ダンテズ・ピーク
DANTE'S PEAK
    
 1996年  米  ユニヴァーサル

 (118分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  コピーガード仕様

 ビデオリリース日:1997年10月24日

  監督:ロジャー・ドナルドソン                       
  出演:ピアース・ブロスナンリンダ・ハミルトン/エリザベス・ホフマン/チャ
    ールズ・ハラハン/ジェレミー・フォーリー/ジェレミー・レニー・スミス
    /他                                 
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【物語】
 合衆国地質調査所が、米国の地方にある休火山ダンテの峰(ピーク)の活動前兆を
探知し、地質学者のハリー(ブロスナン)は調査所から協力を求められる。    
 タンテ山の麓には、小さいながらも綺麗な町が在った。            
 その町の女性町長レイチェル(ハミルトン)は、喫茶店も経営するやり手ウーマン
で、小学生の息子グレアムと娘ローレンの3人暮らし。             
 蒸発したレイチェルの夫の母親ルースは、ダンテ山の中腹の山小屋風の家で一人暮
しをしとった。                               
 現地調査をしたハリーは、火山噴火が近いと感じる。             
 レイチェルが町民を集め、避難勧告をしようとした矢先、ダンテ山が大噴火を始め
る。                                    
 予想外に早い噴火で不意を衝かれた人々は、パニックになり逃げ惑う。     
 レイチェルが町民集会に出席のため不在じゃったんで、噴火を知ったレイチェルの
子供達が、危険な山の家に祖母のルースを助けに行ってしまう。         
 家に帰って子供が山の家に行ったのを知ったレイチェルは、ハリーと共に4WDで
山に向かうが、避難する人達の車で道路は渋滞するし、何とか山に入っても、帰り道
は地滑りや岩石崩落で道はふさがれてしまう。                 
 山の家でルースや子供達と合流したレイチェルとハリーは、あやういところで溶岩
流から逃れ、家の前の湖をボートで避難するが、湖水は強酸性化し、金属製のボート
の底が溶け、ボートは浸水をはじめる・・・                  
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《独断感想・エトセト欄》
 火山噴火パニック・アクション映画で大変面白い!              
 ロジャー・ドナルドソン監督は、パニック映画のツボをうまく押えた演出と構成で
ハラハラ・ドキドキさせながら面白く最後まで一気に観せてくれる。       
 火山弾→降灰→溶岩流→酸性化水→土石流→火砕流、と主人公達を次々に危機が、
これでもかっと襲ってくるのも、パニック映画らくしエンターテインメントに徹しと
る姿勢は天晴れぢゃ!                            
 ご都合主義的なところも多少有るが、これはまぁしょうがない。        
 しかし、映像は実に見事じゃ。                       
 CG合成の火山や、土石流など、本物と見まごう出来は、さすがにハリウッド映画
じゃの〜と、うならせてくれる。                       
 特に水がすごい。                             
 噴火により山の積雪が溶け、大洪水になり、土石流がダムを壊し、多量の倒木と一
緒に流れ来るさまは、一体どうやって撮影したんかと目を凝らすほどじゃ。    
 他にも溶岩流の描写など、自然な動きでCGと判らんうまい特撮を堪能できる。 
 また特撮もうまいが、降灰で灰色一色の町の映像なんか、新聞紙を小さく砕いたも
のを降らせたとかじゃが、本物の灰で埋った道路のように見え、この辺のアイデアも
大したもんじゃ。                              
 ピアース・ブロスナンは、ちょっと甘い顔立ちから、ギリギリの綱渡り的危険を体
力で乗り切るような、パニック映画につきもののヒーロー像とは違い、危機感を感じ
にくいきらいは有るものの、主演の地質学者を好演しとる。           
 共演のリンダ・ハミルトンは、「ターミネーター」以来、この手のパニクった状況
の演技はうまいもんじゃ。                          
 彼女の必死の形相は天下一品じゃもんね〜?                 
 「ターミネーター」シリーズでの演技ほどの迫力は無いが、やり手ウーマンをうま
く演じとる。                                
 もっとも、この映画の主役はやはり、火山噴火に伴う天変地異現象の映像で、人物
描写は今いちじゃ。                             
 嫁と姑、地質調査所の所長と主人公の確執など、もっと描き込めば映画に深みが出
たかもしれんが、時間の制約が有ったんかしらん?ちと残念なところじゃ。    
 それでも、全体的には良く出来とり、パニック映画の本道を突っ走る面白い一本に
仕上がっとるんで、皆さんにお勧めします。                  
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