12モンキーズ
TWELVE MONKEYS
    
 1995年  米  ユニヴァーサル

 (137分) 内予告7分  コピーガード仕様

 Hi−Fiステレオ  ドルビーサラウンド  ビスタサイズのワイド版有り

 ビデオリリース日:1996年12月12日

 監督:テリー・ギリアム                          
 出演:ブルース・ウィリスブラッド・ピットマデリーン・ストウ/クリストフ
    ァー・プラマー/ジョン・セダ/他                  
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【物語】
 1996年12月に突然発生した謎のウィルスにより、人類のほとんどが死滅した
2035年の世界。                             
 残されたわずかの人間は、汚染された地上を逃れ、地下で暮らしとった。    
 ジェームズ(ウイリス)は無期懲役中の囚人で、記憶力の良さと強靱な精神力から
科学者に選ばれ、タイムマシンでウィルス発生前の世界に行き、発生の原因を調査す
る役目を、特赦をエサに強引に引き受けさせられる。              
 1996年の秋の世界に到着するはずが、1990年の春のボルチモアに着いたジ
ェームズは、全裸の恰好の上、彼の話す悲惨な未来の状況を誰も信ぜず、精神異常者
と間違われ、精神病院に強制収容される。                   
 患者の一人、ジェフリー(ピット)は高名な細菌学者(プラマー)の息子じゃが、
言動が異常で入院しとった。                         
 ジェームズの世話係に任命されたジェフリーとジェームズは、つねに一緒に行動す
るようになる。                               
 担当の精神科女医キャサリン(ストウ)は、ジェームズの話に興味を持つ。   
 ジェームズは病院から脱走を計って捕まり、独房に入れられるが、忽然と姿を消し
てしまう。                                 
 未来世界に呼び戻されたジェームズは、1996年の秋に再び送り出される。  
 ジェームズは、この世界で唯一自分の話に耳を傾けてくれたキャサリンを誘拐し、
一緒にウィルス発生の原因調査を始めるが、そこには動物実験に反対する過激な集団
”12モンキーズ”のリーダーになったジェフリーの影が・・・         
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《独断感想・エトセト欄》
 SFタイムパラドックス・サスペンスで面白い。               
 テリー・ギリアム監督は、独特の暗い色彩デザインのセットで、荒廃した近未来を
うまく表現しとり、派手なアクションは無く、タイムパラドックスの混み入った展開
のこの映画を、2時間10分を飽きささずグイグイ引っ張り、最後まで一気に観せて
くれる。                                  
 多少判りにくいところが有るものの、そんなものは、ほとんど気にせんでも良いく
らい面白い。                                
 レトロな近未来(?)のデザインや、近未来の科学者の使用する機器類の凝ったデ
ザインなんかは、「バロン」なんかの流れのようで、ギリアム監督らしいね〜?  
 繰り返されながらもちょっとずつ変形して行く映像など、手間のかかった演出もさ
すがじゃ。                                 
 しかし、く、暗い・・・内容も映像も・・・                 
 ブルース・ウイリスが、凶暴な精神異常者と間違われ、大量の鎮静剤の投与で、常
にラリっとる男を、口からダラダラと唾液を垂れ流したりして、巧演しとる。   
 迫力ある演技からは、いつものとぼけた雰囲気を一切漂わさず、鬼気迫るものを感
じさせてくれる。                              
 共演のブラッド・ピットも、常にわざと寄り目にして、精神に異常をきたしとる男
を怪演しとる。                               
 キレて、あっちの世界に行きっ放しの男らしい。               
 ウィリス演じる未来の男が”静”なら、ピット演じる脳天気な陽気さに隠された、
凶暴性を内に秘めた男は”動”で、実に存在感有る演技じゃ。          
 また、女医役のマデリーン・ストウが、え〜ね〜。              
 この女優さん、髪形や服装を変えると、理知的にも見えるし、セクシーにも見える
し、こ〜ゆ〜イメージを固定出来んキャラクターってのは良いで〜。       
 「ラスト・オブ・モヒカン」の古風なイメージと、この映画のような、現代的なイ
メージを使い分けられるんで、要注目じゃ。                  
 ミステリー・サスペンスの要素、タイムトラベルの要素などがうまく複合されて独
特の内容に仕上がっとり、キャスティングの良さなどと相まって見事な作品になっと
る。                                    
 あまり関係ないが、12月12日にビデオ・リリース開始と”12”にこだわった
営業も面白い。                               
 長めの時間じゃし、ちょっと複雑なストーリーなんで、お休みなどの落ちついて観
れる時にジックリご観賞下しゃ〜。                      
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