監督:バリー・レビンソン
出演:マイケル・ダグラス/デミ・ムーア/ドナルド・サザーランド/キャロライ
ン・グッドール/デニス・ミラー/ローマ・マフィア/他
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【物語】
ハイテク・マルチメディア商品を研究する会社に勤務するトム(ダグラス)は、試
作中のバーチャルリアリティ(仮想現実)装置に使用するチップに問題が有り、頭を
悩ませとった。
新製品に使用するチップは、マレーシア工場で生産されとり、トムは製造ラインの
責任者じゃった。
現在この新製品を手土産に合弁話が進んどり、もし新製品が駄目なら、合弁も御破
算になる。
トムには妻と子供がおり、幸せな家庭を築いとり、製造ミスによる製品が原因で合
弁がパーになったら、当然トムはクビになる。
じゃが、社内には新製品の成功を前提に、トムが副社長に昇格するとの噂が流れと
り、トムも新製品開発を成功させようと必死じゃった。
そんな折、社長から新任の副社長としてトムの昔の恋人メレディス(ムーア)を紹
介され、トムは自分が昇格するかもしれんとの思惑が外れ、ちょっとガッカリする。
メレディスから夜7時に副社長室で打合せをするので来るように言われ、トムが副
社長室に行くと、久しぶりの再会に、メレディスの方からモーションをかけて来て、
強引に肉体関係を迫られるが、トムは妻が居るのでと、メレディスの誘惑を振り切っ
て、逃げるように家に帰る。
トムはその夜の出来事は、誰にもだまって済まそうと思っとったが、翌日会社に行
くと、社長秘書から、昨夜、副社長のメレディスがトムからセクシャル・ハラスメン
トを受けたと訴えが有ったが事実か、と詰問され、引責の左遷話も持ち上がっとると
の話に、頭に来たトムは真相を話し、逆セクハラじゃと言うが、上層部には信用して
もらえん。
トムの卓上パソコンに、パソコン通信で送られてくる謎の”友人”からのメールに
よる助言を得て、女性のセクハラ訴訟を得意にしとる敏腕女性弁護士キャサリン(マ
フィア)に、逆セクハラとして控訴依頼をするが、事実を究明して行くと、逆セクハ
ラ問題以外に思いもよらんメレディスの謀略が・・・
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《独断感想・エトセト欄》
逆セクハラの話題ばかりが先行しとり、わしもてっきりこの映画は、逆セクハラを
テーマにした裁判映画じゃとばっかし思おとったが、大間違い。
これはハイテク機器を小道具に使用したミステリー・ドラマで、会社の機構や人事
の裏側のダークな部分をサスペンス仕立てに描いた映画で、非常に面白い。
バリー・レビンソン監督は、ハイテク機器製造の裏側に有るドロドロした部分を縦
糸に、逆セクハラを横糸に、最後まで次の展開を予想させん複雑な構成で、目を画面
に釘付けにしたまま、一気に観せてくれる。
デミ・ムーアが体当たり演技で悪女を演じとり、見事に嫌な女になっとる。
ムーアが今まで演じて来た、男性に一途の純情女性や、芯は強いがすぐホロリとす
る女性の役に比べ生き生きしとり、この映画で新境地を開拓したようじゃね〜?
マイケル・ダグラスが逆セクハラされるとゆ〜設定は、ちょっと考えるとキャラク
ター的に、どうやっても無理が有るように思えるが、これが意外に良い。
つまり、誰から見てもセクハラしそうな男と、セクハラされそうなセクシーな女性
が居るが、真実は逆セクハラじゃった、とゆ〜事実を立証するのが、いかに困難かと
ゆ〜内容には、この二人はピッタシじゃ。
そ〜ゆ〜点でも、このキャスティングは面白い。
ところで、この映画は、人によっては、ストーリーが判りにくいかもしれん。
それは、ストーリーに重要な小道具として、インターネットが出てくるけ〜じゃ。
インターネットをやっとる人(つまりこの文章を読んどる人)は、判りやすいし、
どんどん出てくるインターネット用語も意味が判るが、インターネットを知らん人に
はちょっと難解な部分が有るかもしれんね〜?
インターネットを全然知らん多くの人達には、メールの送り主を探すとかが、基本
的なところ(例えばメールが何かとか)が漠然としか判らんので、結局、最後の締め
括りが判り難くなってしも〜たかも?
ま〜それはともかく、サスペンス映画としても面白く観れる大人の映画じゃね〜。
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