ライフ with マイキー
GIVE ME A BREAK : LIFE WITH MIKEY
    
 1993年  米  タッチストーン

 (98分)  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1994年6月17日

 監督:ジェイムズ・ラパイン                        
 出演:マイケル・J・フォックス/クリスティーナ・ビダル/ネイサン・レイン/
    シンディ・ローパー/デビッド・クロムホルツ/他           
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【物語】
 今から20年以上も前、連続テレビドラマ「ライフwithマイキー」の名子役と
して人気者じゃったマイキーことマイケル(フォックス)も、もう31才。    
 その後は子役として鳴かず飛ばずで15年前に俳優を辞めてから、今はニューヨー
クで、兄(レイン)と一緒に子役専門の俳優プロダクションをやっとった。    
 しかしマイケルがまじめに働かず、会社を食いものにしとったんで、会社は火の車
で、倒産寸前。                               
 良い子役は他のプロダクションにどんどん移籍して行くし、仕事は来ず、兄はマイ
ケルが真面目に働かんのなら、会社をたたむと言う。              
 子役の時の名声しか頼るものの無いマイケルは潰しがきかんので、今の会社が無く
なると転職もままならず、生活に困ってしまう。                
 心を入れ換えて真面目に働こうと思い、新人子役を発掘しようと子役オーディショ
ンの審査をするが、ロクなのが応募して来んので、良い子役がおらんタレント事務所
は、益々仕事が無くなり、いよいよ会社は危なくなる。             
 クリスマスも近いある日のダウンタウンで、マイケルは小学生の女の子アンジー(
ビダル)に財布をスラれる。                         
 アンジーが別な夫婦の財布のスリに失敗して捕まった所に、マイケルが遭遇し、ア
ンジーのうまい言い訳芝居を見て、周囲の人の同情を買い、泣かせる大芝居に、俳優
の素質有りとにらんだマイケルは、アンジーをスカウトする。          
 アンジーは家庭環境が複雑で、母を亡くし、父はアル中で矯正施設入りしとり、異
母姉は恋人を家に引き入れ、好き勝手し放題で、アンジーは学校にも行かず、口だけ
は達者な、こまっしゃくれた娘に育っとった。                 
 家がそんな状態なんで、アンジーはマイケルの一人暮らしのアパートに押しかけ、
ここに当分の間置いてくれと言い出し、気儘な一人暮らしが良いマイケルは困ってし
まうが、”金の卵”を無下に追い出す訳にも行かず、マイケルは渋々同居を始める。
 大手菓子会社のクッキーのTV・CMの主役オーディションに参加したアンジーは
、見事主役に抜擢され、スカウトしたマイケルは鼻高々。            
 しかし、CM撮影に行くと、口は達者じゃが、そこは演技素人。        
 中々、撮影がOKにならず、元名子役のマイケルが演技指導する事に・・・   
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《独断感想・エトセト欄》
 ハートフル・コメディで面白い。                      
 ジェイムズ・ラパイン監督は、本来ブロードウェイの舞台監督じゃが、映画も丁寧
な作りで、分かり易いね〜。                         
 この映画は、普通の子供が、子役になるサクセス・ストーリーじゃ〜なく、それを
からめて、一人の男の人生を考えさせてくれる内容で、コメディとは言え、笑えるシ
ーンは少ないが、チョッピリ辛口じゃが、ほのぼのとまとめて有るんで、最後まで一
気に観てしまう。                              
 それにしても、主演のマイケル・J・フォックスが実に良い。         
 「バラ色の選択」(1993年/米/監督:バリー・ソネンフェルド)より抑えた
演技で、過去の栄光にすがってのみ生きる糧を得る事の出来る、落ちぶれた役者を巧
演しとり、こんな渋い演技が出来るよ〜になったんじゃね〜?          
 天才子役少女役のクリスティーナ・ビダルが、ほんまにうまい。        
 複雑な環境で育った、口の達者な女の子を、自然な感じの演技で、フォックスと堂
々と渡り合っとる。                             
 フォックスがちょっと下手したら、完全に食われるところじゃったが、この映画の
フォックスの演技は、何とかビダルには負けとらん。              
 マイキーの兄役のネイサン・レインが、二人をうまく引き立てる、地味じゃが存在
感の有る演技をしとり、お陰で映画に深みが出とり、え〜ど〜。         
 たっぷりのロケで、冬のニューヨークがかいま見れて、それだけでも何となく豊な
気持ちになれる映画じゃね〜?                        
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