監督:宮崎駿
声 :森山周一郎/加藤登紀子/岡村明美/上條恒彦/大塚明夫/他
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【物語】
1920年代の終わりごろ、第1次大戦で空の英雄になった、元イタリア空軍パイ
ロットのポルコ・ロッソは、風雲急を告げるヨーロッパ情勢に、再び国の為に働かさ
れる事に嫌気がさし、自らに魔法をかけ、豚になり兵役忌避をする。
アドリア海の孤島に秘密の根城を持ち、そこから紅色の戦闘飛行艇を駆り、中型飛
行艇を駆使して船を襲う空の海賊(空賊)達をやっつける、賞金稼ぎを生業としとっ
た。
空賊達はポルコに手を焼き、凄腕の戦闘機乗りのアメリカ人、ドナルド・カーチス
に、ポルコをやっつける依頼をする。
海の真ん中の島を、まるごと社交場にしとるジーナとゆ〜謎の女実業家がおり、彼
女はポルコが人間の頃からの古いつきあいで、今でも密かにポルコを思い続けとった
が、ポルコはそんなジーナの気持ちを知ってか知らずか、彼女とはいつも距離を置き
恋愛には無関心を装う。
ポルコは古い飛行艇をだましだまし乗り廻しとったが、とうとう調子が悪くなり、
本格的な修理に出そうと回送飛行しとる時、カーチスがポルコを急襲し、不調のエン
ジンのせいで、ポルコは島に墜落する。
何とか命はとりとめたが、飛行艇は大破。
昔馴染みのピッコロ老人のやっとる飛行機工場に大破した機体を持ち込み、復元を
依頼する。
ピッコロ老人の孫娘フィオとゆ〜17才の少女技師が、ポルコの戦闘艇の復元作業
の主任技師となり、指揮をとる。
政府がファシスト政権に変わり、賞金稼ぎが非合法になり、国の徴用に応じんポル
コは、国家反逆罪で秘密警察からつけねらわれとった。
出来上がった戦闘艇の試験飛行は、秘密警察が監視しとる為出来ず、ぶっつけ本番
の飛行で、秘密警察から逃げる。
フィオは飛行後の再調整を名目に、無理やりポルコの島に同行する。
しかしポルコの島には、空賊が大勢でポルコを待ちうけとった・・・
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《独断感想・エトセト欄》
久し振りの本格的な宮崎アニメで、期待通りの楽しさじゃ。
「魔女の宅急便」の続編とでも穿って取れるよ〜な、出演キャラクターやネーミン
グ、また同じ構図の絵柄が有ったりして、思わずニヤリとさせられる。
宮崎アニメの真髄、空を飛ぶ感覚描写のうまさはさすがで、この映画のほとんどが
海と空をバックに展開されるんで、観とってほんまに気持ちがえ〜で〜。
色使いのうまさも相変わらずで、光と影、太陽と暗雲なんかを丁寧な描写で描き分
けてあり、最後まで画面に目が釘付けじゃ。
ほんまにアッとゆ〜間に終わってしまう。
ただ、映画の大スクリーンから受けた飛翔感が、スクリーンに比べはるかに小さな
テレビブラウン管で、しかもビスタサイズで更に小さくなった画面からは、どうして
も同じよ〜に感じられんのはしょ〜がないね〜?
それはともかく、登場人物の役割はそれぞれ実にハッキリしとり、ストーリー展開
は、も〜これ以上無いくらい単純明快で、少し物足りんくらいじゃが、笑って、ハラ
ハラして、ヒュン、ヒュン飛んで、そ〜ゆ〜爽快感を前面に出してあるんで、難しい
事は何も無し!!
ハッキリした結末を期待するとスカタンを食うかもしれんが、ま〜こんな終わりか
たも、観とる人それぞれが勝手な想像が出来るんで、え〜かもね〜?
疲れた中年やビジネスマンが楽しめるアニメを、との企画で作られた物じゃが、小
さな子供にも安心して観せられるアニメなんで、ご家族でご覧下しゃ〜。
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