バットマン・リターンズ
BATMAN RETURNS
    
 1992年  米  ワーナー・ブラザース

 (141分)  内予告他15分

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:1992年12月4日

 監督:ティム・バートン                          
 出演:マイケル・キートンダニー・デビートミシェル・ファイファークリス
    トファー・ウォーケン/マイケル・ガフ/パット・ヒンクル/ピーウィー・
    ハーマン/他                            
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【物語】
 大富豪ブルース・ウェイン(キートン)は幼い頃、目の前で両親を暴漢に殺された
為、育て親の執事以外に、人に心を許さん暗い人間になった。          
 豊富な財力にものを言わせ、高性能車バットモービルやハイテクを使用した武器を
身につけて、ゴッサム・シティの悪を滅ぼそうと考えるが、バットマンに変身しない
と出来ないとゆ〜二重人格性をも持っとった。                 
 ゴッサム・シティの大実業家マックス・シュレック(ウォーケン)は、火力発電所を
建設して更に財力を強固なものにしようと考えとったが、市長は発電所は不要じゃと
建設申請は受理されんかった。                        
 クリスマスが近いある日、ゴッサム・シティの広場に、巨大なクリスマス・ツリー
の点灯式が有り、市長やシュレックが列席した。                
 式典の最中、無法者の集団が現れ、街中をパニックに陥れる。         
 無法者集団のボス・ペンギン(デビート)は、混乱に乗じてシュレックを誘拐し、
極圏動物園の地下にあるアジトに連行する。                  
 拉致したシュレックに、彼の悪業を公にすると脅すが、そこは悪知恵じゃ〜ペンギ
ンより一枚も二枚もうわ手のやり手実業家の事、反対にペンギンをまるめこみ、自分
の野望に反対する市長をリコールして、ペンギンに市長になるよう説得する。   
 ペンギンは長男として町の富豪の家に生まれたが、その異様な容姿を親が嫌い、ま
だ彼が赤ん坊の頃、冬の川にベビーバスケットごと捨てられる。         
 バスケットは極圏動物園のペンギン舎に流れつき、そこのペンギン達によって育て
られ、ペンギンと同じ習性を持ち、ペンギンと話しが出来るよ〜になる。     
 成長し、サーカスの奇形見せ物に出演するよ〜になるが、その頃から、町に住む長
男を誘拐しては殺すとゆ〜、捨てられた事への鬱屈したコンプレックスによる復讐を
しとった。                                 
 そんなペンギンが皆の頂点に立つ市長になれば、今まで自分を馬鹿にして来た人間
を見返してやれると考え、ペンギンはシュレックと手を組む。          
 シュレックの女性秘書セリーナ(ファイファー)は、シュレックの悪巧みに気づい
た為、シュレックに高層ビルの最上階の窓から突き落とされ、路上に叩きつけられ、
瀕死の重体となる。                             
 そこに無数の猫が集まり、セリーナを看護し、彼女は奇跡的に息を吹き返す。  
 セリーナは、今まで控えめで、地味で、おとなしい女性じゃったが、生き返ってか
らは、まるっきり逆の、猫のように俊敏で、行動的で、ある時は野性の危険性も含ん
だ女になる。                                
 そして、夜のゴッサム・シティに出没し、男を痛めつけるキャット・ウーマンとし
て暴れまわり始める。                            
 そんな二重人格性を持つ彼女に、自分と同じ性格を読み取ったウェインは、心を引
かれる・・・                                
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《独断感想・エトセト欄》
 この映画、映画館で観た時は、暗い画面とBGMの連続で閉口した。      
 国際線の飛行機の中でもビデオ・プロジェクション上映されとったようで、それで
観た友人から聞くと、暗くてよ〜判らん内容で、つまらんかったとゆ〜意見じゃった
んで、きっとあの暗さはビデオ画像にすると、画質が荒れ、クォリティの悪い映像に
なったんじゃろ〜と想像しとった。                      
