フォー・ザ・ボーイズ
FOR THE BOYS
    
 1991年  米  20世紀フォックス

 (150分)  内予告5分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1992年11月6日

 監督:マーク・ライデル                          
 出演:ベット・ミドラージェイムズ・カーン/ジョージ・シーガル/アリー・グ
    ロス/アーリス・ハワード/パトリック・オニール/クリストファー・ライ
    デル/ノーマン・フェル/ジャック・シェルダン/他          
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【物語】
 第二次世界大戦中、米国のレコード歌手・ディクシー(ミドラー)は、夫が戦地に
赴いとり、幼い息子・ダニーと二人暮らしじゃった。              
 米軍の従軍慰問をしとる人気スター・エディ(カーン)のマネージャーがディクシ
ーの叔父で、エディとコンビを組んで、ヨーロッパ戦線の慰問をしようと誘ってくれ
、大急ぎで英国におる慰問団に合流する。                   
 ディクシーは、初のライブ出演で緊張して、舞台裏で待機しとる時、一張羅のドレ
スを破り、急遽ダブダブの将校制服を借り、その上着だけの恰好で舞台に立ち、兵士
達の大喝采を浴びる。                            
 即興のやりとりが下品じゃと、エディはディクシーとコンビを組むのを嫌うが、こ
の二人の組合せは大当たりとなる。                      
 エディには妻も3人の娘も有り、ディクシーにも出兵中の夫と息子がおる二人の間
は、当時は不倫は超ご法度なんで、当然男女の関係は何も無い。         
 北アフリカ戦線への慰問の時は、エディの手配でディクシーは夫に会える。   
 ディクシーと夫の数年ぶりの感動の再会シーンは、エディがニュースフィルムにそ
の様子を撮影させ、その映像でコンビの人気は絶大なものになる。        
 しかし、しばらくして後、ディクシーの夫は戦死してしまう。         
 やがて第二次世界大戦が終わり、二人はコンビでTVのショウ番組に出演したりし
とったが、人気も下がり気味になり、エディは折からの朝鮮戦争に出兵しとる米兵の
慰問に行く事で、人気を盛り返そうと考える。                 
 ディクシーの息子・ダニーは思春期になり、エディを父親のように慕い、息子のお
らんエディはダニーを本当の息子のように可愛がる。              
 慰問先の朝鮮半島では、米軍兵士がディクシーの腕の中で息絶えたりし、第二次世
界大戦の時と、戦争そのものが変わりつつあるのを感じられた。         
 日本で慰問団のクリスマスパティー中、赤狩りの対象にされたディクシーの叔父が
当局の圧力に負けたエディから解雇され、ディクシーはそれに腹を立て、コンビは解
消となる。                                 
 米国に帰ったディクシーは、叔父を擁護する発言により当局からマークされ、大手
の放送局にボイコットされ、ショウや地方回りをして凌ぎ、小さなクラブの経営者に
落ちつく。                                 
 エディは一人で芸能活動を続ける。                     
 やがてダニーも青年になり、陸軍士官学校を卒業し、米軍士官としてベトナムに派
兵される。                                 
 エディはベトナムの米兵の慰問に行けばダニーに会えると、ディクシーにコンビ復
活を持ちかける・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 主演のベット・ミドラーが「フォーエバー・フレンズ」同様、プロデュースも手が
けた映画で、米国での興行は大失敗じゃったよ〜じゃが、よ〜出来たえ〜映画じゃと
わしは思うで〜。                              
 ひとつの映画で第二次世界大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争と3つの戦争が描かれと
るんは珍しいね〜?                             
 しかも、それぞれの戦地の雰囲気の違いが、よ〜表現されとる。        
 後の戦争になるほど、米軍に余裕が無くなるのも興味をひかれる。       
 慰問団のバック・バンドの楽器構成なんかも、時代の違いが見えて楽しい。   
 しかし、米映画のメーキャップ技術はすげ〜ね〜?              
 ベット・ミドラーが80歳過ぎの老女になり、国から芸術勲章を授与される表彰式
に出るまでに、それまでの人生を回顧する形式になっとるんじゃが、老女のメークは
すごい。                                  
 首筋の皺・タルミ、手の皺・シミ、など顔以外にも手間をかけてメークされとり、
ほんまに歳を取るとこんな顔になりそうじゃと思えるもんね〜?         
 劇中、ミドラーが歌うシーンは当然本人の歌唱で、このへんはブロードウェイ出身
の芸域の広さとゆ〜か、確かさで、米国の俳優の力量のすごさを見せつけてくれる。
 アイドルがその人気におんぶしただけの、下手な演技や歌の映画を平気で作る日本
映画とは基本姿勢が違うね〜?                        
 ミドラーが戦地で兵隊に囲まれ、静かな曲を情緒たっぷりに歌うと、ほんまにジー
ンと来る。                                 
 2時間半の大作じゃが、最後まで一気に観せてくれるで〜。          
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