フリッパー
FLIPPER
    
 1996年  米  ユニヴァーサル

 (106分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  コピーガード仕様

 ビデオリリース日:1997年1月18日

 監督:アラン・シャピロ                          
 出演:ポール・ホーガンイライジャ・ウッド/ジョナサン・バンクス/ビル・ケ
    リー/チェルシー・フィールド/他                  
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【物語】
 中学生のサンディ(ウッド)は、夏休みの間、伯父のポーター(ホーガン)の所に
預けられる事になり、観光の島コーラル・キーにやって来る。          
 そこはリゾート地とはいえ、何も無いところで、伯父ポーターは独身中年で島で漁
師をしとった。                               
 最近、島の近海は不漁続きで、漁師を辞めて島を去る者が続出しとり、島は寂れと
った。                                   
 遊びたい盛りのサンディにとって、こんな何も無い島に居るのは苦痛じゃった。 
 不漁の原因はイルカのせいじゃと言われとり、観光釣船をやっとるダーク(バンク
ス)は、沖でイルカをみつけると銃で射殺しとった。              
 伯父の漁の手伝いをしとったサンディは、親子イルカがダークに撃たれるところに
遭遇し、子イルカを助けてやる。                       
 孤児の一人ぼっちになった子イルカは、サンディになつき、島にやって来て、サン
ディのペットになり、”フリッパー”と名づけられる。             
 じゃが、法律でイルカを飼う事はできず、警官の指示でフリッパーを遠くの海に放
しに行く。                                 
 フリッパーとの別れが辛いサンディは、こっそりゴムボートに乗り、一人でフリッ
パーを探しとると、猛毒のダイオキシンの海洋違法投棄現場を目撃する。     
 サンディの乗るゴムボートは、不法投棄船と衝突して沈没してしまい、海に投げ出
されたサンディが泳いで漂流しとると、獰猛なシュモクザメがサンディを襲う・・・
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《独断感想・エトセト欄》
 動物ファミリー・ドラマでブチ面白い。                   
 アラン・シャピロ監督は、これまでの同監督作品とは全然違うタイプの、ほのぼの
としたこの映画を非常に上手くまとめとり、これは新境地を開拓したか?     
 最初っから面白くひきつけてくれ、最後まで一気に観せてくれる。       
 とにかく、海の奇麗さは、実にうらやましい。                
 ライトブルーの透き通った海は、それだけでもう一本取れるもんね〜。     
 そんな海を舞台に、動物と子供が出た日にゃ〜、こりゃ〜も〜よっぽど下手せん限
りおかしな映画になりようがない。                      
 普通に作っても、そこそこの映画になりそうじゃが、出演しとる子役が粒ぞろいじ
ゃ。                                    
 特に主演が名子役のイライジャ・ウッドなんで、外れは無しじゃ。       
 わし好きじゃの〜、ウッドは。                       
 しかし、ま〜イライジャ・ウッドは、ますます大きくなり、そろそろ恋愛映画もで
きるね〜?                                 
 彼はこのまま、え〜俳優になりそうじゃ。                  
 大いに期待しとるで〜。                          
 久々に顔を見たポール・ホーガンは、さすがに老けとる。           
 じゃが「クロコダイル・ダンディ」のイメージが強いんで、この映画での主人公の
キャラクター設定は「クロコダイル〜」とほぼ同じ。              
 素手でヤシの実に穴を開けたりするんで、笑わせてくれる。          
 ところで、イルカやシュモクザメなどの海中シーンには、アニマトロニクスが多用
されとる。                                 
 アニマトロニクスは、動物保護にうるさい米国で動物を使った映画を撮る為に、ハ
リウッドが開発した、動物そっくりの動きをするロボットじゃ。         
 象やライオン、ワニや馬など何でも作ってしまう。              
 この映画の場合はイルカやシュモクザメで、リモコン操作で海中を泳いだり口を動
かしたりするんじゃが、これがまた良く出来とり、本物との区別がつかん。    
 リモコンのコードは、撮影後にCG処理して消され、海中のイルカが段取り通りに
演技するとゆ〜訳じゃ。                           
 テレビ番組のハリウッド通信でメイキングを見ると、アニマトロニクスのイルカが
いかに本物そっくりなんかが良く判る。                    
 いや〜、これはそうと知らずに見たらアニマトロニクスを使った撮影部分も、絶対
に本物のイルカを使って撮影したと思うで〜。                 
 それはそうと、この映画レン・ビデ店では、子供映画扱いのようで、字幕スーパー
版と日本語吹替版の割合が、日本語版の方が多い店が多いようじゃ。       
 下手したら、日本語版しか置いとらん店も有る。               
 ま〜内容が子供にも安心して見せられるのは確かなんじゃが、この映画を子供映画
とするのは、あまりにも淋しい。                       
 出来の良さ、内容の面白さ、展開の仕方、映像の奇麗さ、音声のクリアーさ、など
どれをとってもA級映画と言えるで〜。                    
 皆さん、ご家族ご一緒に是非ご覧下しゃ〜。                 
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