VHSビデオのコピーガード信号

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 VHSソフトには、1998年秋現在、次の種類のコピーガード信号が使用されと
る。                                    

1.マクロビジョン方式                           
2.新マクロビジョン方式                          
3.松竹方式                                
4.新松竹方式                               
5.シナノ企画方式                             
6.新シナノ企画方式                            

 コピーガード信号のうち、マクロビジョンのスクランブルは映像信号第10ライン
から第21ラインの間に挿入されとり、このラインは垂直同期終了後から映像信号の
含まれる第22ラインまでの帰線消去部で、画面に表示されん部分じゃ。     
 垂直同期ツマミが有るモニター(TV)はそのツマミをまわすと、画面が上下に流
れ、中間に黒い帯が見える。                         
 スクランブル信号が入ると、その黒い帯に白色の表示が櫛の様に現れ、これが暗く
なっとる時はダビング画面は正常で、この白色部分が点滅するか、白色で固定された
時にダビング画面に異常が現れる。                      
 他の方式も基本的には同じじゃ。                      

 「マクロビジョン系」のスクランブル信号は、高さも幅も固定されたもので、主に
”ディズニー”、”タッチストーン”、”コロムビア”、”オライオン”、”トライ
スター”、”ユニヴァーサル”、”ハリウッド”等の洋画系ソフトに多い。    
 「松竹系」はスクランブル信号のパルス(波形)が動いたり、高さが変化したり、
本数がランダムになるよう設定されとる。                   
 この方式は松竹からリリースされるビデオにかけてあるが、劇場公開時は松竹配給
でも、ビデオリリースは他メーカーからされる映画が有り、その場合、コピーガード
が入ってない松竹映画が有る事になる。                    
 「シナノ企画方式」は主に企業向けソフト等に使用されるので、レンタル店に有る
一般のソフトにはあまり無い。                        
 しかし、中には1992年10月21日にビデオ再リリースされた日本映画「八甲
田山−完全版−」はシナノ企画が出しとるんで、当然、この方式によるコピーガード
がされとった。                               

 更に1994年末ごろからAV(アダルト・ビデオ)に、新方式のコピーガード信
号が入るようになった。                           
 それまでのAVは、「新マクロビジョン方式」が主な方式じゃったが、最近のは「
新シナノ企画方式」と言う強力なコピーガードが入っとる。           
 上記方式の上から5番目までのスクランブル信号は、数10秒間隔で入っているの
で、画面が乱れる時と乱れない時が有る。                   
 しかし、「新シナノ企画方式」のスクランブル信号は全編通して入っとり、最初っ
から最後まで画面が乱れる。                         
 今までの方式同様、明暗コントロールに関係しとり、画面全体が暗く歪む。   
 更に、今までのスクランブル信号に影響されんかった旧型のVHSビデオ・デッキ
でも影響が出る。                              
 この方式は、はっきりゆ〜て実売価格12,800円)以下の安いコピーガードキ
ャンセラーでは除去できん。                         
 わしの知る限り、現在の全方式に対応した物では最低価格がこの価格以上の物しか
ないんで、全方式対応機種のひとつの目安として書きました。          
 じゃけ〜、ホームセンターなどで売っとるような数千円の安価な商品は、数方式に
対応しとるのみで、どれかの方式でひっかかる可能性が有る。          

 最近は、クローズドキャプション(字幕)信号がこのコピーガード信号帯に有るた
め、これまでのコピーガード除去器ではクローズドキャプション信号までマスクして
しまう。                                  
 CS(パーフェクTVなど)の映画にこの信号入が多い。           
 そこで最近の除去器には、このクローズキャプション信号を消さずに、コピーガー
ド信号だけを除去するものも有る。                      
 キャンセラーに”パーフェクTV対応”とか”通信カラオケ対応”とか書かれてい
る場合は、大抵がこのクローズドキャプション信号を消さずにガード信号のみを消す
事を言う。                                 
 もっとも、クローズドキャプション信号は、クローズドキャプション専用のアダプ
ターか装置を通さんと表示できんのは当然じゃがね〜?             
 なお、アナログのクローズドキャプション信号は8ミリでもVHS同様に記録でき
る。                                    

 正しいキャンセラーを使用すると、完全にコピーガード信号が除去できます。  
 じゃが、コピーガード信号はつねに改良されとる。              
 今はAVのみにしかこの「新シナノ企画方式」方式は使われとらんでも、そのうち
きっと一般映画にも入ることじゃろ〜?                    
 キャンセラーとのいたちごっこ状態なんで、新型のキャンセラーを購入して現在の
ガード信号が全部除去出来ても、将来新しい信号が出来ると、それに対応できんけ〜
ど、今有る信号は全部除去出来んとしょうがないもんね〜?           
 もし、コーピーガード除去器を購入される時は、必ず最新機種を、お店で相談して
下しゃ〜。                                 
 相談が出来んような店で買おては、いけんよ。                

 もっともこの「新シナノ企画方式」も、VHSデッキ内のコピーガード回路を利用
する為、こんな回路を持たん、βデッキや8ミリデッキでは、バッチリ、ダビング可
能じゃ。                                  
 コピーガード信号は、VHSデッキの中に組み込まれとるコピーガード信号に反応
する専用回路によって作動する。                       
 βデッキや8ミリデッキはVHS方式のこの回路が無いので、ガード信号には反応
せんので、どの方式のコピーガード信号が入ったビデオでも、8ミリへはキャンセラ
ー無しで綺麗にダビングできる。                       
 ただし、8ミリへダビングしたものはコピーガード信号を含んどるので、再度8ミ
リ→VHSにキャンセラーを通さずにダビングするとコピーガード信号が生き、VH
Sのダビング映像が乱れる。                         
 つまり、最強のコピーガード・キャンセラーは8ミリ・デッキとゆ〜事じゃね〜?
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