A.I.
A.I. : Artificial Intelligence
    
 2001年  米  ワーナー・ブラザース/ドリーム・ワークス

 (146分)

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド

 ビデオリリース日:2002年3月8日

  監督:スティーブン・スピルバーグ                     
 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメントジュード・ロウウイリアム・ハート/
    フランシス・オコナー/サム・ロバーズ/ジェイク・トーマス/マーティン
    ・スウィントン/他                         
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【物語】

 地球温暖化により海水面が上昇し、多くの都市が海中に没した未来。      
 地表面積が少なく、人口抑制の為、産児制限が厳格に行われとった。      
 子供を持つことを認められた夫婦でも、病気や事故で子供が亡くなると、二度と子
供を持つことを許可されん。                         
 ヘンリー(ロバーズ)とモニカ(オコナー)夫婦の子供ジェイク(スウィントン)
は病気で仮死状態になり、治療方法が判るまで冷凍保存されとり、絶望的な状況じゃ
った。                                   
 ヘンリーはモニカに子供型ロボットのデイビッド(オスメント)を与える。   
 デイビッドは”愛”をインプットされた実験的ロボットじゃった。       
 モニカを母と慕うデイビッド。                       
 子供の代わりにロボットは愛せんと、最初心の中に抵抗感が有ったモニカじゃが、
デイビッドと暮らしとるうちに、人間の子供とかわらん行動をするデイビッドに、序
々に情が移ってくる。                            



 そんな折、ジェイクが奇跡的に回復し、家に帰って来る。           
 両親の愛を独り占めしたいジェイクは、母から愛され始めたデイビッドに嫉妬し、
友達と一緒にいじめるが、逆にジェイクが危うく命を落としそうな事故を起こす。 
 デイビッドが居る事そのものが、ジェイクや家族に危険な状況を起こす可能性が有
ることを危惧したモニカは、デイビッドをロボット製造工場に返却に行くが、壊され
るのが可愛そうになり、途中の山中に捨てて逃げ去る。             
 何故自分がモニカに捨てられたのか理解できんデイビッドは、友達のテディ・ベア
・ロボットと山中をさ迷いながら、モニカから聞かされた童話「ピノキオ」の様に自
分も本物の人間の子供になり、母に愛されたいと考えるようになる。       
 その為には、願いをかなえてくれる”妖精”を探さんといけん事に気づく。   
 ロボット文明に危機感を持つ集団による、ロボット狩りに捕まったデイビッドは、
「フレッシュ・フェア」と呼ばれる、ロボットぶっ壊しショーに出されてしまう。 
 ジゴロ・ロボットのジョー(ロウ)も捕まっとり、デイビッドはジョーと一緒に「
フレッシュ・フェア」から逃げだし、”妖精”を探して、退廃的な享楽の街、ルージ
ュ・シティにやって来る。                          
 そこには、どんな質問にも答えてくれる”ドクター・ノウ”なる、世界中の知識を
検索できるスーパー・コンピューターが有った・・・              
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《独断感想・エトセト欄》
 SF未来ヒューマン(ロボット?)映画とも言えるもので、う〜ん、さすがはスピ
ルバーグ監督。                               
 最初っから最後までグイグイ引っ張って行き、146分という長さを中だるみも一
切無く、面白く飽きささんで〜。                       
 「ピノキオ」を下敷きにしたような部分が随所に見られるが(実際「ピノキオ」が
重要なポイントなんじゃが・・・)、人間の子供の小悪魔的イジワルな要素もうまく
入れ込み、単なるファンタジーに終わらんようにしてある。           
 グッとこみ上げるようなシーンも、ハラハラさせるシーンも、それぞれ見事に描写
されとり、とにかく映画の面白さが詰め込んで有る。              
 また、ジゴロ・ロボットが女を誘惑したり、売春婦ロボットなんかの表現を、家族
で観れるギリギリのところで抑えとるのもうまい。               
 これがもし、故スタンリー・キューブリックが自ら監督しとったら、年齢制限付の
映画になっとったことじゃろ〜ね〜?                     
 ちなみに、この映画化はスタンリー・キューブリック監督が、原作の映画化権を獲
得し、長年構想し、企画を温めとったもんじゃった。              
 SFX・CGも素晴らしい。                        
 特に、水没したニューヨークの町並みを飛行するシーンなどは、すげ〜!    
 しかし、この映画は好みが分かれるかもしれん。               
 わしはこの映画好きじゃが、後半に抵抗のある人がおるかも?         
 それでもこれは元々、未来を描いたSF映画じゃとゆ〜のを忘れちゃ〜いけん。 
 観終わったあと、穏やかな雰囲気につつまれ、暖かで静かな余韻が尾を引く、心に
残る良い映画じゃ。                             
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