エグゼクティブ・デシジョン
EXECUTIVE DECISION
    
 1996年  米  ワーナー・ブラザース

 (147分) 内予告他14分

Hi−Fiステレオ ドルビーサラウンド コピーガード仕様

 ビデオリリース日:1997年4月4日

 監督:スチュアート・ベアード                       
 出演:カート・ラッセルスティーブン・セーガル/ハリィ・ベリー/デビッド・
    スーシェー/ジョン・グレイザモ/オリバー・ブラット/他       
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【物語】
 アテネ発ワシントン行のジャンボ旅客機が、テロ集団にハイジャックされる。  
 ハイジャック犯のリーダー・ハッサン(スーシェー)は、米国に対し乗客の命と交
換に、逮捕された仲間の釈放と5,000万ドル分の金塊を要求する。      
 米国陸軍情報部顧問のグラント・コリンズ博士(ラッセル)は、ハイジャック犯の
本当の目的は、金や仲間の保釈じゃ〜なく、旧ソ連から大量に盗み出され、テロ集団
の手に有る神経ガスによる、ワシントンへの毒ガス攻撃と分析する。       
 テロ対策特殊部隊のトラビス中佐(セーガル)は、新開発のリモーラ・シャトルを
用いて飛行中の旅客機に乗り込み、催眠ガスで全員を眠らせて旅客機を奪還する作戦
をたて、トラビス中佐といつも行動を共にする特殊部隊の数人と、爆弾処理の専門員
が集められる。                               
 リモーラ・シャトルは、トラブルを起こして飛行中の軍用機の救出用に開発された
ステルスタイプの輸送機で、民間機とのドッキングは初めてなんで、シャトルの開発
責任者・ケイヒル(ブラット)と、情報分析の為にグラントまでが、この作戦にかり
出される。                                 
 ドッキングは成功し、部隊は旅客機の貨物室に潜入するが、乱気流でドッキング装
置が破壊し、気圧低下でシャトルは操縦不能になり、空中分解する。       
 部隊が旅客機に潜入したかどうかの連絡が作戦本部に出来ず、もし潜入失敗なら、
米国領空内に入った時点で旅客機を撃墜する計画なんで、部隊はとにかく残りわずか
な時間で旅客機を奪還しようと考える。                    
 しかし作戦のかなめの催眠ガスは移送に失敗して無く、武力で制圧するにはハイジ
ャック犯の配置を調べる必要が有り、時間ばかりかかってしまう。        
 おまけに、貨物室に仕掛けられた毒ガスの発散装置と自爆装置は、かなり高度なシ
ステムで、爆破装置の解除をしようにも、爆弾処理の専門員は乗り移る際に大怪我を
して動けん状態じゃった。                          
 グラント達は、ハイジャック犯に見つからんように、スチュワーデスのジーン(ベ
リー)にこっそり接触し、協力を求める・・・                 
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《独断感想・エトセト欄》
 テロ・アクションで大変面白い。                      
 スチュアート・ベアード監督は、この映画が初監督とは思えんテンポの良さで全体
をまとめとり、最後まで息をつく暇も無く、グイグイ引っ張り続けてくれる。   
 もっとも、冒頭部分は多少モタモタしとるきらいは有るが、途中からはえ〜調子じ
ゃ。                                    
 アクション・シーンも迫力が有り、旅客機の中の限定された空間の中での進行を、
丁寧な演出と、判りやすい構成になっとる。                  
 伏線も上手に張ってあり、最後の最後まで気を抜けん作りも良い。       
 これで終わったと思ったところから、またまた盛り上げてくれたりして、いや〜、
ほんまに、よ〜やっとるで〜。                        
 主演のカート・ラッセルは、さすがにベテラン男優らしく、前作「スター・ゲイト
」での屈強なコマンド隊長のイメージとは正反対の、知性派のヤサ男をうまく演じと
る。                                    
 スティーブン・セーガルは、いつもこの人、スーパーマン的な不死身の役ばっかし
じゃったんで、この映画でもきっとそうじゃろうと先入観を持って観とったが・・・
をっとっと、あとは観てのお楽しみ。                     
 しかし、何とゆ〜ても、この映画で一番印象が強いのは、ハリィ・ベリーとデビッ
ド・スーシェーの潤んだような個性的な瞳じゃ。                
 二人とも目がキラキラしとり、実にインパクトの強いキャラクターじゃ。    
 この二人が主演の二人を完全に食っとる。                  
 スチュワーデス役のハリィ・ベリーの目は、ハッキリと大きく開かれ、う〜んベッ
ピンじゃの〜。                               
 演技もうまく、非常に良い素材なんで、これは今後要チェックじゃ。      
 テロ集団のリーダー役のデビッド・スーシェーは、頭のハゲたおっさん俳優じゃが
、独特の雰囲気を持っとり、あの目で見据えられたらビビるで〜。        
 何となく仲代達矢の目を彷彿させてくれる。                 
 他の助演陣のキャスティングも、照明も録音も良い。             
 ジャンボ旅客機とシャトルのドッキングしたシーンの空撮SFXも見事で、空の雲
が機体に反射し、まわりとの色もピッタリ合わせてあり、知らずに見たら本物の空撮
にしか見えん。                               
 こうゆ〜技術のすごさによって、飛行中のジャンボ旅客機に乗り移るとゆ〜無茶な
設定が、逆にリアリティを感じるもんね〜。                  
 何はともあれ、とにかく面白いんで、アクション映画のお好きな人は是非どうぞ。
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