耳をすませば
    
 1995年  日本  東宝

 (112分)  ビスタサイズ

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1996年1月1日

 監督:近藤喜文                              
 声 :本名陽子/高橋一生/山下容莉枝/高山みなみ/立花隆/室井滋/小林桂樹
    /露口茂/佳山麻衣子/中島義実/他                 
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【物語】
 中学3年生の月島雫(本名)は、父(立花)の勤める市立図書館や学校の図書室か
ら、いつも多くの本を借りて帰っては読みふける読書好きな少女じゃ。      
 雫が、借りた本の裏に差して有る図書カードをフト見ると、どれにも天沢聖司とゆ
〜男性の名前が有り、どんな人じゃろ〜?と気にかける。            
 夏休みのある日、雫は電車の中で一匹の丸々と肥えた猫に出会う。       
 人を馬鹿にしたようなブタ猫の行動に興味を持った雫は猫の後をつけ、丘の上に有
る「地球屋」とゆ〜骨董品店に入り込み、洋服を来て立つ”バロン”とゆ〜猫男爵の
人形を見つけ、不思議な魅力を感じる。                    
 店主のお爺さん(小林)に、骨董品の時計を見せてもらい、その美しさに感激した
雫は、それから時々「地球屋」に行くが、店はいつ行っても閉じたまま。     
 店の外に居たブタ猫をからかっとると、雫と同じ中学の同級生で、以前から好かん
奴と思っとった少年が現れ、雫が”バロン”を見たいと言うと、店主の孫の彼が店の
裏から中に入れてくれる。                          
 その少年が図書カードで気になっとった聖司(高橋)で、聖司はバイオリン職人に
なりたいとゆ〜夢が有った。                         
 同い年の聖司のしっかりした人生目標を聞き、人生の計画なんか何も考えずに生き
て来た雫はショックを受け、自分も聖司のように、目的を持って生きて行こうと考え
るようになる。                               
 そこで、読書好きな雫は、小説家になろうと考え、”バロン”を主人公にした物語
を書く事によって、自分の将来の道を探ろうとする・・・            
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《独断感想・エトセト欄》
 少女時代の甘い初恋をからませた青春アニメで面白い。            
 とりたてて大事件が起きる訳でも無く、坦々と進行し、しかも、まわりが話の判る
大人達ばかりなんで、障害が何も無いとゆ〜、ホンワカムードのみの単純明瞭な展開
なんで、ま〜青少年向きじゃね〜?                      
 友達から恋の相談を受け、その相手が自分を好きで、三角関係になりそうな状況に
なるとゆ〜、これも良く有るパターンが挟まるが、それじゃって、そんなに大事にも
ならず、さすがスタジオジブリのアニメらしく、安心して観とられる。      
 近藤喜文監督は、初監督とは思えん手慣れた構成で、宮崎駿監督作品と見間違うほ
どの出来に仕上げとり、2時間近くを一気に観せてくれる。           
 それぞれのキャラクターの個性もうまく描き分けて有り、現実の生活感も細部にわ
たるディテールの描写によって、実にリアルに醸し出しとる。          
 中でも雫が小説中で猫男爵と一緒に空を飛ぶシーンは、素晴らしい。      
 背景の色合いや、構図が何とも不思議な絵柄で、現実とハッキリ区別出来る構成は
うまい!!                                 
 もっとも、このシーンの背景は、井上直久の「イバラード」がベースで、本人が背
景を描いたそうで、独特の色使いで、異色なカットに仕上がっとる。       
 しかし、いつもの事ながら、スタジオジブリ作品(宮崎駿作品)の飛翔感は、見事
じゃね〜。                                 
 ご家族みなさんでご覧下しゃ〜ね。                     
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