ディレクターズカット
ブレードランナー/最終版
BLADE RUNNER : THE DIRECTOR'S CUT
    
 1992年  米  ワーナー・ブラザース

 (117分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  シネスコサイズ

 ビデオリリース日:1993年1月22日

 監督:リドリー・スコット                         
 出演:ハリソン・フォードショーン・ヤングルトガー・ハウアー/ジョアンナ
    ・キャシディ/ダリル・ハンナエドワード・ジェームズ・オルモス/他 
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【物語】
 近未来のロス。                              
 そこは酸性雨が降り続く、ジメジメした人種の坩堝のよ〜な暗い街じゃった。  
 人間そっくりに作られたアンドロイド”レプリカント”(=レプリ)は、人間が働
けん過酷な条件の惑星に大量に送られ、そこで奴隷のように仕事をさせられとった。
 本来、レプリには感情が無いはずじゃが、感情が自然に芽生え、人間の仕打ちに怒
り、反乱を起こしたが軍隊に鎮圧されてしまう。                
 しかし、捕まったレプリのうちの4人が脱走し、地球にやって来る。      
 彼らは、自分達を造り出した”タイレル社”の社長に、4年しかない寿命を延ばし
てもらおうと考え、タイレル社の有るロスに来とった。             
 作業用に作られた丈夫で痛みを知らんレプリは凶暴で、人間と外見の区別がつかん
ので、レプリを専門に追いかける”ブレードランナー”と呼ばれる特別捜査官のデッ
カード(フォード)が徴用される。                      
 凄腕のデッカードはすぐさま、2人のレプリを見つけ出し、殺す。       
 捜査の過程で、レプリの製造元のタイレル社を訪れたデッカードは、社長秘書のレ
イチェル(ヤング)に会う。                         
 社長のおふざけでレイチェルに対して行ったレプリ判定テストで、デッカードは彼
女をレプリと判定する。                           
 レイチェルは自分を人間じゃと思っとったんでデッカードの判定に驚く。    
 レプリのリーダー的存在のロイ(ハウアー)は、何とかしてタイレル社長に会おう
とするが、簡単には会えん。                         
 レプリの一人プリス(ハンナ)は、街でタイレル社の技術者、J・F・セバスチャ
ンと知り合い、彼を脅して社長とコンタクトを取る事に成功し、タイレル社に入り込
み社長に会う事に成功する。                         
 ロイ達はレプリの寿命延長を社長に願うが、社長は今までも寿命を延ばす研究をし
て来たが全部失敗で、方法が無いと答え、それを聞いたロイは社長を殺してしまう。
 ちょうどその頃、レイチェルはデッカードのところに、自分が本当にレプリかどう
か確かめに行っとった。                           
 人間の娘の子供時代の記憶を植えつけられたレイチェルを、哀れに思うデッカード
の気持ちは、いつしかレイチェルを愛しく思うよ〜になり、ブレードランナーとして
レプリを抹殺するのが職務なんじゃが、何とかレイチェルだけは助けてやりたいと考
えるよ〜になる・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 この映画は今までに、1982年に最初に公開された「ブレードランナー」と、そ
の後1989年に「ブレードランナー/完全版」がビデオ・リリースされ、この「デ
ィレクターズカット/ブレードランナー/最終版」で3度目のマイナーチェンジ作品
となる。                                  
 この映画、リリースされる毎に3本とも観たが、それぞれ微妙に違うんじゃが、基
本的な内容は当然同じじゃ。                         
 それが、3回も編集が違う版が出たのは、前2作が監督の意向と違う編集になっと
ったとかで、今回のは監督自らが編集に当たり、デッカードのナレーションや最後の
ハッピーエンドのシーンをカットして、その後の二人の行く末は、観客の想像にまか
せるとゆ〜まとめ方になっとる。                       
 おまけに、デッカード自身がレプリともとれるシーンも挿入されとり、これが監督
が最初っから意図した作品じゃとゆ〜事じゃが、これは3作のそれぞれが、観た人に
好きずきが出来そうじゃね〜?                        
 近未来都市の遠景シーンなどのSFXも素晴らしく、街の猥雑な描写も、時折日本
語の混じる雑踏の音なども、いかにも多国籍都市とゆ〜趣が出とり、ブレードランナ
ーとレプリの壮絶なバトル・アクション・シーンも迫力満点で、何度観ても面白い映
画じゃ。                                  
 また出演俳優陣には、この映画を踏み台にして急激に伸びた人が多く、この映画以
前は端役のチョイ役ばっかしじゃった俳優が、今じゃ〜それぞれが人気俳優になっと
り、こんなところもファンにはたまらんで〜。                 
 まだ観た事の無い人は勿論、過去に違うバージョンを観た人も是非ご覧下しゃ〜。
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