バットマン・フォーエヴァー
BATMAN FOREVER
    
 1995年  米  ワーナー・ブラザース

 (129分) 内予告他7分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1995年12月7日

 監督:ジョエル・シュマッチャー                      
 出演:バル・キルマートミー・リー・ジョーンズジム・キャリー/クリス・オ
    ドネル/ニコール・キッドマン/ドリュー・バリモア/他        
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【物語】
 幼い頃、目の前で両親を暴漢に殺された大富豪のブルース・ウェイン(キルマー)
は、成人するとその財力を使い、最新テクノロジーを駆使し、バットマンとしてゴッ
サムシティの悪を撲滅すべく活躍しとった。                  
 元検事のハーベイ・デント(ジョーンズ)は、暴漢によって顔半分を硫酸で焼かれ
脳を損傷し、性格が醜く歪み、今は悪事に生き甲斐を感じとり、トゥ・フェイスとし
てゴッサムシティを暴れまわっとった。                    
 ウェインの会社に勤めるハイテク技術者のエド・ニグマ(キャリー)は、脳波を操
作する装置を発明し、社長のウェインに喜んで貰えると思ってウェインに報告すると
ウェインから危険な研究を中止するように言われ、逆恨みするようになる。    
 会社をクビになったエドは偏執狂的性格が一層強まり、ついにはリドラーと名乗っ
て、不可解なクイズをウェインの家に送りつけるようになる。          
 リドラーはトゥ・フェイスと手を組み、脳波を利用したバーチャル・リアリティー
の3Dテレビを発売し、これが爆発的に売れ、大儲けをする。          
 リドラーは、3Dテレビ装置を頭にセットした人の脳波を受信する装置を作り、多
くの人間の秘密を知って行く。                        
 その中にはウェインの秘密も有り、リドラーとトゥ・フェイスは、バットマンの正
体がウェインじゃと気付く。                         
 ウェインは女性犯罪心理学者チェイス・メリディアン(キッドマン)に一目惚れす
るが、チェイスの方は、バットマンに心をひかれとった。            
 サーカスの空中ブランコ一家の次男坊ロビン(オドネル)は、市の主催で行われた
慈善チャリティーに参加した名士達を狙った、トゥ・フェイスの爆弾騒ぎに巻き込ま
れ、目の前で両親と兄を死なせてしまい、トゥ・フェイスに復讐しようと心に誓う。
 ウェインは、孤児になったロビンを屋敷に引き取り、一緒に暮らすようになる。 
 ある日、ロビンはウェイン邸の秘密の地下室に入り込み、そこでバット・カーを発
見し、ウェインがバットマンじゃと判る。                   
 そこでリドラーとトゥ・フェイス連合に立ち向かう為、ロビンは空中ブランコでな
らした身軽さを生かし、バットマンのパートナーとして一緒に行動する事になる・・
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《独断感想・エトセト欄》
 ヒーロー・アクション映画で、ま〜ま〜の出来ぢゃ。             
 ジョエル・シュマッチャー監督は「ザ・クライアント/依頼人」では、すばらしい
映画を見せてくれたが、なんかこの映画では、脚本通りにまとめただけといった感じ
で、さすがシュマッチャー監督と、うならせてくれるものが無い。        
 アクション・シーンやSFXに見るべきところは多いが、映画の中に自然に取り込
まれとらず、個々がバラバラに見え、全体的なまとまりを感じん。        
 じゃが、前2作の「バットマン」映画に見られる、身体障害者等の弱者をいたぶる
毒が少々薄められとり、これまでの平気で弱者をいたぶる「バットマン」にいつもは
あまり良い感情を持っとらんわしじゃが、この度の敵役は、元気の良い人間なんで、
やっと「バットマン」の正義の懲らしめを安心して見とられた。         
 主演のバル・キルマーは、前2作のバットマン役のマイケル・キートンに比べ、癖
の無い顔立ちで、押し出しが弱く、悪に対する怒りや、凄味が全然感じられんのはち
ょっと辛い。                                
 全体的には良い感じなんで、もう少し苦みと迫力が出たらえ〜ね〜?      
 トミー・リー・ジョーンズは、元々アクの強い顔立ちのせいで、そのままで十分悪
役がつとまるんじゃが、顔半分を特殊メイクする事により、より一層不気味さを増し
とるが、せっかくの演技力も、この大味な映画の中では、緻密な演技が必要無い為、
宝の持ち腐れ状態じゃ。                           
 その点、ジム・キャリーは良い!!                     
 このドンチャカ映画のノリそのもので、ピッタシはまっとる。         
 どっちかとゆ〜と、ジム・キャリーを悪玉のメインにした方がもっと盛り上がった
かも?                                   
 ニコール・キッドマンは、ちょっと精神的に問題のある男に魅力を感じるとゆ〜、
これまたちょっとおかしい精神構造を持つ女性ドクターを、魅惑的な顔立ちを生かし
て演じとる。                                
 これまでの清純派のイメージを変え、セクシーな雰囲気をホンワカと漂わせとり、
新境地を開拓したようじゃね〜?                       
 ロビン役のクリス・オドネルは、中々面白いキャラクターを持った若手で、「セン
ト・オブ・ウーマン」では、表面はおとなし〜が内に秘めた頑固さを持った青年を好
演しとった様に、この映画でも同じような役柄で適役じゃ。           
 良い役につけば、オドネルは伸びそうじゃね〜?               
 ところで、映画館で観た時は、この映画スタンダード・サイズじゃったんじゃが、
ビデオにはビスタサイズのワイド版が有る。                  
 わしは、本来、映画サイズに近いワイド版が好きなんじゃが、映画公開時がスタン
ダードサイズじゃったこの映画の場合は、どっちをレンタルするか迷うね〜?   
 ま〜、スタンダードサイズは映画館で観たんで、レンビデはワイド版にしたけど。
 それはともかく、2時間以上の長さの映画なんで、何度も観たくなるような内容が
欲しいところじゃが、正直ゆ〜て、一回観たらも〜結構とゆ〜感じ。       
 最初っから最後まで、あまりの騒々しさの連続に、映画館ではまいったが、ビデオ
となってテレビで観ると、音量を適当に調整出来るんで、音はそれほど気にならんの
がやれやれじゃ。                              
 もっとも、こんなノリの映画作りは、アメリカン・コミックのノリに近いんかと、
フト気付き、これも一種の決まったパターンなんじゃの〜と思い至ったのが、唯一、
この映画を見ての収穫じゃった。                       
 はっきしゆ〜て、「バットマン」のお好きな方以外には、お薦め出来ましぇん。 
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