ドクター
THE DOCTOR
    
 1991年  米  タッチストーン

 (127分)  内予告4分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1992年9月18日

 監督:ランダ・ヘインズ                          
 出演:ウィリアム・ハートエリザベス・パーキンス/クリスティーン・ラーチ/
    マンディ・パティンキン/チャーリー・コースモー/アダム・アーキン/ウ
    ェンディ・クルーソン/ビル・メイシー/ナンシー・パーソンズ/他   
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【物語】
 総合病院の外科医師マッキー(ハート)は、外科手術も見事な腕前で、いつも冗談
を言っては医者仲間や看護婦を笑わせる人気者。                
 しかも、治療は合理的で、事務的に行うんで、病院側から見るとこれ以上無い良い
医師じゃった。                               
 じゃが、患者へは決して思いやりのある医師とは言えんかった。        
 最近咳が出る事が頻繁で、喉に異常を感じたマッキーは、耳鼻咽喉科の女医に診察
してもらうと、喉に腫瘍が有ると言われる。                  
 喉頭ガンの疑いが有ると自己診断したマッキーは、不安になる。        
 患者の立場に立たされてみると、受付の対応のまずさや、医師の応対の冷たさや誤
診への憤りを感じるよ〜になる。                       
 冷静な判断をする女医も、患者の立場から見ると、冷酷な人間に見えて来て、病気
への不安も重なり、段々落ち込んで行く。                   
 病院の待合で診察の順番を待っている間に、脳腫瘍の末期で手遅れと言われながら
も一生懸命生きる努力をしとるジューン(パーキンス)とゆ〜女性と知り合い、彼女
の生きざまが励ましになって行く。                      
 マッキーは喉の腫瘍治療の為の放射線投射を続けるが、腫瘍は小さくなるどころか
大きくなり、摘出手術を薦められ、より不安になって来る・・・         
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《独断感想・エトセト欄》
 医師がある日患者の立場に立たされ、今まで医師の都合によってのみ患者が扱われ
とった総合病院の医療システムに違和感を覚え始める。             
 実在の医師の実体験に基づいて書かれた原作からの映画化だけに、病院での患者の
扱われ方や、患者の病気への不安な気持ちの描写にリアリティが有る。      
 ガンの宣告による、自分のこれからの生きかたについて、見つめ直しへの気持ちの
切替えは、中々時間がかかるもんじゃと思うが、それを素直な描き方で表現しとり、
自然でえ〜ど〜。                              
 10年以上前にわし、親父を胃ガンで亡くしたが、当時はガンは本人には告知せん
のが普通じゃったんで、この映画のよ〜に、医師が本人にアッサリとあなたはガンで
すよと言うシーンは、感慨深いものが有るの〜。                
 (もっとも、この場合、患者が医学知識の有る医師とゆ〜事も有る)      
 余命を大切に有意義に過ごすには、ガン告知をしてもらった方がえ〜かもしれんね
〜?                                    
 ウィリアム・ハートは、医師でありながら患者の悩みをも併せ持つ人間の不安な精
神状態をうまく演じとる。                          
 線の細いキャラクターなんで、神経質なイメージの有る医師の役はピッタシじゃし
、自らが患者としての悩みも持つとゆ〜難しい役は適役じゃの〜?        
 坦々とした展開ながらも、内容の濃い映画で、2時間ちょっとを一気に観せてくれ
る。                                    
 これは、病院関係の方には是非観てもらいたい映画じゃね〜?         
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