今そこにある危機
CLEAR AND PRESENT DANGER
    
 1994年  米  パラマウント

 (149分)  内予告8分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1995年6月23日

 監督:フィリップ・ノイス                         
 出演:ハリソン・フォードウィレム・デフォーアン・アーチャー/ジョアキン
    ・デ・アルメイダ/ジェイムズ・アール・ジョーンズ/ミグル・サンドバル
    /ヘンリー・ツァーニー/アン・マグヌソン/ソーラ・バーチ/他    
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【物語】
 米大統領の友人で米財界人のハーディンが、家族もろとも自家用クルーザーの中で
惨殺され、事件の黒幕として、コロンビアの麻薬シンジケートのボス・エスコベド(
サンドバル)の名前が浮かび上がる。                     
 大統領は友人の仇討ちの為、大統領補佐官を通じ、秘かにCIAの作戦担当副長官
リター(ツァーニー)に、エスコベドの暗殺指令を出す。            
 リターは、コロンビアに住む元CIA工作員クラーク(デフォー)に、エスコベド
暗殺計画の協力を依頼し、軍隊の中から選出した精鋭の兵士12人で特殊部隊を編成
し、コロンビアに隠密裏に送り込み、衛星回線を利用したクラークの指示に沿って、
エスコベドの暗殺を図る。                          
 CIA情報部副長官グリーア(ジョーンズ)の急病により情報部副長官に昇格した
情報分析官のジャック・ライアン(フォード)は、大統領から麻薬ルート撲滅指令を
受ける。                                  
 軍隊が既に行動を開始しとる事を知らんジャック・ライアンは、麻薬ルート撲滅の
為、コロンビア政府へ資金援助を要請する議会の委員会で、軍事行動はしないと議員
に約束する。                                
 ジャックが麻薬ルートの調査すると、殺されたハーディンはコロンビアの麻薬シン
ジケートの”ブラック・マネー”の洗浄係じゃった事が判明する。        
 ハーディンの隠し口座に莫大な金額が眠っとる事を知った大統領は、次期選挙のポ
イント稼ぎに、ハーディンの財産の差し押さえ、米国で押収しようと考え、ジャック
は金の出所調査の為、コロンビアに飛ぶ。                   
 エスコベドの相談役・コルテズ(アルメイダ)は、米軍特殊部隊がコロンビアで活
動しとる証拠を握る。                            
 コルテズは、エスコベドの麻薬組織を自分の物にしようと考えとり、FBI長官が
コロンビアに来る事を知ると、エスコベドが報復でやったように見せかけて、FBI
長官を襲撃して殺す。                            
 ライアンは長官襲撃事件に巻き込まれるが、九死に一生を得て助かり、何故FBI
長官が殺されたのか、内緒のコロンビア入りがどうして漏れたのかを調査する。  
 度重なる特殊部隊のテロに手を焼いたコルテズは、補佐官に、米軍のコロンビアで
の活動を内密にする代わりとして、部隊の行動を停止させるよう裏取引をする。  
 補佐官からの指示を受けたリターは、衛星回線を遮断し、クラークと通信不能に陥
った12人の兵士は、たちまち麻薬組織の軍隊に包囲され、指揮官は生け捕りにされ
てしまう。                                 
 同僚で副長官同士ながら、何故かウマの合わんリターの挙動を不審に感じたジャッ
クは、リターのパスワードをハッキングし、リターの個人ファイルを覗き、軍隊によ
るエスコベド暗殺計画を発見する。                      
 じゃが、ジャックのハッキングを知ったリターは、すぐさま全ファイルを削除し、
証拠隠滅を計る・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 スパイ・アクション映画で、ブチ面白い!!                 
 フィリップ・ノイス監督は、複雑な内容を、順を追って丁寧に描いとり、最初から
最後まで、息をもつかさん緊迫感を維持しながら、面白く一気に観せてくれる。  
 CIA情報分析官”ジャック・ライアン”シリーズの映画としては、第1作「レッ
ド・オクトーバーを追え!」(1990年/米/監督:ジョン・マクティアナン/出
演:アレック・ボールドウィン/ショーン・コネリー/他)、第2作「パトリオット
・ゲーム」(1992年/米/監督:フィリップ・ノイス/出演:ハリソン・フォー
ド/他)に続く第3作目となり、前作に引き続き、主演も監督も同じで、息の合った
ところを見せてくれる。                           
 また前作は、ジャックの家族が事件に巻き込まれ、怒ったジャックがCIAに復職
し、家族を守る戦いのような趣が有ったが、この映画はコロンビアの麻薬シンジケー
トと米国の戦いでもあり、またCIA内部の陰謀もからみ、複雑な要素がうまく加わ
って、前作を遥かに超えた面白い映画になっとる。               
 主演のハリソン・フォードは、もうえ〜歳のに、動きの激しいアクション・シーン
も何とかこなし、ジャック・ライアン役がピッタシじゃ。            
 家庭を大事にしながらも、正義の為には大統領も訴えるとゆ〜一徹さを秘めた男を
演じるのは、ハリソン以外には考えられんね〜?                
 あの苦笑いは、ちょっと他の俳優じゃ〜出来んで〜。             
 ウィレム・デフォーは、現地情報屋として活躍しながら、工作員としても責任者と
して動く男を、地味ながら存在感の有る演技で巧演しとり、映画を引き立てとる。 
 今回は、チョイ出演ながら、ジャックの妻役のアン・アーチャーや、娘役のソーラ
・バーチの成長した姿がかいま見れるのも、シリーズ物の楽しさじゃね〜?    
 「レッド・オクトーバー〜」のジャック・ライアン役は、甘いマスクのアレック・
ボールドウィンじゃったが、前作からハリソン・フォードに代わり、ハリソンはアク
ションが似合うキャラクターなんで、より動きの有る映画として楽しめる内容になっ
たのも良い。                                
 米軍の「セルロース外被ミサイル」(爆発した瞬間に外被が溶け、ミサイルの破片
が見つからん特殊ミサイル)や、遥か遠くの外国での移動体電話を米国で盗聴したり
、声紋分析やコンピュータへのハッキング等、ハイテクの攻防戦も見どころじゃ。 
 キャスティングが良く、カメラも綺麗で、録音も明瞭で迫力が有り、総合的にすば
らしい出来のA級作品なんで、皆さん是非ご覧下しゃ〜。            
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