グランド・ツアー
GRAND TOUR : DISASTER IN TIME
    
 1992年  米  チャンネル・コミュニケーションズ

 (101分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1992年10月23日

 監督:デビッド・トゥーイ                         
 出演:ジェフ・ダニエルズアリアナ・リチャーズ/エミリア・クロウ/マリリン
    ・ライトストーン/ジョージ・マードック/ジム・ヘイニー/他     
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【物語】
 オレゴン州の小さな田舎町に住むベン(ダニエルズ)は数年前、妻を事故で亡くし
、小学生の娘ヒラリー(リチャーズ)と、二人で暮らしとった。         
 ベンは丘の上の古いホテルを経営しょ〜と、元大工じゃった器用さを生かし、自分
で改装工事をしとると、貸切りバスが1台やって来て、観光客と思える老若男女の一
団が降りて来る。                              
 ツアー・コンダクターと思える女性が、ベンにこのホテルに宿泊させてくれと交渉
するが、ベンは今ここは改装中なんで、町の中心に別なちゃんとしたホテルが有るん
で、そっちに行くように言う。                        
 じゃが、工事中の状態でえ〜け〜宿泊させてくれと、破格の金額を提示し、強引に
宿泊してしまう。                              
 各部屋に分宿したツアーメンバー達の挙動は、どこか異質じゃったんで、ベンは奇
妙な連中じゃの〜と訝る。                          
 ツアーのメンバーで遅れて来た男が一人おった。               
 どうもする事がトロく、バスに乗り遅れて自分でやって来たようじゃった。   
 メンバー全員で町の観光に出かけても、グループからはぐれ、道でボーッとして、
車と衝突し軽傷を負う。                           
 ベンは事故現場に落ちとった彼のパスポートをみつけ、米国人が国内旅行するのに
何でパスポートが必要なんか?と中を見ると、色んなスタンプが押して有り、そのス
タンプの日付は、1906年とかの古いものから最近のものまで色々と有ったが、パ
スポートの持ち主の見掛け年齢じゃ〜、こんな90年近く昔の旅行に行っとるはずは
なく疑問を抱く。                              
 しかも、スタンプ年月日は、国内で起こった大事故、大惨事の年月日と全部が合致
しとる事に気づく。                             
 それはタイム・パスポートで、連中は未来からやって来た、過去の大惨事を直接目
で見て楽しむツアーの観光客の一団じゃと判る。                
 とゆ〜事は、この町に近く何かの大惨事が起こる事が予想された。       
 しかし、ツアーの一向に聞いても何も教えてくれず、何かが起こりそうな気配のう
ちに夜になり、町が見下ろせる部屋にツアーの全員が集まって町を眺めとる時、大隕
石が町の中心部に落下し、町の半分以上が消滅してしまう。           
 ベンは避難場所に指定された町の小学校にヒラリーを行かせ、自分は災害救助活動
の手助けに東奔西走する。                          
 翌日、ツアーの一団は、惨事の後を楽しむよ〜に、町中を徘徊する。      
 しかしすぐに帰る気配もなく、何故か避難場所の小学校を気にしとる素振りじゃっ
た。                                    
 隕石落下の衝撃で学校のガス配管が外れ、ガスが漏れ出しとり、ガスの大爆発事故
が起こり、学校は全壊し、学校に避難しとった多数の人間が死亡する。      
 その被害者の中にはベンの愛娘ヒラリーもおった。              
 ベンは娘の死を悲しみ、何も教えてくれんかった、ツアーの一団を恨むが、彼らは
もう次の旅に立ってしまった。                        
 1冊のタイム・パスポートが置き忘れてあり、ベンはそれを見よう見まねで操作し
、娘を助けようと、隕石の落ちる前の”昨日”に時を逆上る。          
 じゃが町の皆を救おうと、あがけばあがくほど事態は悪くなって行く・・・   
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《独断感想・エトセト欄》
 SFファンタジーで、これは良いど〜〜!!                 
 最初、単純なタイムトラベル物かと思って観とったら、親子や夫婦の愛情を上手く
からめて、ジンとする出来になっとる。                    
 劇中、何度も使用されるベートーベンのピアノ曲「エリーゼのために」がキーにな
っとるのもえ〜んじゃね〜、これが。                     
 監督のデビッド・トゥーイは、これが処女作じゃそ〜じゃが、テンポも良く、絵柄
の構図も落ちついとり、これからが楽しみな監督さんじゃね〜?         
 主演のジェフ・ダニエルズは、何故かワンポイント、ピントのズレた主人公役が多
いよ〜じゃが、これがまたえ〜具合なんじゃの〜?               
 娘役のアリアナ・リチャーズもえ〜子役じゃ。                
 出番はあまり無かったが、光るものが有るね〜?               
 SFXや大掛かりな屋外セットはあまり無く、大きな声でSF映画じゃとは言えん
かもしれんが、内容はしっかり”時をかける男”をやっとるんで、最初は何じゃ〜こ
の映画は?と思おて観とるうちに、ズルズルと引きつけられ、最後まで一気に観せら
れたのは意外じゃった。                           
 もっとも、冒頭の1分間ほどのシーンは、無くてもえ〜ね〜?         
 これが有るばっかしに、かえって混乱してしまう。              
 途中で意味が判り、そこでも使用される映像なんで、冒頭のは不要じゃ。    
 しかし、評価点は高いど〜!!                       
 映画の総合評価ポイントは別にして、後味の良さは、あのタイム・トラベル物の傑
作、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」より上かもしれんね〜?        
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