ブロンクス物語/愛につつまれた街
A BRONX TALE
    
 1993年  米  ペンタ

 (130分)  内予告他9分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1995年2月10日

 監督:ロバート・デ・ニーロ                        
 出演:ロバート・デ・ニーロチャズ・パルミンテリ/リロ・ブランカート/フラ
    ンシス・キュプラ/ジョー・ペシ/他                 
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【物語】
 1960年代初めのアメリカ、ニューヨーク。                
 ブロンクスを仕切っとるソニー(パルミンテリ)は、この町に住む人間にとっては
、恐れと尊敬の対象じゃった。                        
 ソニーの経営するバーのすぐ近くのアパートに住む、バスの運転手をしとるロレン
ツォ(デ・ニーロ)の9才になる息子カロジェロは、ソニーが直接手を下した殺人を
目撃するが、警察に嘘の証言をしてソニーの窮地を助ける。           
 その時以来、ソニーはカロジェロを息子の様に可愛がり始める。        
 ソニーからカロジェロとゆ〜名は呼びにくいとゆ〜事で、”C”と呼ばれるよ〜に
なり、それがカロジェロの通り名になり、その日から、町の人がカロジェロに物をく
れたりするようになり、カロジェロは何故か判らんまま、良い気持ちになる。   
 しかし実直な父親ロレンツォは、カロジェロがやくざなソニーに傾倒するのを防ご
うとするが、ワルに憧れる少年の気持ちを押し止める事は出来ん。        
 ソニーのバーで小遣い稼ぎをしながら育ち、8年後、青年になったカロジェロは、
ソニーから相変わらず可愛がられとった。                   
 カロジェロは、いつも同年代の不良友達と集まっては、たわいのない悪さをして過
ごすようになり、自分の轍を踏ませたくないソニーから、チンピラのような真似をす
るな、と説教されるが、あまり効き目は無い。                 
 ある日、カロジェロは父の運転するバスに乗り合わせた黒人娘ジェーンと知り合い
、彼女に一目惚れする。                           
 ジェーンはカロジェロと同じ高校に転校して来たばかりで、学校でバッタリと再会
した二人は、デートの約束をする。                      
 しかし、ブロンクスに住むイタリア系白人と、隣のウェブスターに住む黒人達は、
何かといがみあっとり、カロジェロとジェーンの恋は何かと障害が・・・     
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《独断感想・エトセト欄》
 青春映画とマフィア映画がミックスしたような映画で、何故かホンワカとしたムー
ドが全編を流れとる。                            
 ロバート・デ・ニーロ監督は、この映画が初監督作品とは思えんほど、流麗なテン
ポでまとめとり、比較的淡々とした内容ながら、グイグイと引き込み、最後まで飽き
ささずに一気に観せてくれる。                        
 1960年代のオールディズ(ドゥワップ)も効果的で、ノスタルジックな雰囲気
をうまく醸し出しとる。                           
 また助演として、実直なバスの運転手をしとる父親役を、気取りなく、控えめな演
技で好演しとるのは、さすがじゃ。                      
 何か、デ・ニーロの子供時代を描いた映画じゃ〜ないん?と錯覚しそうになる。 
 主演のチャズ・パルミンテルは、この映画の脚本も書き、映画の原作となった、ひ
とり芝居「ブロンクス・テイル」で映画と同じボス役をやっとるほどの才能豊かな演
技達者なんで、うまさは折り紙付きじゃ。                   
 下町を取り仕切る男を、普段の何気ない姿(立っとるだけ)にも神経を使って、い
かにもこの手の男が取りそうな仕種を自然な演技でやっとり、地味ながら迫力有る風
貌と相まって、実にリアリティが有って良い。                 
 若手の男優達もそれぞれ、力をしっかり出しとり、監督の手腕も見事に発揮され、
味わい深い映画に仕上がっとるね〜。                     
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