フック
HOOK
    
 1991年  米  トライスター

 (142分)  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1992年12月21日

 監督:スティーブン・スピルバーグ                     
 出演:ロビン・ウィリアムズダスティン・ホフマンジュリア・ロバーツボブ
    ・ホスキンスマギー・スミス/他                  
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【物語】
 米国の弁護士ピーター・バニング(ウィリアムズ)は、仕事第一人間。     
 バニング家は妻と、小学生の息子ジャックと幼い娘のマギーの4人家族で、皆ピー
ターとの触れあいを望んどった。                       
 特にジャックは男の子なんで、父親と一緒に遊びたいんじゃが、ピーターはいつも
仕事優先で、ジャックの出場した野球の試合の応援にも来んので、ジャックはガッカ
リ。                                    
 ロンドンで孤児の世話をしとる老婦人ウェンディ(スミス)が、小児病院を建設す
る事になり、孤児のころウェンディに世話になったピーターは、病院の設立式に出席
する為、高所恐怖症なんで大の苦手な飛行機に渋々乗り、家族全員で10年ぶりに渡
英する。                                  
 ウェンディの家に泊めてもらい、ジャックとマギーの二人だけをその屋敷に置いて
式典に出とる間に子供2人が誘拐され、子供達の居った部屋には、”フック”と署名
された、ピーター宛の手紙が有った。                     
 ウェンディはその手紙を読むとすぐ、物語「ピーターパン」のフック船長が、ピー
ターパンに決着をつけに戻って来い、と言っとる挑戦状じゃと気付く。      
 そこで、ウェンディはピーターに、ピーターパンは実話で、ピーターがピーターパ
ンじゃと教えるが、昔の記憶がすっかり欠落しとるピーターは、自分がピーターパン
とは信じず、警察に子供の誘拐を届ける。                   
 その夜、ピーターのところに妖精ティンカーベル(ロバーツ)が現れ、嫌がるピー
ターを”ネバーランド”に無理やり連れて行く。                
 目ざめたピーターの目の前に、海賊船と大勢の子分達がおり、ピーターは子分の一
人に変装し、海賊船に乗り込む。                       
 フック船長(ホフマン)が、ジャックとマギーをマストに吊るすのを見たピーター
は、フックの前に出て行き、子供を返すように言う。              
 太った体型と、高所恐怖症で空も飛べんピーターの変わり果てた様に呆れたフック
は、子供と一緒に死刑にしてしまえ、と怒る。                 
 永遠のライバルを、このまま死刑で殺して悔いは無いのか、とティンカーベルがフ
ックに言い、ピーターを元のピーター・パンに戻してから、決闘して勝った方が良い
のではと交渉し、フックに3日の猶予を貰う。                 
 迷子の子供達の住む地域にピーターは行くが、ここでも皆、彼がピーターパンじゃ
とは信じん。                                
 ティンカーベルの指導で、空を飛ぶ訓練を開始するが、中々うまくいかん。   
 空を飛ぶには、何か楽しい事を考えんといけんが、今のピーターには、楽しい事を
思い浮かべる事さえ出来ん。                         
 海賊船ではフック船長が、子分のスミー(ホスキンス)の助言で、3日の間に息子
のジャックを手なずけようと考え、野球大会を催し、ジャックを応援してやる事で、
フックはジャックの気持ちをつかむ事に成功する・・・             
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《独断感想・エトセト欄》
 もしピーターパンが大人になったらとゆ〜アイデアを、父と息子の絆を中心に描い
た、ファンタジー映画じゃ。                         
 評価の別れる映画のよ〜じゃが、わしは非常に面白く観た。          
 何せ、スピルバーグ監督の大ファンなもんで・・・              
 ロビン・ウィリアムズのとぼけたキャラクターが、仕事人間からピーターパンにな
るギャップを埋めるには最適じゃ。                      
 ダスティン・ホフマンはフック船長を楽しみながら演じとるよ〜で、その思いが画
面から滲み出て来る。                            
 妖精役のジュリア・ロバーツは、最初はちょっと違和感が有ったが、後半、だんだ
ん馴染んで行き、最後はやっぱし彼女で正解じゃったんじゃの〜?と思えるよ〜にな
るんで、不思議なもんじゃ。                         
 映画の前半は淡々と進行し、いつものスピルバーグ映画のよ〜に、最初っからグイ
グイ盛り上がっては行かんが、それは後半の為に、抑えに抑えとる、とゆ〜感じじゃ
ね〜?                                   
 この辺が、他の監督の作品なら別に不平も出んのんじゃろ〜が、いつものジェット
・コースター・ムービーのスピルバーグ映画を期待する人からは、不満が出るところ
かもしれんが、わしはこ〜ゆ〜作り方も好きじゃの〜?             
 2時間20分以上の長さじゃが、最後まで一気に観てしも〜た。        
 多大な費用をかけて、実物大の海賊船を建設し、それらを含む巨大セットを作り、
そこが撮影のメイン舞台となっとる。                     
 あまりにセットに費用をかけすぎて、そこ以外での撮影が不可能になったんか、広
いとはいえ、スタジオの中の狭さを嫌でも感じてしまう。            
 ロケによる広々とした映像が少ないのは、映画のスケールをどうしても小さくして
しまうんで、このへんはちと残念じゃ。                    
 それはともかく、単にピーターパンが大人になっただけのコメディじゃ〜なく、子
供の心を失った大人(父親)が、自分の息子と娘を救う過程で、子供の頃の心を取り
戻して行くのを、スピルバーグお得意の丁寧な描写で判りやすく表現してあり、心温
まる内容なんで、是非ご家族皆さんでご覧下しゃ〜。              
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