四十七人の刺客
    
 1994年  日本  東宝

 (136分)  内予告7分   コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズ

 ビデオリリース日:1995年4月7日

 監督:市川崑                               
 出演:高倉健中井貴一石坂浩二/岩城滉一/西村晃/森繁久彌/浅丘ルリ子/
    宮沢りえ/宇崎竜堂/井川比佐志/板東英二/黒木瞳/古手川祐子/松村達
    雄/他                               
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【物語】
 元禄14年(1701年)春、赤穂藩・浅野内匠頭が高家・吉良上野介(西村)に
江戸城内松之廊下で刃傷事件を起こす。                    
 大老、柳沢(石坂)は上杉家の懐刀、色部又四郎(中井)を内々に呼び、色部の意
見に従い、内匠頭刃傷事件の原因究明を一切せず、内匠頭の即日切腹と、上野介のお
かまい無しを決定する。                           
 赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助(高倉)は、内匠頭の刃傷と切腹を知ると、すぐ上
野介への仇討ちする決意をする。                       
 内蔵助は、藩の手持ちの塩を全部素早く売り抜け、塩代の半分以上を、藩札の交換
や藩士に渡す金に使用し、残りを仇討ちの軍資金にする。            
 武器を揃え、吉良邸の見取り図を用意し、討ち入りの準備を着々と整えていく。 
 元禄15年12月14日、雪の夜、茶会で吉良上野介の在宅が確実な日を狙い、赤
穂浪士一党が、吉良屋敷に討ち入る。                     
 しかし、吉良屋敷内は庭の塀が迷路の様になっとり、あちこちに水濠が設けられ、
建物の中も二重扉でガードされ、廊下は仕掛けからくりの落とし格子で遮られ、警護
の侍も多く、容易に上野介の寝所に近寄れん・・・               
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《独断感想・エトセト欄》
 忠臣蔵の時代劇で、面白く最後まで飽きささずに観せてくれる。        
 市川崑監督のあの特徴有る、陰影の強い、暗い画面作りが、ビデオ化により映画館
で観るほどじゃ〜ないけど健在で、これが時代劇の雰囲気にピッタシで、実に趣の有
る絵柄になっとる。                             
 しかも、本格派時代劇らしいリアルな演出で、迫力ある映画になっとる。    
 上野介の屋敷が、要塞のよ〜に構築されとるとゆ〜のも、納得出来る。     
 屋敷の部屋の間取りを、色んな職人からちょっとずつ聞いて、それを紙に書いて集
めた物を、くっつけて調べたりするのも、現実味が感じられる。         
 赤穂浪士の仇討ちには、多くの町民の協力が有った事もよく判る。       
 男の心意気のよ〜なもんが、画面から滲み出て来るね〜。           
 刃傷事件の原因究明を怠り、一方的に内匠頭を切腹させた幕府の対応を逆手に取っ
て、内匠頭の刃傷の原因は、上野介が賄賂を要求した為、とゆ〜話を内蔵助がでっち
あげ、金をばらまいてその噂を流布させ、世論操作したとゆ〜のも面白い。    
 主演の高倉健の大石内蔵助は最初、”昼行灯の内蔵助”とゆ〜従来の内蔵助のイメ
ージと合わんので、ど〜かな〜?と思おとったが、これが良い。         
 この映画の内蔵助は、情報操作やインサイダー取引をバンバンやる、ワンマン的な
ところが有る男なんで、高倉の暗い雰囲気が役に良くマッチしとる。       
 また、敵役の色部役の中井貴一が良い。                   
 今までの、どこか甘さの残る役作りでなく、非情冷徹で計算高い男を巧演しとり、
この映画でひと皮むけたようじゃね〜?                    
 何にしても、テンポの早い洋画もえ〜が、テンポは多少トロイが、間を上手にとっ
た日本映画の時代劇もえ〜もんじゃね〜。                   
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