監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:ロバート・デ・ニーロ/チャズ・パルミンテリ/リロ・ブランカート/フラ
ンシス・キュプラ/ジョー・ペシ/他
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【物語】
1960年代初めのアメリカ、ニューヨーク。
ブロンクスを仕切っとるソニー(パルミンテリ)は、この町に住む人間にとっては
、恐れと尊敬の対象じゃった。
ソニーの経営するバーのすぐ近くのアパートに住む、バスの運転手をしとるロレン
ツォ(デ・ニーロ)の9才になる息子カロジェロは、ソニーが直接手を下した殺人を
目撃するが、警察に嘘の証言をしてソニーの窮地を助ける。
その時以来、ソニーはカロジェロを息子の様に可愛がり始める。
ソニーからカロジェロとゆ〜名は呼びにくいとゆ〜事で、”C”と呼ばれるよ〜に
なり、それがカロジェロの通り名になり、その日から、町の人がカロジェロに物をく
れたりするようになり、カロジェロは何故か判らんまま、良い気持ちになる。
しかし実直な父親ロレンツォは、カロジェロがやくざなソニーに傾倒するのを防ご
うとするが、ワルに憧れる少年の気持ちを押し止める事は出来ん。
ソニーのバーで小遣い稼ぎをしながら育ち、8年後、青年になったカロジェロは、
ソニーから相変わらず可愛がられとった。
カロジェロは、いつも同年代の不良友達と集まっては、たわいのない悪さをして過
ごすようになり、自分の轍を踏ませたくないソニーから、チンピラのような真似をす
るな、と説教されるが、あまり効き目は無い。
ある日、カロジェロは父の運転するバスに乗り合わせた黒人娘ジェーンと知り合い
、彼女に一目惚れする。
ジェーンはカロジェロと同じ高校に転校して来たばかりで、学校でバッタリと再会
した二人は、デートの約束をする。
しかし、ブロンクスに住むイタリア系白人と、隣のウェブスターに住む黒人達は、
何かといがみあっとり、カロジェロとジェーンの恋は何かと障害が・・・
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《独断感想・エトセト欄》
青春映画とマフィア映画がミックスしたような映画で、何故かホンワカとしたムー
ドが全編を流れとる。
ロバート・デ・ニーロ監督は、この映画が初監督作品とは思えんほど、流麗なテン
ポでまとめとり、比較的淡々とした内容ながら、グイグイと引き込み、最後まで飽き
ささずに一気に観せてくれる。
1960年代のオールディズ(ドゥワップ)も効果的で、ノスタルジックな雰囲気
をうまく醸し出しとる。
また助演として、実直なバスの運転手をしとる父親役を、気取りなく、控えめな演
技で好演しとるのは、さすがじゃ。
何か、デ・ニーロの子供時代を描いた映画じゃ〜ないん?と錯覚しそうになる。
主演のチャズ・パルミンテルは、この映画の脚本も書き、映画の原作となった、ひ
とり芝居「ブロンクス・テイル」で映画と同じボス役をやっとるほどの才能豊かな演
技達者なんで、うまさは折り紙付きじゃ。
下町を取り仕切る男を、普段の何気ない姿(立っとるだけ)にも神経を使って、い
かにもこの手の男が取りそうな仕種を自然な演技でやっとり、地味ながら迫力有る風
貌と相まって、実にリアリティが有って良い。
若手の男優達もそれぞれ、力をしっかり出しとり、監督の手腕も見事に発揮され、
味わい深い映画に仕上がっとるね〜。
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