監督:山下賢章
特撮監督:川北紘一
出演:柄本明/小高恵美/橋爪淳/吉川十和子/米山善吉/斉藤洋介/中尾彬/佐
原健二/今村恵子/大沢さやか/斉藤洋介/他
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【物語】
ビオランテやモスラとの闘いによって宇宙に飛散したゴジラ細胞が、ブラックホー
ルに吸い込まれ、結晶生物と融合して成長し、ホワイトホールから排出され、スペー
スゴジラとして甦り、帰巣本能によって地球に戻って来る。
宇宙レーダーで謎の巨大生物の接近を知った、国連G対策センター”Gフォース”
は新兵器のモゲラで迎え撃つが、簡単に突破されてしまう。
”Gフォース”ではテレパシーによってゴジラを操ろうとする、Tプロジェクトが
有り、超能力者の未希(小高)を使って実験をしようと、ゴジラの住む南太平洋の孤
島バース島に、一向はやって来る。
バース島には、リトルゴジラ(ゴジラサウルスが成長)が居り、何故かリトルゴジ
ラに好かれながらも、かつてゴジラに親友の権藤を殺された恨みから、ゴジラに復讐
を誓い、ゴジラ退治に執念を燃やす結城(柄本)隊員が居った。
”Gフォース”のTプロジェクトの一員で有る、権藤の妹・千夏(吉川)は、結城
の行動をハラハラしながら見守っとった。
未希のテレパシーによるゴジラ操作実験は成功したかに見えたが、スペースゴジラ
が現れ、壮絶な怪獣同士の闘争の前には、未希のテレパシー操作など、何の役にも立
たんかった。
島に駐留する”Gフォース”の新庄隊員(橋爪)はゴジラと闘う為に”Gフォース
”に入っとり、ゴジラと意思の疎通をはかろうとする未希とは考え方が違っていたの
で、二人は最初反目し合うが、徐々にお互いを気にするようになって行く。
スペースゴジラによってリトルゴジラを負傷させられ、自らも負傷したゴジラは、
福岡に飛び去ったスペースゴジラを追って、鹿児島に上陸する。
バース島より帰還した結城や新庄が操縦する、より強化されたモゲラも加わり、福
岡で三つ巴のバトルが開始される・・・
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《独断感想・エトセト欄》
お馴染みの、日本が世界に誇る(?)怪獣映画じゃ。
前作「ゴジラvsメカゴジラ」の大河原孝夫監督から、山下賢章監督に代わり、ど
んな風に変化したか楽しみじゃったが、ハッキシゆ〜て全然変わっとらん。
相変わらず、人間のドラマ部と怪獣の特撮部がチグハグで、ドラマ部が浮いてしも
〜とり、怪獣シーンの足を引っ張っとる。
また特撮監督は同じ為、毎度煤jの無いワイド撮影の多用で、いつもと同じ、迫力
の無い箱庭映像になってしも〜て、ガッカリ。
どうせ引きの構図にするなら、鹿児島湾を行くゴジラのように、素晴らしいカット
も有るんじゃけ〜、あんな風に、ロケ風景との合成を多くした方がえ〜と思うんじゃ
がね〜?
実際、バース島に上陸するゴジラや、九州の都市を破壊しながら縦断するゴジラな
どの、実写風景との合成シーンは、抜群の迫力で観せてくれる。
この線を押して行けば、も〜ちょっと迫力が出そうな気がするんじゃがね〜?
ところで、これまで新シリーズのゴジラ映画には常連の脇役じゃった小高恵美が、
主役になっとる。
お年頃になり、段々良くなって来たね〜。
演技はまだまだじゃが、頑張ってやりんさいね〜。
柄本明は、あのひょうきんなとぼけたイメージが強過ぎ、シリアス・ドラマを一生
懸命やればやるほど浮いて来る。
わし、キャラクターとしては好きな男優じゃが、ゴジラ映画には不向きに思える。
他の脇役陣も、どれもパッとせず、特にデップリと肥えた中尾彬の司令官には、軍
人はもっとスリムな人でないと〜、と完全に違和感を覚えた。
全体的にキャスティング・ミスじゃね〜。
じゃが、出演者の中では、吉川十和子だけは良かった。
演技も確かじゃし、魅力的な色気を感じさせる女優で、え〜ど〜、え〜ど〜。
それはともかく、新モスラやバトラなどのチャラチャラした色使いに比べ、スペー
スゴジラの造形や色相は、中々良い出来で、最近の新怪獣の中では、唯一合格じゃ。
じゃが、「地球防衛軍」(1957年/東宝/監督:本多猪四郎/出演:佐原健二
/白川由美/他)以来、37年ぶりに復活した”モゲラ”は、そのあまりのデザイン
の変貌に、とてもじゃ〜ないが、古い”モゲラ”を知る人間としては超ガッカリ!!
本来”モゲラ”は地中を進むロボットなんじゃが、そんなシーンは一度も無く、こ
れもアテ外れでガッカリ。
コスモスやら妖精モスラやらミニゴジラやら、沢山のキャラクターが出演して、ま
るでオールスター怪獣大進撃状態ぢゃ。
サービスのつもりなんか?そんな事より、映画のレベルを上げてくれ〜!!
ま〜、何はともあれ、わしのように「ゴジラ」ファンの人だけ、ど〜ぞ。
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