監督:ウイルフレッド・ジャクソン/ハミルトン・ラスケ/クライド・ジェロニミ
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【物語】
金持ちの家の娘シンデレラは、幼くして母を亡くした。
シンデレラの父は後妻を貰ったが、その女性は二人の娘を連れて嫁いで来た。
それから間もなくしてシンデレラの父が死ぬと、継母は本性を現し、二人の娘と共
に、財産んを食い潰し、使用人はおらんよ〜になり、屋敷は荒れた。
シンデレラは、継母と二人の娘により、使用人代わりにこき使われ、毎日過酷な労
働を強いられとった。
お城の王様は、寄る年波に早く孫の顔が見たいと焦るが、王子が一向に女性に興味
を示さんので、宮殿に国中の年頃の女性を集め、舞踏会を開催する。
舞踏会の通達がシンデレラの家にも来るが、継母と娘達は美しいシンデレラが参加
出来んよ〜にいじわるをする。
毎日の生活の辛さを、いつか良いことが起こると信じる事で紛らわせていたシンデ
レラにとって、舞踏会へ参加出来んのは、良い事が起こるチャンスの芽を潰す事にな
るんで、非常に悲しく、庭で泣きじゃくる。
そこに、シンデレラを守護する妖精が現れ、魔法で、美しい服、ガラスの靴、馬車
を出してくれる。
しかし、夜中の12時の鐘が鳴り終わると、魔法は消えて元に戻ると教える。
一時の夢でも、舞踏会に参加出来るんで、シンデレラは大喜びしてお城に向かい、
舞踏会に参加する。
国中の若い娘が王子に謁見するが、どの女性にも一向に興味を示さんかった王子じ
ゃったが、遅れて来たシンデレラに一目惚れし、ダンスに誘う。
自分がダンスしとる相手が王子とは知らんシンデレラは、それでも楽しい一時を過
ごし、真夜中12時の鐘の音に慌てて宮殿から逃げるように帰る。
途中、片方のガラスの靴が脱げ、階段に置き忘れる。
王子が初めて好きになった娘がどこの誰か分からんので、ガラスの靴にピッタリは
まる足の娘を王子の妃にすると王は布告し、適合者を探す為、使者を国中に巡らせ、
年頃の娘にガラスの靴が合うかどうか試して回らせるが、継母は、シンデレラを屋根
裏部屋に閉じ込め、使者に会えなくする・・・
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《独断感想・エトセト欄》
ディズニー・アニメの中でも屈指の名作が、やっとビデオ・リリースされた。
当時、6年の歳月をかけて750人のスタッフで製作されたこのアニメの技術力の
ものすごさは、今のアニメにも全然負けとらん(どころか、完全に勝っとる)。
超有名な物語で、しかも40年以上前に公開されて以来、日本でも何度も上映され
とるんで、ご覧になられた方も多いはずで、内容はもうご存知でしょう?
印象的な忘れられんシーンが沢山有り、観ながら思い出してしまうよ〜。
特に、シンデレラが継母の部屋に入り、窓の桟の影が、シンデレラの身体の上を下
から上に移動するシーンや、有名なシャボン球のシーンは、何度観てもその色使いや
観察力はすげ〜と思うで〜、ほんまに。
継母のいじわるな目の演技も観せてくれるし、見どころが一杯じゃ。
それはそ〜と、最近のアニメが顔や身体に陰影をつけて、立体的な描き方をしとる
のに比べ、このアニメでは輪郭線の中は単色で塗られとり、キャラクターがスッキリ
と見え、逆に新鮮に感じる。
影でごまかせんので、線描技術の確かさが求められるんで、製作に時間がかかるは
ずじゃね〜?
ところで、ディズニー・アニメには、ミッキー・マウスに代表されるよ〜に、鼠や
リスのよ〜な小動物が善人で、猫が悪者とゆ〜設定のが多いね〜?
「わんわん物語」でも猫は悪者じゃったし、「ふしぎの国のアリス」でも不思議な
不気味な動物のよ〜な使われ方じゃった。
この映画でも、継母の膝の上で、いじわるそうな目をキラリと光らせる、嫌な奴と
ゆ〜感じに描かれとる。
鼠達は猫にいじめられる弱者なんじゃが、そんな弱い者が協力し合ってシンデレラ
を助けるとゆ〜設定なんで、どうみても猫は損な役回りじゃ。
犬はグーフィーでも分かるよ〜に、鼠に次いで好意的に描かれる事が多い。
このあたりは、何となく楽しいね〜?
40年以上前の作品とは思えん色の美しさは、テクニカラー方式による原盤のお陰
じゃろ〜し、傷ホコリひとつない画面の綺麗さは、保存のうまさと修復技術の成果じ
ゃね〜?
こ〜ゆ〜、映画フィルムの維持管理に関する技術にも、米国の映画産業の底力のす
ごさを感じる事が出来る。
ほんまに素晴らしい映画なんで、是非ご家族でご覧下しゃ〜ね。
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