キャスパー
CASPER
    
 1995年  米  ユニヴァーサル

 (106分)  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ワイド版有り

 ビデオリリース日:1996年1月26日

 監督:ブラッド・シルバーリング                      
 出演:ビル・プルマンクリスティーナ・リッチ/キャシー・モリアティ/エリッ
    ク・アイドル/他                          
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【物語】
 メイン州の小さな田舎町の外れに、古ぼけた大きな屋敷が有った。       
 そこは以前からお化け屋敷として知られ、実際にキャスパーと三人のおじさんのゴ
ーストがその屋敷に住みついとり、度胸試しに時々訪れる人間を恐怖に落とし入れて
は喜んどった。                               
 幽霊のキャスパーは、もし生きとれば12才位で、友達が欲しい年頃。     
 たまに屋敷に来る人間と友達になりたいと思って近づくんじゃが、人間の方は只々
驚いて逃げだすだけで、友達なんかになれるはずもなく、淋しい思いをしとった。 
 この屋敷の持ち主が死亡し、娘のキャリガン(モリアティ)が屋敷を相続する。 
 キャリガンはボロ屋敷に価値は無いと思ったが、遺書を火であぶり出したところ、
屋敷のどこかに海賊の財宝が隠して有ると判り、彼氏のディッブス(アイドル)と二
人で宝探しをしようと屋敷にやって来て、キャスパーに出会い、たまげて逃げだす。
 しかし、財宝が欲しいキャリガンは、屋敷を解体しようとしたり、霊能力者に依頼
して除霊しようとするが、全員ゴースト達に追い払われ、困ったキャリガンは、テレ
ビニュースで、迷える霊の精神カウンセラーをして、あの世に導くハーベイ博士(プ
ルマン)を知り、屋敷の除霊をして欲しいと依頼する。             
 ハーベイは愛妻を亡くし、12才の娘キャット(リッチ)と二人暮らし。    
 キャットは父が除霊の仕事の為全国を転勤するんで、学校を転校しまくり、友達が
居らず淋しかった。                             
 屋敷に来たハーベイとキャットの父娘は、キャスパー達ゴーストの出迎えに驚くが
ハーベイは除霊が仕事なんで、怖いけれども逃げ出さず、屋敷に住み続ける。   
 キャスパーは子供の幽霊なんで悪い事をせんけど、3人のおじさん達の幽霊は、悪
戯ばかりして二人を悩ませる。                        
 キャットと友達になりたいキャスパーは、キャットにまとわりつき、キャットも徐
々にゴーストに慣れて、キャスパーと話をするようになるが、もう随分昔に死んだキ
ャスパーは、自分の過去をすっかり忘れてしも〜とった。            
 キャットは地元の学校に転入し、前から子供達の興味の対象じゃったキャットの住
むお化け屋敷で、クラスのハロウィン・パーティを開催するハメになる。     
 キャットはパーティに着る服が無いんで、何か手頃な服は無いかと屋根裏部屋を探
しとると、キャスパーの子供時代の持物やオモチャを発見する。         
 キャスパーの生前の部屋に、キャットがそれらを並べてやると、キャスパーは喜ん
で遊び、過去の記憶を蘇らせる。                       
 昔の事を思い出したキャスパーに連れられ、秘密の地下室に行ったキャットは、そ
こでキャスパーの父の発明した魂の蘇生装置を見つける。            
 おまけにその地下室には、壁に埋め込まれた金庫が有り、キャットの後をつけて地
下室の存在を知ったキャリガンは、金庫の中に財宝が有ると睨む・・・      
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《独断感想・エトセト欄》
 ファンタジー・ハートフル・コメディで抜群に面白い!!           
 ブラッド・シルバーリング監督は、これが初監督作品とは思えん、まとまりの良さ
と判り易さで、最初っから面白くグイグイ引きつけて、最後まで飽きささずに一気に
観せてくれる。                               
 じゃが、あまりのストレートな展開の為、途中で先読み出来てしまうのがチョット
辛いが、脚本も十分こなれとり、セットも良く、非常に良い映画に仕上がっとる。 
 主演のビル・プルマンは、心優しい心理学者とゆ〜役がピッタシで、幽霊とコンタ
クトを取り続ける本当の目的は、亡き妻といつかコンタクトしたいからとゆ〜、今で
も亡き妻を慕い続ける男の雰囲気が良く出とる。                
 もう一人の主演、クリスティーナ・リッチは、「アダムス・ファミリー」シリーズ
の不気味な少女役でお馴染みじゃが、あの映画の不気味なメークを見慣れとったんで
こんなかわいいキャラクターが演じられるとは予想外で、これがまた実に良い。  
 「アダムス〜」の無表情な演技も良いが、この映画の表情豊かな演技もうまいもん
で、これからまだまだ、伸びそうじゃね〜?                  
 クリント・イーストウッドやメル・ギブソン等の、スペシャル・ゲスト出演が有る
が、ほんのチラリとしか出演せんけ〜、画面をよ〜く見とらんと判らんで〜。   
 この映画は、実写とアニメの合成映画の「ロジャー・ラビット」(1988年/米
/監督:ロバート・ゼメキス/出演:ボブ・ホスキンス/他)の様に、実写とCGア
ニメが合成された映画なんで、出演俳優は皆(主役の二人は特に)大変じゃったろ〜
ね〜?                                   
 CGアニメへの予算のかけかたも半端じゃ〜なく、ハイクラスな仕上がりになっと
り、合成の為の演出もうまく、この辺は日本映画との差は広がるばかりで、もう追い
つく事は無理のようじゃね〜?                        
 こんだけの内容の映画となると製作費も相当かかったじゃろ〜が、それを映画未経
験の若い監督にまかせるとは、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグも思い切っ
た事をしたもんじゃが、結果は”吉”と出たようじゃね〜?           
 もっとも、そんだけの技量を見抜いての大抜擢なんじゃろ〜け〜、スピルバーグに
してみたら成功するのは当然か?                       
 それはともかく、夫婦や親子の愛を考えさせてくれ、まるで「E.T.」(198
2年/米/監督:スティーブン・スピルバーグ/出演:ヘンリー・トーマス/他)を
彷彿させる爽やかな感動を残してくれるんで、ご家族揃ってご覧下しゃ〜。    
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