ダイヤルM
A PERFECT MURDER
    
 1998年  米  ワーナー・ブラザース

 (121分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1999年7月15日

  監督:アンドリュー・デイビス                       
 出演:マイケル・ダグラスグウィネス・パルトロウビゴー・モーテンセン
    ビッド・スーシェ/他                        
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【物語】
 ニューヨークの投資家スティーブン(ダグラス)の妻エミリー(グウィネス)は、
貧乏画家デビッド(モーテンセン)と不倫関係で、エミリーは、デビッドにゾッコン
で、スティーブンとの離婚を本気で考えとった。                
 エミリーは米大使館に勤めとるが、実家は大富豪で、莫大な財産を持っとった。 
 スティーブンは、エミリーの不倫に気づき、デビッドに接触する。       
 デビッドは青年画家のフリをした結婚詐欺師で、前科が有った。        
 投資の失敗により破産間近なスティーブンは、離婚される前に妻を殺して、妻の財
産を相続して、危機を脱出しようと考え、スティーブンはデビッドに、50万ドルの
成功報酬を餌に、エミリーの殺害を持ちかける。                
 スティーブンはデビッドに手付金10万ドルを払い、綿密な殺人計画を教え、その
通りに実行するよう言う。                          
 殺人の行われる時間に、スティーブンは友人とカードゲームをしてアリバイ工作を
万全に行い、殺人が終わったころを見計らって家に帰ってみると、意外にもエミリー
は軽傷だけで命は無事で、覆面をかぶった侵入者の死体が台所に横たわっとった。 
 それはエミリーが正当防衛で殺したもんじゃった。              
 慌てて死体のポケットから共謀の証拠の、入口ドアの鍵を抜き取って、妻の鍵束に
戻してホッとしたスティーブンじゃったが、警察が来て、死体から覆面をとると、そ
れは見も知らん男性じゃった。                        
 自分の手を汚したくにゃ〜デビッドが、友達に殺人を又請負させとったんじゃ。 
 デビッドからスティーブンは、殺人教唆の証拠を持っとると脅迫を受け、残金40
万ドルを要求される。                            
 ニューヨーク市警の敏腕刑事(スーシェ)は、死体の周りの足跡などの状況から、
スティーブンに共犯の匂いを嗅ぎつける・・・                 
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《独断感想・エトセト欄》
 ミステリーで面白い。                           
 「ダイヤルMを廻せ!」(1954年/米/監督:アルフレッド・ヒッチコック/出演
:グレイス・ケリー/レイ・ミランド/他)のリメイクじゃが、大筋は似とるが、細
部は相当変更されとるんで、「〜廻せ!」を観とる人でも、面白く観れる。    
 アンドリュー・デイビス監督は、アクション映画が得意な監督さんじゃが、この映
画じゃ〜、アクションは極力抑えて、ミステリーの面白さを出すよう努力しとるよう
じゃが、あまりに順を追って丁寧に作りすぎとり、わかりやすいのは良いけど、推理
する楽しさが少なくなっとる。                        
 ラストのシメ方も、ちょっと腑に落ちない。                 
 もっとも、DVD版には別なまとめ方のラストも収めて有るとか・・・     
 主演のマイケル・ダグラスの悪役ぶりが良い。                
 本来、こわもて顔なんで、悪役が良く似合う。                
 殺人教唆の完全犯罪を狙ったのが、とんだ見込み違いで、共謀の証拠を隠そうとす
ればするほど、どんどん悪い方向になり、内心慌てまくっとりながら、表面上は落ち
着いて対処しとるような主人公を相変わらずのうまさで演じとる。        
 グウィネス・パルトロウは、1999年(1998年度)のアカデミー主演女優賞
を受賞した女優だけあり、地味なキャラクターのに、前面に出てくる輝きが見える。
 あまり色気を感じんのんじゃが、時々、ドキッとするような色香をふりまく瞬間が
有るんで、たまりましぇん。                         
 重要な鍵を握る役のビゴー・モーテンセンは、不思議な雰囲気を醸し出しとり、結
婚詐欺師的キャラクターじゃ〜ないのに、しっかり納得させてくれる。      
 それより何より、敏腕刑事役のデビッド・スーシェは、あの独特の目でチョイ役の
に存在感は満点じゃ。                            
 「〜廻せ!」は刑事が犯罪解明に活躍するんじゃが、この映画じゃ〜刑事はあまり
役立っとらんのは寂しい。                          
 まぁ、何にしても、十分合格点に達した面白い映画じゃね〜。         
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