国会へ行こう!
    
 1993年  日本  東宝

 (110分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズ

 ビデオリリース日:1993年10月8日

 監督:一倉治雄                              
 出演:吉田栄作緒形拳/宮崎ますみ/吉田日出子/松村達雄/金子信雄/長谷川
    初範/他                              
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【物語】
 大学4年の川合直哉(吉田栄作)は、交通事故を起こして怪我をした衆議院議員の
松平重義(緒形)を、自分の単車で病院に送り届ける。             
 お陰で軽傷ですんだ松平は、川合を卒業までの間、松平の臨時議員秘書として雇う
事にする。                                 
 松平は東北地方選出の与党・自由民政党の実力者じゃった           
 地元後援会との親睦会に出席する為、松平はしばしば帰郷し、議員秘書の川合も当
然お供をする。                               
 親睦会では、松平議員も後援会の有力者に対し、媚へつらい、川合ら議員秘書は裏
方として動きまわり、くたびれまわす。                    
 議員事務所に勤めるようになると、地元の有権者からの就職や交通違反のもみ消し
なんかの依頼が多く、政治家の裏側の汚い所が見えはじめ、将来は福祉関係の仕事が
したいと思っとる正義漢の川合にとって耐えられんので、辞めようと思うが、松平の
妻(吉田日出子)から、昔、松平が作ったとゆ〜政治改革案を見せられ、それが実現
したらえ〜と考えるよ〜になり、また松平事務所に勤める事にし、松平から政治改革
法案の素案を考えるよ〜言われる。                      
 大手ゼネコン・帝東建設から国会議員への贈賄リストが検察に匿名で送付され、そ
のリストには武田元総理の名前が有った。                   
 松平は川合の案を基にした、汚職議員の公民権永久停止を核にした政治改革法案を
提出するが、この政治改革法案には武田元総理の派閥が猛反対し、自由民政党内は真
っ二つに別れる。                              
 法案が通りそうな雲行きに、内閣総辞職・解散で対抗する党内保守派に対し、政治
改革を掲げる松平は、自由民政党を脱退し新日本党を結成する。         
 総選挙を松平は、同じ地盤の自由民政党の武田元総理と争う事になる・・・   
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《独断感想・エトセト欄》
 政治コメディで、現実とダブッて見えるんで面白いで〜。           
 映画公開時に、丁度衆議院総選挙とぶつかり、現実の新党結成や保革逆転の方が映
画より先に進み、ワリを食った感が有るが、コメディ政治映画としての内容は面白く
、中々え〜出来じゃ。                            
 現実の大手建設ゼネコンによる汚職の火も、現在まだまだ燃え広がって行っとる最
中じゃが、これを製作しとった時点で考えると、先見の明が有るね〜?      
 一倉治雄監督は、最初っからグイグイ引っ張ってくれ、最後まで目の離せん、うま
い作りをしとる。                              
 緒形拳は相変わらずの芸達者で、やり手政治家を見事な演技でこなしとる。   
 新米議員秘書役の吉田栄作は、正義感溢れる青年が、政治のダーティな面に接し、
戸惑い、怒り、やがてこんな政治を変えるには、と考えるようになる難しい役所を、
控え目な演技で好演しとる。                         
 この映画はドルビーサラウンド録音じゃが、日本映画はこのサラウンド効果を上手
に使った効果音の構成が下手じゃ。                      
 しかしこの映画は、日本映画には珍しく、ドルビーサラウンド録音による音の移動
感をうまく利用した構成が有り、その音場を楽しむのもえ〜で〜。        
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