ディープ・インパクト
DEEP IMPACT
    
1998年  米  パラマウント/ドリーム・ワークス

 (128分) 内予告他7分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  シネスコサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1998年12月18日

  監督:ミミ・レダー                            
  出演:ロバート・デュバルティア・レオーニイライジャ・ウッドモーガン・
    フリーマン/マキシミリアン・シェル/リリー・ソビエスキー/メアリー・
    マコーマック/ジョン・ファブロー/ロン・エルダード/ブレア・アンダー
    ウッド/他                             
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【物語】
 高校生のリオ(ウッド)は、所属する天文部の野外観測中に新彗星を発見し、天文
台に連絡する。                               
 連絡を受けた天文学者が彗星の軌道を計算すると、彗星が地球に衝突する事を発見
し、政府高官に資料を車で持って行く途中、交通事故で死んでしまう。      
 その後かなり経ったころ、TVニュース・リポーター志望のジェニー(レオーニ)
は、大統領側近の不倫疑惑を追跡中、「エリー」とゆ〜女性名を耳にする。    
 しかしそれは不倫相手の名前じゃ〜なく、彗星衝突に備えるための、極秘のコード
名じゃった。                                
 大統領(フリーマン)は、「エリー」をマスコミがかぎつけたことを知り、スッパ
抜かれてパニックになるよりは、と緊急記者会見を開き、1年後に彗星が衝突する事
を全世界に公表する。                            
 予想される被害は地球規模の大きさで、恐竜が絶滅したのと同じ状況になりそうじ
ゃった。                                  
 人類を存続させるため、米中央部の山中の地下に巨大シェルターを作り、抽選で選
ばれた100万人を避難させ、色んな植物や生物、動物も保存する「ノアの箱舟」的
な対策と並行して、彗星に核爆弾を設置して、彗星を爆破または軌道を変えさせる為
のロケット発射計画を併せて発表する。                    
 宇宙ロケットは8カ月後に完成し、タナー艦長(デュバル)に率いられた6人のク
ルーの乗った「メサイア号」は彗星に到着する。                
 核爆弾を彗星内部に設置し爆破するが、彗星は大小2つに分裂しただけで、地球へ
の軌道に変化は無く、このままじゃ〜地球の破滅はまぬがれんかった。      
 リオの家族は抽選で当り、シェルターに入れることになったが、リオの恋人サラ(
ソビエスキー)の一家は抽選に外れる。                    
 家族になればシェルターに入れるんで、高校生ながらリオとサラは結婚し、リオの
家族として一緒にシェルターに入ろうとする。                 
 じゃがサラは、サラの両親を置いて自分だけ助かりたくないと、シェルター入りを
拒否する。                                 
 リオは家族と一緒にシェルター入口まで来るが、サラを救おうと思い直し、避難民
で大混雑するハイウェイをバイクでサラを探しに戻る・・・           
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《独断感想・エトセト欄》
 SF天体パニック映画で面白い。                      
 ミミ・レダー監督は、処女作「ピース・メーカー」で女性監督とは思えん、テンポ
の良さと、リズム有る構成力で、いきなり非凡な才能を発揮したが、この映画でも、
最初っからグイグイ引っ張り、最後まで一気に観せてくれる。          
 全編ヒューマニズムが貫いとるのに、ベタベタしたところが無く、それでいて、グ
ッと来るツボをちゃんとつかんどるのが憎い。                 
 大統領側近のスキャンダルと彗星衝突のコード名が、マスコミも政府側も両方がお
互いに誤解しながら、彗星衝突とゆ〜大ニュース発表へと進む展開も楽しい。   
 また、ヒューマンドラマとしても良く出来とる。               
 彗星が衝突するのを知った、多くの人間のパニックを描いた映画かと思って見はじ
めたら、全然違おた。                            
 映画の中で相当な時間を割いて、彗星へ核爆弾を設置する宇宙ロケットのクルーの
話しを描いとるが、後半の伏線として、うまい構成じゃ。            
 全体的にキャスティングも良い。                      
 ロバート・デュバルは、さすがの存在感で、命をかけて彗星に向う宇宙船の艦長を
巧演しとる。                                
 デュバルの老練さにより、クルーを演じる若い役者たちが、しっかり引きたてられ
とる。                                   
 主演のティア・レオーニは、ハスキーなカスレ声で、顔もベッピンとは言いがたい
が、中々味わいの有るキャラクターで、功名心に燃えてスクープをねらいながらも、
実はそれが人類の危機的ニュースじゃと知ると、どうしてよいかわからず放心状態に
なったりする、ナイーブな面を持ちながらも、仕事を最後まで投げん、根性有る女性
とゆ〜難しい役どころを熱演しとる。                     
 父の再婚相手との会食での、空しいカラ笑いシーンが特に良かった。      
 高校生役のイライジャ・ウッドも、ついにラブシーンを演じれる歳になったね〜?
 しかし、まだアダルトな雰囲気を感じさせるようなところまでは行っとらん。  
 ウッドは、今後も伸びる男優じゃと思うが、今までは綺麗な役ばかりじゃったんで
、これからは少し汚れ役なんかもやって、もう一皮剥けて欲しいもんじゃ。    
 バイクの乗り方も様になっとるが、若いんで、動きの有るアクション演技をジャン
ジャンしてもらいたいね〜。                         
 それにしても、もうちょっと彼の出番が多かったら、もっとよかったのに。   
 モーガン・フリーマンは、相変わらず渋く、人類の危機的状況下で、自国民をどう
やって救うかに悩む大統領を、気取らず淡々と演じとり、好感が持てる。     
 彗星が地球に激突するシーンや、大津波に教われるニューヨークなどのSFXも素
晴らしい。                                 
 宇宙ロケットのCGも綺麗で、彗星でのクルーの活動描写も結構、細かい神経を使
って、奥行きのある映像を作り出しとる。                   
 ただ音響的には、せっかくのドルビーサラウンドの包囲感が少なく、正面からの音
場ばかりのようで、彗星の衝突シーンなんかは、もっと音響設計を考えて、迫力有る
音を聞かせて欲しかった。                          
 それはともかく、脚本がしっかり練られとり、非常に良く出来た映画で、考えさせ
られるテーマも含み、家族で楽しめる内容なんで、皆さんにお薦めしま〜す!!  
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