ヒーロー・インタビュー
    
 1994年  日本  東宝/フジテレビ

 (107分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズ

 ビデオリリース日:1995年3月1日

 監督:光野道夫                              
 出演:鈴木保奈美真田広之武田鉄矢/安達祐実/いしだ壱成/江口洋介/萩原
    聖人/岸谷五朗/武田真治/鶴見辰吾/関根勤/寺脇康文/他      
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【物語】
 プロ野球ヤクルト球団のバッター・轟仁太(真田)は、頭部にデッドボールを当て
られてから、ホームラン・バッターで3番を打っとったそれまでの打撃が出来んよ〜
になり、最近は引退の噂が常についてまわるチームのお荷物選手になっとった。  
 たまに一軍で、ピンチランナーに起用されても、目立ちたがりの独りよがりのプレ
ーでチームのチャンスを潰したりして、スポーツ記者の間でも評判が悪かった。  
 おまけに、妻にも逃げられ、ボロ・アパートで娘の球子(安達)と二人暮らしをし
とり、ファーム落ちの憂さ晴らしの飲酒や掛け金の借金取りが、連日アパートに押し
かけて来るとゆ〜、悲惨な状況。                       
 球子はダメな父親の尻を叩くが、あまり効果が無い。             
 監督(武田)も何とか轟に再起して欲しいと思おとるんじゃが、轟の内角球恐怖症
は直らず、ファームでも一向に打率はあがらんかった。             
 東京経済新聞の敏腕女性記者・沢木霞(鈴木)は、ある日突然、運動部への配転を
命じられる。                                
 経済新聞では、スポーツ欄は付録のようなものなんで、そんな運動部におる記者達
が、霞にはやる気のない人間の集まりに見えた。                
 運動部で霞はプロ野球の担当になり、早速取材をさせられる。         
 語学堪能で経済には詳しい霞じゃが、野球はルールも知らず、試合の後、ふと知り
合った轟の、口から出任せの嘘を信じ、運動部に配転されたばかりで何とか自分の存
在をアピールしたいと焦る霞は、それを特ダネとして記事にした為、運動部の記者達
から嘲笑される。                              
 轟の嘘に霞は頭に来るが、それ以来、霞は轟が何故か気になる存在になる。   
 霞は球子とも仲良くなり、ヤクルトの応援をするようになるが、運動部での業績が
パッとせんのを悩んだ霞は、社内恋愛で婚約しとるエリート記者がパリ支局へ栄転す
るのを機会に結婚してくれと言われ、霞は新聞社を退職して、結婚してパリに一緒に
行く決心を固める・・・                           
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《独断感想・エトセト欄》
 ラブ・ストーリーで、そこそこ面白い。                   
 劇場公開では配収15億円とゆ〜、ヒット作となったが、これは宣伝のうまさに助
けられたよ〜じゃ。                             
 光野道夫監督は、テレビでトレンディ・ドラマを演出して来た手腕を買われ、この
映画に起用されとり、無難なまとめ方で、一気に最後まで観せてはくれるが、可もな
く不可もなくと言ったところじゃね〜。                    
 主演の鈴木保奈美は、あのヌーボーとした表情は相変わらずで、左遷とも思える、
閑職部所への配転で戸惑う、女性記者を飄々と演じとり、映画初主演の気負ったとこ
ろが見えんのが良い。                            
 真田広之は、落ち目のプロ野球選手の孤立した雰囲気をよく漂わせ、やけクソ気味
の主人公を好演しとり、さすが芸達者じゃ。                  
 娘の球子役の安達祐実は相変わらずうまいの〜?               
 武田鉄矢もいつもの派手な演技を抑え、渋く演じとり、かえって存在感が有って実
に良い。                                  
 わき役がしっかりしとると、映画がしまるね〜。               
 ヤクルト・スワローズが全面協力して撮影された、神宮球場でのプロ野球の試合シ
ーンはさすがに臨場感を十分感じさせてくれる。                
 映画に登場する対戦相手が、横浜ベイスターズのみなのはちと残念じゃが、ま〜野
球そのものをテーマにしたスポ根映画じゃ〜ないんで、これはしょうがないね〜。 
 何にしても、爽やかな恋愛映画として、気楽に観れる一本です。        
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