 ところがどっこい、ビデオになったこの映画、全く暗くにゃ〜!!       
 逆に、明る過ぎるくらい明るく、あの暗かったイメージなんかどこにも無く、これ
でえ〜んか?と心配になってくるほどじゃ。                  
 これなら、「暗い」と不平を言えん!!                   
 これは一体どうした事じゃろ〜?                      
 テレシネ(映画をビデオにする作業)の処理過程で、クォリティ劣化を防ぐ為に輝
度処理が行われたんじゃろ〜か?                       
 何にしても、この明るい画面で観ると、全然別な映画のように観えるんで不思議な
もんじゃ。                                 
 しかも、家でユッタリとした気分で、好みの音量で観ると、映画館で見た時の印象
の悪さが消え、この映画もまんざら悪く無いと思えてくる。           
 ビデオになると、画面サイズも小さくなり、映画の大きなスクリーンから受けた、
あの悪意に近い、殺伐とした雰囲気が薄められ、迫力が無くなり、普通のアクション
映画の趣になってしまう。                          
 主演のマイケル・キートンは、相変わらずの訳のわからんキャラクターで、この映
画の主人公の二面性を演じるにはもってこいじゃ。               
 ミシェル・ファイファーは、キャットウーマンの目を強調したマスクにより、その
瞳の美しさがより前面に出て来て、ほんまによ〜似合っとる。          
 クリストファー・ウォーケンのクセの有るキャラクターも、醜悪なキャラクターが
沢山出るこの映画じゃ〜、そんなクセの有るように見えんのも可笑しい。     
 ダニー・デビートは、ペンギンとゆ〜奇異なキャラクターを好演しとる。    
 冒頭、ペンギンの父親役のピーウィー・ハーマンが”さだまさし”に見えたりして
楽しい。                                  
 映画館でも、この映画の併映として、「古城のモンスター」とゆ〜バックスバニー
主演のアニメが、本編の前に上映されたが、このビデオもちゃんと同じ形式でこの8
分ほどの短編アニメが収録されとる。                     
 バックスバニーが劇中、流される川が、ペンギンが捨てられた川に繋がるとゆ〜事
じゃが、それはそう聞かされんと判らず、何の為にここでバックスバニーのアニメが
有るかとゆ〜事は、殆どの人がまず判らんじゃろ〜ね〜?            
 (わしも映画の試写会では、これが始まった時、本気で観とらんかった)    
 ところで、この映画、米国で封切り当初の観客動員数が予想以上に良かったんで、
調子に乗って興行予想は19億ドル(約2400億円)と、とんでも無い数字をブチ
上げたが、結果は1億6千万ドル(約200億円)で、予想の1割にも達っさんかっ
た。                                    
 初期動員がいかに多くても、マニアが殺到しただけで、結局長期動員が出来んかっ
たんで、一般向け映画とは言えんね〜?                    
 もっとも、200億円の興行収入なら立派な成績じゃとも言えそうじゃ、製作費が
80億円もかかっとるんじゃけ〜、そのくらいは行ってもらわんと映画会社もやって
行けんわね〜?                               
 しかしそれも米国でのお話。                        
 前作同様、日本では「バットマン」は米国での人気とは無関係に、笛吹けど踊らず
で、この第2作目も製作費の割に興行成績は悪かったよ〜で、本来洋画は封切り後6
カ月以上経過せんとビデオ化されんのに、この映画は半年も経たんうちに、バタバタ
とゆ〜感じでビデオ・リリースされたと事からも、お家の事情がうかがえるとゆ〜も
んじゃ。                                  
 ま〜、わしのよ〜にあまり映画に行かず、ビデオで済ます人間にとっては、早くビ
デオ・リリースされるのは歓迎せにゃ〜いけんのんじゃが・・・         
 それはともかく、何にしてもちょっと癖の有る映画なんで、万人向きじゃ〜ないん
じゃが、レンビデなら映画の入場料の1人分の1/3〜1/4ほどの金額で家族全員
で観れるんで、そんなにリスクを負わんでもえ〜んで、気楽にお薦め出来るんで、お
暇な方はどうぞ。                              
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