いちごいちえ
フォレスト・ガンプ/一期一会
FORREST GUMP
    
 1994年  米  パラマウント

 (147分) 内予告他4分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  シネスコサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1995年11月23日

 監督:ロバート・ゼメキス                         
 出演:トム・ハンクスゲイリー・シニーズサリー・フィールド/ロビン・ライ
    ト/ミケルティ・ウイリアムソン/他                 
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【物語】
 1950年代のアメリカ・アラバマ州の小さな田舎町。            
 母子家庭で育ったフォレストは知能指数が75で、ちょっと知恵遅れじゃった。 
 母親(フィールド)は大きな家を使って、民宿をやって生活しとった。     
 小学校に通い始めたフォレストは、家の近くに住む少女ジェニーと知り合う。  
 他の子供達がフォレストを嫌うのに、ジェニーだけは優しくしてくれ、二人はよく
一緒に遊んだ。                               
 その頃から大きくなっても、ジェニーがフォレストの心の中を占めるようになる。
 青年になったある日、子供の頃からのいじめっ子達に自動車で追いかけられたフォ
レストは、夢中で走って逃げとるうちに、驚異的な速度で走れる事に気づく。   
 それ以来、フォレストは走る事が大好きになり、毎日町中を走り回るようになり、
走る事はフォレストが青年になるまで続いた 。                
 フォレスト(ハンクス)の駿足は、大学のアメフト・チームの監督の目にとまり、
大学でアメフト選手になり、全米代表選手に選ばれるほどになった。       
 大学を卒業すると米陸軍に入隊し、ベトナム戦争勃発によりベトナムに従軍する。
 ベトナムでは黒人の戦友ババ(ウイリアムソン)と一緒に、ダン少尉(シニーズ)
の小隊に配属される。                            
 ベトコンの奇襲を受けた小隊は、壊滅的打撃を受け、フォレストは負傷しながらも
小隊の戦友達やダン少尉を持ち前の駿足で助け出し、栄誉勲章を授与される。   
 入院中、休憩室で遊びで始めた卓球にのめり込み、メキメキと腕を上げ、米中友好
卓球大会の選手に選ばれるほどになる。                    
 除隊後、卓球のラケット会社のCM出演料を元手に、負傷除隊したダン少尉と一緒
にエビ会社を設立すると、これが大当たりして一躍大金持ちになる。       
 しかし、事業に魅力を感じず、会社をダンに任せ、故郷の家に帰り、母が亡くなっ
た後、一人っきりの生活を続けとると、子供のころからずっと好きじゃったジェニー
(ライト)がフラリと訪れる。                        
 フォレストはジェニーに求婚するが、翌日ジェニーは姿を消してしまう。    
 それをきっかけに、フォレストの走る習性が再び目を覚まし、アメリカ中をただ走
るだけの生活が始まる・・・                         
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《独断感想・エトセト欄》
 サクセス・ストーリー的ヒューマン・ドラマの感動作で、ほんまにすごい!!の一
言じゃ。                                  
 ロバート・ゼメキス監督は、下手したら悲惨な映画になりかねん内容を、明るく、
楽しくまとめとり、2時間20分以上の長さにも関わらず、飽きささずに最後まで画
面に目が釘付け状態で観させてくれる。                    
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで培った、60年代の時代考証を一
層発展させ、髪形、衣装、車、家具(特にテレビの形が、時代によってハッキリと違
っとるのが面白い)、音楽など、凝りに凝った作りで、うならせる。       
 フォレストが背骨の矯正の為、足に金属製のギブスをはめ、難しそうに歩く姿から
プレスリーの独特の腰振りダンスが生まれたとかのシーンは、同監督作の「バック・
トゥ・ザ・〜」のダンス・パーティ会場で、主人公のマーティが”ジョニーB・グッ
ド”を歌い、それを聞いたバンド員の一人がチャック・ベリーに電話して、新しい音
楽として聞かせる、あのシーンと通じた面白さが有る。             
 他にもフォレストの口を借りて新解釈(?)を色々聞かせてくれ、つい、これが真
相じゃ〜ないん?と思ってしまうで〜、ほんまに。               
 また、ボブ・ディランやジョーン・バエズ等、年代ごとに移り変わる音楽が、当時
の時代背景を思い出させてくれたりもして懐かしい。              
 パロディ(?)ぽい所も有ったりして、真面目な内容の映画ながら、笑わせてくれ
るシーンが結構有り、お堅いだけの映画作りで無いのは、いつもながら見事じゃ。 
 主役のトム・ハンクスってのは、ほんまにすごい役者じゃね〜?        
 1994年にアカデミー主演男優賞を受賞した「フィラデルフィア」のエイズ患者
役もすごかったが、今回のちょっとだけ頭の足りん男を、自然体の演技で見事に演じ
とる。                                   
 知恵遅れの人間の一徹さと、次々に訪れる栄誉やチャンスを、全然それと気づかん
ので、かえってどんどん豊かになって行く青年を、淡々と実に違和感の無い自然な感
じで巧演しとる。                              
 ハンクスは、「ビッグ」や「プリティ・リーグ」なんかのドタバタも上手いし、シ
リアスな演技も定評が有り、さすがじゃね〜。                 
 共演者のキャスティングも良い。                      
 ところで、この映画はSFXも話題じゃ。                  
 ケネディ大統領、ジョンソン大統領、ジョン・レノン等のニュース・フィルムとの
自然な合成にはたまげるし、見事なもんじゃが、SFX技術のすごさは他にも多く、
そりゃ〜も〜、びっくりするよ〜なシーンが満載じゃ。             
 もっとも、それと知らずに観たら、不思議でも何ともないじゃろ〜ね〜?    
 それくらい自然に見える。                         
 冒頭のタイトルで羽毛一枚がヒラヒラするシーンからして、そうじゃもんね〜。 
 特にダン少尉が負傷して、両足の膝から先を切断された後の描写などは、自然その
もので、この俳優は本当に膝から先が無いんじゃ〜?と思えるほどじゃ。     
 「ジュラシック・パーク」(1993年/米/監督:スティーブン・スピルバーグ
)の様に、恐竜など、無いものを見せる為のSFX合成も有るが、この映画の様な使
い方も有るんじゃね〜?                           
 いや〜、ほんまにすごかった!!                      
 じゃが、この映画は特撮が常に話題にのぼるが、映画の内容は、SFXが有っても
無くても、文句無しの超Aクラスじゃ。                    
 これは、是非皆さんに観てもらいたい一本じゃね〜?             
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