ヒート
HEAT
    
 1995年  米  ワーナー・ブラザース

 (178分) 内予告他7分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  シネスコサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1996年11月21日

 監督:マイケル・マン                           
 出演:ロバート・デ・ニーロアル・パチーノバル・キルマー/ジョン・ボイド
    /トム・サイズモア/ナタリー・ポートマン/エイミー・ブレナマン/ダイ
    アン・ベノーラ/アシュレイ・ジャッド/他              
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【物語】
 ロスで真っ昼間、現金輸送車が襲撃され、保険のついた債券のみ強奪される。  
 その手慣れた手口と見事な計画性から、ロス市警のビンセント刑事(パチーノ)は
、相当頭の良いリーダーが居ると睨み、手口を分析して前科者を洗う。      
 情報をつかんだビンセントは、強盗チームの一人の名前を割り出し、尾行によりチ
ーム全員が揃うのを待ち、隠し撮り写真で全員の素性を洗い出す。        
 仕事に熱心な為、これまで2度も離婚を経験しとるビンセントは、現在の妻ジャス
ティン(ベノーラ)とも最近はうまく行かん。                 
 ジャスティンの連れ娘(ポートマン)はビンセントを慕っとったが、妻との仲は最
近冷めとり、危機的状況じゃった。                      
 強盗チームのリーダー格のニール(デ・ニーロ)は、こんなヤバイ職業の人間は、
いざとなったらすぐ高飛び出来るよう妻も家族も持たん主義の犯罪プロフェッショナ
ルじゃった。                                
 そんなニールが、何故か孤独な女性イーディ(ブレナマン)に惹かれる。    
 チームの爆破担当のクリス(キルマー)は、妻シャリーン(ジャッド)が居るのに
、博奕好きで、いくら大きなヤマでガッポリ儲けても、金は右から左。      
 ニールは、強奪した債券を闇で売りつける相手に罠にはめられ、報復を考える。 
 警察は、一味のメンバーの名が判っても、襲撃の証拠が無い為逮捕できんかった。
 そこでニール達を泳がせ、次のヤマを実行した時、捕まえる作戦に出る。    
 電話盗聴と尾行によりニール達の次の襲撃目標が貴金属店じゃと知ったビンセント
は、店の前に警官を多数配置して待ち伏せし、ニール一味が犯罪を実行するのを待ち
受けるが、ニールの鋭い感覚は危機を敏感に検知し、犯行は中止される。     
 ビンセントとニールは、お互いに自分の敵の手ごわさを感じる。        
 ニールはビンセントの裏をかき、銀行強盗に成功するかにみえたが、密告により失
敗し、一転ビンセントに追われる事に・・・                  
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《独断感想・エトセト欄》
 バイオレンス・アクションで非常に面白い!!                
 マイケル・マン監督は、この映画が自作の「メイド・イン・LA」のリメイク的作
品なんで、よりパワーが入り、また手慣れた感じでまとめてあり、最後までグイグイ
引っ張り、3時間近い長さを感じささずに一気に観せてくれる。         
 なんせロバート・デ・ニーロとアル・パチーノとゆ〜、オスカー俳優同士の共演の
上、バル・キルマーも控えめな渋い演技ながら、大御所二人と互角に演じとるんで、
映画全体がダレる事が無い。                         
 特にロバート・デ・ニーロが恰好いい〜〜っ!!               
 スマートに犯行を実行して行く犯罪チームのリーダーを巧演しとる。      
 そこには迷いも無く、計画通りにこなして行くだけじゃが、これが実にクールで、
ほんまに良いど〜。                             
 つい思わず、犯罪者集団の犯行が成功するよう応援してしまう。        
 アル・パチーノも一見ショボクレた、妻との仲も冴えん男が、実は一度目をつけた
容疑者に食いついたら離さん、スゴ腕刑事じゃとゆ〜のが面白い。        
 過去の離婚原因が、自分の仕事熱心の為、家庭を省みんけ〜じゃと知っとりながら
も、またまた同じ過ちを繰り返し、犯人逮捕に夢中になる刑事を熱演しとる。   
 いや〜、ほんまにどっちもすごいで〜。                   
 この二人の、火花の出るような迫力ある共演で、映画が全編通してピリピリと引き
締まった雰囲気を醸しだしとり、バル・キルマーなどの助演者も、それに引っ張られ
て、実にナイスな演技をしとる。                       
 他のキャスティングも、地味な感じの俳優ばかりを揃えとるんじゃが、これがまた
良くあっとる。                               
 しかしま〜、派手にブッ放す事、ブッ放す事。                
 町の中じゃろ〜が、一般市民が居ろうが、人質が居ろうが、そんなん一切構わず、
犯罪者も警官も銃を撃ちまくる。                       
 ほんまにアメリカはあんな調子で平気で銃をブッ放したりするんじゃろ〜ね〜?と
思わせてしまうほどの、リアリティ有る銃撃戦を見せてくれる。         
 一体何発、銃を撃った事やら?                       
 映像もシャープで、銃弾が車のボディに当たる音響もすばらしい迫力じゃ。   
 前半のスマートな手口の犯行描写から、手に汗握る後半の追っ掛けと、脚本がよく
練られとり、飽きささんのも良い。                      
 文句なくA級映画じゃね〜、これ。                     
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