第22回 日本アカデミー賞 (1998年度)


 1999年3月12日(金)、東京の新高輪プリンスホテルで、第22回日本アカ
デミー賞(1998年度)の授賞式が、”関口宏”と”黒木瞳”の司会で行われた。
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      作品賞  「愛を乞うひと」                   

      監督賞  平山秀幸   「愛を乞うひと」            

    主演男優賞  柄本 明   「カンゾー先生」            
    主演女優賞  原田美枝子  「愛を乞うひと」            

    助演男優賞  いかりや長介 「踊る大捜査線」            
    助演女優賞  麻生久美子  「カンゾー先生」            

      脚本賞  鄭 義信      「愛を乞うひと」         

      美術賞  中澤克巳   「愛を乞うひと」            
      撮影賞  柴崎幸三   「愛を乞うひと」            
      照明賞  上田なりゆき 「愛を乞うひと」            
      録音賞  芦原邦雄   「踊る大捜査線」            
      編集賞  川島章正    「愛を乞うひと」           
      音楽賞  久石 譲   「HANA−BI」           

    新人俳優賞  熊川哲也   「F/エフ」              
      〃    黒田勇樹   「学校3」               
      〃    麻生久美子  「カンゾー先生」            
      〃    田中麗奈   「がんばっていきまっしょい」      
      〃    野波麻帆   「愛を乞うひと」            
      〃    三船美佳   「友情/Friendship」     

    協会栄誉賞  黒澤 明(監督)                   

    会長特別賞  伊丹十三(監督)                   
      〃    木下惠介(監督)                   
      〃    高田浩吉(俳優)                   

    協会特別賞  飯野 久(プロデューサー)              
      〃    森 昌行(プロデューサー)              
      〃    新井喜一(衣装)                   
      〃    工藤芳照(美粧)                   

 話題賞・俳優部門  織田裕二   「踊る大捜査線」            
  〃  作品部門  「リング」                      

    外国作品賞  「L.A.コンフィデンシャル」(L.A.Confidential)   
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 結果は上記の通りじゃが、経緯として各賞ノミネートも書いときます。     
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   作品賞ノミネート  「踊る大捜査線」                 
             「学校3」                    
             「カンゾー先生」                 
             「HANA−BI」                

   監督賞ノミネート  今村昌平   「カンゾー先生」          
             北野 武   「HANA−BI」         
             本広克行   「踊る大捜査線」          
             山田洋次   「学校3」             

 主演男優賞ノミネート  織田裕二   「踊る大捜査線」          
             津川雅彦   「プライド/運命の瞬間」      
             ビートたけし 「HANA−BI」         
             役所広司   「絆/きずな」           

 主演女優賞ノミネート  大竹しのぶ  「学校3」             
             岸本加世子  「HANA−BI」         
             松嶋菜々子  「リング」             
             吉永小百合  「時雨の記」            

 助演男優賞ノミネート  大杉 漣   「HANA−BI」         
             世良公則   「カンゾー先生」          
             柳葉敏郎   「踊る大捜査線」          
             渡辺 謙   「絆/きずな」           

 助演女優賞ノミネート  佐藤友美   「時雨の記」            
             野波麻帆   「愛を乞うひと」          
             深津絵里   「踊る大捜査線」          
             余 貴美子  「学校3」             

   脚本賞ノミネート  今村昌平・天願大介 「カンゾー先生」       
             北野 武      「HANA−BI」      
             君塚良一      「踊る大捜査線」       
             山田洋次・朝間義隆 「学校3」          

   美術賞ノミネート  稲垣尚夫   「カンゾー先生」          
             桑名忠之   「時雨の記」            
             種田陽平   「不夜城」             
             内藤 昭   「プライド/運命の瞬間」      

   撮影賞ノミネート  木村大作   「時雨の記」            
             小松原茂   「カンゾー先生」          
             藤石修    「踊る大捜査線」          
             山本英夫   「HANA−BI」         

   照明賞ノミネート  椎野 茂   「時雨の記」            
             山川英明   「カンゾー先生」          
             石丸隆一   「踊る大捜査線」          
             高屋 齋   「HANA−BI」         

   録音賞ノミネート  紅谷愃一   「カンゾー先生」          
             堀内戦治   「HANA−BI」         
             宮内一男   「絆/きずな」           
             宮本久幸   「愛を乞うひと」          

   編集賞ノミネート  岡安 肇    「カンゾー先生」         
             北野武・太田義則「HANA−BI」        
             鈴木 晄    「絆/きずな」          
             松尾 浩    「踊る大捜査線」         

   音楽賞ノミネート  朝川朋之   「絆/きずな」           
             千住 明   「愛を乞うひと」          
             松本晃彦   「踊る大捜査線」          
             山下洋輔   「カンゾー先生」          

 外国作品賞ノミネート  アルマゲドン (ARMAGEDDON)            
             グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち       
                             (GOODWILLHUNTING) 
             プライベート・ライアン (SAVING PRIVATE RYAN)   
             恋愛小説家 (ASGOODASITGETS)           
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 受賞された皆さん、おめでとうございます。                 
 今年は、平山秀幸監督の「愛を乞うひと」が受賞を占めたね〜。        
 役所広司は、一昨年の「Shall we ダンス?」、昨年の「うなぎ」に続い
て3年連続の最優秀主演男優受賞は、さすがにならんかった。          
 これはまぁ色んな人にあげた方が、励みになるとゆ〜もんじゃし、主演作品「絆」
が、それほど話題にならんかったんでしょうがないね〜。            

 ところで、昨年も有ったが、最優秀賞の直前予想など、意味の無いコメントの声が
授与者の受賞者発表の声とかぶり、聞き取りにくい場面が今年も多々有った。   
 これは、是非早く改善して欲しい。                     

 それにしても、この「日本アカデミー賞」は、TBSの年末番組「日本レコード大
賞」同様、日本テレビの年一回のスペシャル番組としての存在なんで、作りも軽けり
ゃ〜、権威も軽い。                             
 各部門の優秀賞を5人ずつ事前に発表し、会場に呼んで、ステージで表彰し、その
舌の根も乾かんうちに、”最優秀”なるものを発表するとは・・・        
 これじゃ〜、”優秀賞”のありがたみはひとつも無い。            
 じゃけ〜、わしは上記の表記を”優秀賞”と書かずに、”ノミネート”と書いた。
 ”ノミネート”ならいちいち表彰せんでもよく、各受賞者へのくだらんインタビュ
ーで時間を無駄にすることもないんで、その分、”最優秀”受賞者のコメントを長く
聞けるとゆ〜もんじゃ。                           
 実際、つまらんところで時間を食い、脚本賞や美術・音楽などの受賞者の挨拶は、
ほとんどがカットされとる。                         

 また、”新人賞”も、男女一人ずつで良い。                 
 近頃の小学校の運動会じゃ〜あるまいし、なかよしこよしの横並びにせず、ちゃん
と競わせ、公正な選出で新人賞を男女一人ずつにだけやった方が、どんだけありがた
みが出るか。                                
 こんなやり方を続けとったら、米国の本家「アカデミー賞」なみの権威は、いつに
なっても出来りゃ〜せんで〜、ほんまの話しが。                
 じゃけ〜早く”優秀賞”とゆ〜呼び方をやめて”ノミネート”と呼ぶようにして欲
しいの〜わしら〜。                             
 まぁ色々グチったが、これも映画を愛する一ファンとして、日本映画の行く末を案
じればこそなんで、日本アカデミー賞の関係者の方には是非とも一考をお願いしたい
もんです、はい。                              
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