは、FBIの裏をかいてトムから身代金をせ
しめようとするが、身代金受け取りに失敗した犯人グループの一人がFBIの銃撃で
死ぬ。                                   
 仲間が死んだのに、平気で再度身代金の要求を続けて来る犯人の金への執着と冷徹
な精神を知ったトムは、身代金を渡してしまうと、子供に用が無くなった途端、犯人
に子供を殺されてしまうと判断する。                     
 そこでトムは、テレビの特別番組に出演し、犯人に向かい「身代金は渡さん!この
金は全額お前の首に懸賞金としてかける。子供を返せば懸賞金は撤回する」と言う。
 この発言に驚いた犯人グループは内輪もめを始める。             
 シェイカーはケイトをおびき出し、トムに懸賞金を撤回させんと子供を殺すと脅す
が、それを聞いたトムは、テレビで「懸賞金を倍の400万ドルに引き上げる」と公
言する。                                  
 トムの強硬な姿勢に、身代金をとるのは不可能と悟ったシェイカーは、別な方法で
トムから金をせしめようと考えつく・・・                   
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《独断感想・エトセト欄》
 誘拐サスペンスで非常に面白い!!                     
  ロン・ハワード監督は、ツボをこころえた演出と編集で、最後まで面白く、一気
に観せてくれる。                              
 誘拐映画には名作が多いが、誘拐された子供の父親が犯人を反対に脅迫するとゆ〜
意外な展開が目新しく、久しぶりにグイグイと引込まれ、2時間ちょっとがアッとゆ
〜間じゃった。                               
 ただ、最後は何かバタバタとゆ〜感じで大急ぎで終焉に向かうんで、もうちょっと
後半にも時間をかけてジックリと犯人とのやりとりを描いて欲しかった。     
 この辺は、映画会社から上映時間に制約が有ったんかもしれんが、ちと残念。  
 メル・ギブソンは、誘拐犯を逆に脅迫する気構えの強さと、実はそれは表面的な強
がりで、内心は自分の行動が間違いじゃ〜ないかと自問自答を繰り返し、精神的葛藤
を続ける父親とゆ〜難しい役どころを見事に演じとる。             
 彼のアクション・シーンは少なくても、メル・ギブソンには何故か動的な雰囲気を
感じるね〜?                                
 誘拐グループの主犯役のゲイリー・シニーズは、メル・ギブソンとは対照的に、静
的な雰囲気を持っとり、この二人の共演は非常にうまいキャスティングじゃ。   
 レネ・ルッソは「ティン・カップ」の時のイメージも良かったが、この映画でも、
とんでもない行動をする夫に従いながらも子供の安否を気遣う妻役を、でしゃばらん
抑えた演技なんじゃが、存在感が有り、ほんまにえ〜感じじゃ。         
 子役のブラウリー・ノルティはニック・ノルティの息子で、これが映画デビューじ
ゃが、いつ殺されるかと脅えつづける誘拐された子供を、自然体の演技で非常にうま
くこなしとり、初出演とは思えんで〜。                    
 映画は全体を通してテンポが良く、展開も目が放せん。            
 派手なアクション・シーンはほとんど無いが、そんなもの無くても張り詰めた緊迫
感が常に感じられ、画面に目が釘付けじゃ。                  
 皆さんに、是非ともお勧めしたい一本です。                 
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