監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:クリント・イーストウッド/ジョン・マルコビッチ/レネ・ルッソ/ディラ
ン・マクダーモット/ジョン・ハード/ゲーリー・コール/フレッド・ダル
トン・トンプソン/ジョン・マホーニー/他
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【物語】
永年シークレット・サービス(財務省秘密検察部)ひとすじのフランク・ホリガン
(イーストウッド)捜査官は、かつてケネディ大統領の護衛官をした時、ダラスでケ
ネディを暗殺者から護れんかったのが今でも悔やまれとった。
大統領への脅迫はウソでも罪になり、大統領絡みの変質者の通報には、シークレッ
ト・サービスの捜査員が調査に出向く。
通報で出かけた先のアパートの一室の壁一面に、ケネディ事件を報道した新聞や雑
誌の切り抜き記事が張られとり、借り主の名をコンピュータ照会すると、子供の時に
亡くなったはずの人間で、名前を偽っとる事が判明する。
相棒のアル(マクダーモット)と再度アパートに行くと、すでに部屋はもぬけの空
で、壁にただ一枚、ダラスでのケネディ大統領を警護中のフランクの顔が写った切り
抜きが張って有った。
その部屋におった男からフランクの家に、現大統領の暗殺予告電話が何度も入る。
シークレット・サービスでフランクの家に盗聴器を取付け、逆探知をするが、逃げ
られてしまう。
犯人が逃げる途中、無茶な横断で車と衝突し、フロントガラスに指紋を残す。
FBIで指紋を照合すると、その指紋の男はミッチ(マルコビッチ)と判るが、ミ
ッチは元CIA職員で、暗殺が専門なんで、ミッチの情報は極秘になっとり、シーク
レット・サービスへは該当無し、とFBIから返答して来る。
ミッチは暗殺者の用が無くなった時、CIAから逆に命を狙われた事への復讐心か
ら、現大統領の暗殺を自分の命をかけて実行しようと考えとった。
本物の大統領暗殺と直感したフランクは、ケネディ暗殺の時の警護の失敗を挽回す
る為に、久し振りに現場で大統領護衛の役を貰う。
折から、大統領選挙が近づき、全米を大統領が選挙遊説に回る為、シークレット・
サービスも、大統領一向と旅を続ける事になり、老齢のフランクは疲れがたまって来
る。
じゃが、ミッチの脅迫電話は続き、変装の得意なミッチは検問にもかからず、フラ
ンクは気が抜けない・・・
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《独断感想・エトセト欄》
サスペンス・アクション映画で、非常に面白い!!
ウォルフガング・ペーターゼン監督は、お得意のサスペンス映画で、水を得た魚の
よ〜に生き生きとテンポ良くまとめとり、2時間10分がアッとゆ〜間じゃ。
国から、攻撃を学んだ男と、防御を学んだ男の駆け引きの描き方が面白く、最後ま
で目が離せんのはさすがじゃね〜。
女性捜査官リリー(ルッソ)とフランクのラブ・ストーリーもからませて有り、ハ
ラハラ・ドキドキのサスペンス内容が、これでグッと和らぎ、ひと息つけるのも心憎
い演出じゃ。
主演のクリント・イーストウッドは、大ベテランのエージェントを熱演しとる。
大統領の車の護衛に、周りをシークレット・サービスが取り囲み、車の移動と一緒
に走るシーンなんかは、息が切れるベテラン・エージェントの年齢そのままの役なん
で、実にリアルじゃ。
ミサイルでも吹き飛ばされんほどの防護を施された大統領専用車の周りをシークレ
ット・サービスが取り囲んで走るのは、大統領の一種の見栄で、シークレット・サー
ビスは国民への見せ物のよ〜なもんじゃと言う、フランクのセリフが面白い。
共演のジョン・マルコビッチは変装名人の設定通り、見掛けの雰囲気をガラリと変
え、おまけに語り口や仕種も変える、殺しのプロをしっかり感じさせてくれる。
ある時は、ホームレス風の汚い恰好で、またある時は、ソフト会社の社長として、
会った人への印象がまるで違い、どれが実体か判らんよ〜につねに変化させる、難し
い役どころを怪演しとる。
サラウンド効果も良く、迫力有るサウンドと相まって、映画を一層面白くしとる。
アクション映画ファンにはお薦めの一本じゃね〜。
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