ノートルダムの鐘
The Hunchback of Notre Dame
    
 1996年 米 ウォルト・ディズニー  コピーガード仕様

 日本語吹替版 Hi−Fiステレオ (99分)

 字幕スーパー版 Hi−Fiステレオ ドルビーサラウンド (100分)

 ビデオリリース日:1997年10月24日

  監督:ゲイリー・トゥルースデイル/カーク・ワイズ                          
  声 :トム・ハルス/デミ・ムーアケビン・クライン/トニー・ジェイ/ポール
    ・キャンディ/他                          
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【物語】
 15世紀のパリ。                             
 法に厳格な判事のフロローは、法を守らんジプシー達をパリから一掃しょ〜と、兵
を動員しジプシーを追い立てた。                       
 フロローは、自分が殺したジプシー女が大事に抱えとった包みを調べると、中身は
奇形の赤ちゃんじゃった。                          
 ノートルダム寺院の司祭から、赤ちゃんの母を殺した罪のつぐないに、その赤ちゃ
んを育てるのがフロローの務めと諭され、フロローは赤ちゃんの容姿の醜さから、ノ
ートルダム寺院の鐘楼に閉じ込めて養育する事にした。             
 その赤ちゃんはカジモドと名付けられ、20年が経過する。          
 カジモドは、その容姿とは反対に、心優しい青年に成長し、育て親のフロローの言
う事には絶対服従で、子供の頃からフロローに鐘楼の外に出る事を禁じられ、いつも
高い鐘楼から町を見下ろし、あの町を歩いてみたいと思い続けとった。      
 道化祭の日、カジモドはフロローの言いつけを破って、祭の人出に紛れて町を歩き
、ジプシーの美人ダンサー・エスメラルダと知り合う。             
 カジモドは人々に道化王コンテストに無理やり出され、道化王に祭り上げられる。
 しかし、その顔が生来の奇形によるものと判ったとたん、それまでメイクじゃと思
っとった町の人達は、気味悪がり、カジモドを迫害する。            
 やっと鐘楼に逃げ帰ったカジモドは、もう二度と町には出んと心に決めるが、自分
に優しくしてくれたエスメラルダの面影が忘れられんかった。          
 道化祭で踊ったエスメラルダに年甲斐もなく魅せられたフロローは、エスメラルダ
を自分のものにしと〜なったが、自身のよこしま気持ちを隠す為、ジプシー討伐を名
目にして、エスメラルダ逮捕を警備隊長のフィーバス大尉に厳命する。      
 フィーバス大尉は元来ジプシー達に寛容で、道化祭で見かけたエスメラルダに一目
惚れしとり、何とかエスメラルダを逃がそうと思っとった。           
 フロローに追われたエスメラルダは、治外法権のノートルダム寺院に逃げ込むが、
寺院を多数の兵で取り囲まれ、かえって逃げ道を失う。             
 鐘楼で恋しいエスメラルダに再会したカジモドは、寺院からエスメラルダを逃がし
てやろうとする・・・                            
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《独断感想・エトセト欄》
 文芸ロマンのミュージカル・アニメで素晴らしい!!             
 相変わらずの色彩の綺麗さ、動きの滑らかさ、キャラクター設定の見事さなど、ど
れをとっても、さすがディズニー・アニメじゃ。                
 大群衆の動き方もするどい。                        
 これはCGのようじゃが、個別に違う動きをし、衣装も性別も年齢も違えて有り、
ほんの数秒のシーンじゃが目を凝らして見入った。               
 また、音楽がどれもこれも素晴らしく、心に染み込む。            
 最初っから最後まで面白く観せてくれ、1時間半がアッとゆ〜間じゃ。     

 主人公のカジモドのキャラクター設定は、あまり醜悪でもいけず、そ〜かとゆ〜て
綺麗にしたんじゃ〜イメージが違うし、苦心したろ〜ね〜?           
 その甲斐あって、いやらしさが無く、嫌悪感を持たずに済む程度の、実にうまい線
でおさめてある。                              
 エスメラルダの造形は、まるで初期の東映長編アニメのようで好きじゃの〜。  
 (わし東映長編アニメの「白蛇伝」などの初期のキャラクターは大好きなんです)
 声をハスキーなデミ・ムーアがやっとり、これもピッタシ。          
 時々、エスメラルダの表情がデミ・ムーアに重なって見えるほどじゃ。     
 中でも悪役(?)フロローのキャラクターが実に素晴らしい。         
 フロローがエスメラルダに対して抱く、卑猥な心の揺れ動きなどは、実に素晴らし
い表現方法と音楽で、見事に描いて有る。                   
 無骨なフィーバス大尉のキャラクターは、日本の漫画雑誌でも似たキャラクターに
良くお目にかかるような感じで、親近感が持て、これも好きじゃね〜?      

 最近のディズニー長編アニメは、主人公のキャラクター設定が美男・美女でなくな
って来たようじゃが、以前は、おとぎ話がメインで、主人公は美男・美女で、子供た
ちに夢と憧れを与えとったディズニー・アニメが、何か、あえて美男・美女路線に反
発しとるようにも見える。                          
 小さな子供も見るアニメ映画なんで、夢の無いこの傾向が良いかどうかは、永い目
で見んといけんね〜?                            
 もっとも、この映画の内容は完全に大人向けじゃ(つまり幼児向きじゃ〜ない)。
 これはレンタルビデオ屋も、ちゃんとその辺を理解しとるようで、普通のアニメな
ら棚には日本語吹替版の方が多いのに、このアニメに関しては、同数か、逆に字幕ス
ーパー版の方を多く並べとる店が多いようじゃ。                
 なお、字幕スーパー版のみ、本編終了後、この映画のメインタイトル音楽「サムデ
イ」のミュージック・クリップ(約4分)が添付されとる。           
 日本語吹替版には、これが無く、代わりにディズニーアニメ・ビデオのCMになっ
とるんで、分数が字幕版と1分違うんじゃね〜。                
 このミュージック・クリップも楽しいんで、どうせレンタルするならこの点でも、
字幕スーパー版をレンタルした方がえ〜で〜。                 
 ま〜それはともかく、大変見事な感動作なんで、恋人同士で是非ご覧下しゃ〜。 
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