チャーリー
CHAPLIN
    
 1992年  米  カロルコ

 (147分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1993年12月10日

 監督:リチャード・アッテンボロー                     
 出演:ロバート・ダウニーJr.ジェラルディン・チャップリンモイラ・ケリ
    ダン・エイクロイドケビン・クラインダイアン・レインアンソニ
    ー・ホプキンスマリサ・トメイジェイムズ・ウッズペネロープ・アン
    ・ミラー/デボラ・マリア・モアー/ポール・レイ/ミラ・ジョボビッチ/
    ケビン・ダン/ナンシー・トラビス/デボラ・マリア・モア/他     
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【物語】
 チャールズ・チャップリンは英国で生まれ、離婚した母と兄の三人暮らしで、子供
の頃は極貧生活じゃった。                          
 あまりの生活苦から、母親ハンナ(ジェラルディン)は精神に異常を来たし、チャ
ーリー(ダウニーJr.)は仕方なしに、母親を精神病院に入れる。       
 ロンドンの芝居小屋の喜劇役者になり、チャーリーの酔っぱらい芸は人気となる。
 一座の米国巡業に18才で既に人気俳優のチャーリーも同行する事になり、巡業中
の米国の田舎町で初めて観た映画の面白さの虜になる。             
 そんな折、コメディ映画の大プロデューサー、マック・セネット(エイクロイド)
から映画出演の誘いが来たんで、チャーリーは早速カリフォルニアに向かう。   
 マックのコメディ映画会社に入り、「成功争ひ」(1914)に映画初出演し、映画俳
優として新しい一歩を踏みだす。                       
 2作目の映画に出演する為、衣裳部屋に入ったチャーリーはそこで、山高帽とステ
ッキとヨレヨレの服とボロ靴とゆ〜、お馴染みの恰好を作り出す。        
 口髭もつけ、ガニ股歩きをし、このスタイルが受けて、チャーリーは一躍人気映画
俳優になる。                                
 マックに自分に監督をさせてくれと頼み、以後の自分の主演する映画は自分で監督
する事になる。                               
 英国から異父兄のシドニー(レイ)を呼び、自分のマネージャーにし、20代の若
さでハリウッドに撮影所を作り独立する。                   
 チャーリーは家庭を欲しがり、16才の新人女優のミルドレッド・ハリス(ジョボ
ビッチ)と周囲の反対を押し切り結婚するが、結婚の口実じゃった妊娠が嘘と判り、
ミルドレッドへの愛情が一気に冷め離婚するが、ミルドレッドの弁護士が、製作中の
映画「キッド」(1921)のフィルムを慰謝料として差し押えにかかった為、未編集の
ネガ・フィルムをもって車で各地を逃げ回り、ホテルで編集を続けながら映画を完成
させる。                                  
 人気スターとなり、生活が安定したチャーリーは、英国から母親を呼び寄せ、海辺
の家を購入し、そこで母親を養生させ終生暮らさせる。             
 2番目の妻は、やはり16才の女優リタ(モア)で、2人の息子をもうけるが、こ
れもやがて離婚。                              
 男優で親友のダグラス・フェアバンクス(クライン)らと共同で、ユナイト映画社
を設立し、映画会社経営にも乗り出す。                    
 3番目の妻は21才の女優のポーレット・ゴダード(レイン)じゃが、彼女との結
婚生活もそう長くは続かんかった。                      
 ちょうど台頭して来たナチズムに対抗して、「独裁者」(1940)を製作するが、チ
ャーリーは以前からFBIのエドガー・フーバー長官(ダン)に、共産主義者として
目をつけられとり、この映画でより一層彼にマークされるよ〜になる。      
 4番目の妻は、18才の女優ウーナ・オニール(ケリー)で、彼女とは8人の子供
をもうけ、終生を伴にする。                         
 「ライム・ライト」(1952)完成後、おりからの”赤狩り”にあい、チャーリーは
国外追放となる・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 1977年に88才でスイスで老衰の為亡くなった、喜劇王チャールズ・チャップ
リンの自伝の映画化じゃ。                          
 映画は、自伝を作る過程で、過去の出来事のメモを、編集者(ホプキンス)と一緒
に検討するとゆ〜形式になっとる。                      
 監督のリチャード・アッテンボローは、20世紀初頭の英国や米国をすばらしい映
像で時代の雰囲気をしっかり出しとり、自伝とゆ〜、ともすれば安直にそのままダラ
ダラと映像にしてしまい、シラケる内容のものを、各エピソードを簡潔にまとめて、
2時間半近くの長さを、飽きささずに最後まで一気に観せてくれる。       
 主演のロバート・ダウニーJr.は10代から80代までのチャップリンを、役作
りに2年かけたとゆ〜うまい演技で、ソックリな動き、表情を見せてくれる。   
 チャップリンと終生を伴にする4番目の妻のウーナ役のモイラ・ケリーは、チャッ
プリンの初恋の人で、若くして亡くなったヘティとゆ〜女性の二役をしとり、少女か
ら中年までを体当たりで演じとり、なかなかの演技力で、おまけに魅力的なキャラク
ターでえ〜で〜。                              
 また、チャップリンの実娘のジェラルディン・チャップリンが、チャップリンの母
親役とゆ〜のも興味深い。                          
 他にもハリウッドの錚々たる俳優が多数出演しとり、映画に華をそえとる。   
 別に自伝を読んどらんでも(わしは読んどらん)、チャップリン映画を沢山見とる
人ほど、撮影シーンや、編集用のカットで、あ〜あの映画の事か〜、と面白く見れ、
担え銃(1918)/キッド(1921)/黄金狂時代(1925)/街の灯(1931)/モダン・
タイムス(1938)/独裁者(1940)などのシーンは、チャップリン映画のファンのわ
しとしては、ワクワクしたで〜。                       
 しかし、ハリウッド創生期の裏話的内容が多いんで、チャップリン映画をあまり観
とらん人には、面白さが今いちかもしれんね〜?                
 この映画自体はコメディ映画ではないんで、笑う映画を期待しちゃ〜いけんで〜。
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