平成狸合戦ぽんぽこ
    
 1994年   日本映画  東宝/徳間コミュニケーションズ

 (120分)  ビスタサイズ

 Hi―Fiステレオ ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1995年1月1日

 監督:高畑勲                               
 声 :古今亭志ん朝/野々村真/石田ゆり子/村田雄浩/桂米朝/桂文枝/三木の
    り平/泉谷しげる/清川虹子/他                   
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【物語】
 多摩丘陵で平和に暮らしとった狸達がおった。                
 しかし、列島改造で宅地開発が急激に進み、このままでは狸達は住処を追われる事
になりそうじゃった。                            
 狸達は集まり、化学(ばけがく)を復活させ、人間を化かして、開発に歯止めをか
けようと話し合い、古狸の指導のもと、若い狸に化けかた講習の特訓が始まる。  
 化学を習った若い狸達は、早速その術を使って、開発に関係する人間を化かしたり
して開発現場を混乱に落としいれる事に成功する。               
 じゃが、複雑な人間社会では、狸の起こした奇妙な出来事も、それを利権に利用す
る人間が現れるほどで、いっときは大騒ぎになるものの、開発が停まる事はなく、多
摩丘陵を守ろうとする狸達の思惑を無視して開発は進み、容赦なく多摩丘陵の景観を
変貌させて行く・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 動物が主役のアニメで面白い。                       
 高畑勲監督は、前作「おもひでぽろぽろ」では細密描写でうならせてくれたが、今
回は、ストーリーの奇抜さで、面白く最後まで一気に観せてくれる。       
 こういった狸が化けるとかの話は、子供の頃から狐と狸は人を化かすと教え込まれ
た日本人なら誰でもスンナリ理解出来るんで、目のつけどころが相変わらず良い。 
 しかも、日本人なら誰でも知っとる色んなお化け達が続々と現れるのも、日本のア
ニメならではの作りなんで、うれし泣きさせてくれる。             
 開発の進んだ多摩丘陵全体を、元の田舎に変えてしまうとゆ〜、大がかりな狸の化
学のシーンなど、アニメならではの表現方法が随所に見られ、ここらへんも思わず、
ニヤリとさせてくれるのはさすがじゃ。                    
 声の配役も全員がそれぞれ適役で、楽しそうに演じとるのが伝わって来る。   
 環境破壊に対するメッセージが、ちょっとプロパガンダ的で多少鼻につく点も有る
が、全体的には狸達の好ましいキャラクターと相まって、家族全員で笑いながら観れ
る1本じゃね〜。                              
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